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ベトナムオフショア開発 | 注目すべきトップ5企業一覧【2025年版】
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2025.02.21
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2025.05.19

ベトナムオフショア開発 | 注目すべきトップ5企業一覧【2025年版】

近年、グローバル化やDX(デジタル変革)の進展により、多くの企業がベトナムオフショア開発を導入しています。理由は明確で、コスト削減と開発スピードの向上を同時に実現できるからです。特に日本では、IT人材不足が深刻であり、ベトナムの優秀な開発体制が注目されています。

ベトナムのIT業界は、政府の支援と教育投資により急成長しています。JavaやPython、AIなどの技術に対応できる若手エンジニアが、毎年5万人以上も育成されています。また、日本語対応可能なBrSEの存在も大きな強みです。そのため、コミュニケーションの壁を大幅に減らすことができます。
さらに、ベトナムと日本の時差はわずか2時間です。リアルタイムのやり取りがしやすくなります。また、働き方やビジネスマナーも似ており、リモートでも連携が容易です。

本記事では、成長著しいベトナムオフショア開発市場の概要と、パートナー選びのポイントを解説します。あわせて、信頼できる開発会社5社を紹介しますので、初めてオフショアを検討する方もぜひご参考ください。

目次

ベトナムオフショア開発 - 市場の概要

ベトナムのIT産業の成長

ベトナムのIT産業は、急速な成長を遂げています。近年、政府の支援策や外国からの直接投資により、ベトナムのITインフラストラクチャーは飛躍的に発展しました。
また、若い労働力と比較的低い人件費も成長を後押ししています。
この成長により、ベトナムはアジアの中でも主要なITアウトソーシングの拠点となっており、多くの企業がベトナムをオフショア開発の目的地として選択しています。
そのため、オフショア開発を委託先として人気を集めている国が「ベトナム」です。オフショア開発.comの運営会社である株式会社Resorzの『オフショア開発白書2024年版』にて発表されているオフショア開発委託先国別ランキングは、以下のような結果となっています。

ベトナムオフショア開発

出典:『オフショア開発白書2024年版

1位:ベトナム(42%)
2位:中国(26%)
3位:その他(8%)
4位:インド(7%)
5位:ミャンマー(4%)
6位:東南諸国(3%)
6位:フィリピン(3%)
◆ 依然としてベトナムに人気が集中!

日本企業がベトナムを選ぶ理由

日本企業がベトナムをオフショア開発の目的地として選ぶ理由は複数ありますが、主な原因は以下の3つです。

① ITエンジニアの月単価相場が安い
ベトナムのIT人材は高い技術力を持ちながら、比較的低い給与水準で雇用することができます。

② コミュニケーションが円滑
ベトナムと日本の間には比較的近い地理的距離があり、文化や時差の違いも少ないため、コミュニケーションの円滑さが期待できます。
インドや中国の一部と比較して、時差がほとんどないため、連絡やミーティングの時間を調整する手間が発生しません。
また、国が異なるとライフスタイルや働き方にも違いが生まれますが、ベトナムでは日本と同じく朝早くから仕事を始める習慣があるため、連絡やコミュニケーションを取る際の感覚もほぼ同じです。
オフショア開発において、綿密なコミュニケーションは成功のカギとなりますが、ベトナムはその点で他の国よりも手間が少ないため、日本との相性が非常に良い国といえます。

③ 国を挙げて優秀なIT人材を輩出している
さらに、ベトナム政府がIT産業の発展を積極的に支援しており、安定したビジネス環境が整っています。政府主導で学校にIT機器を導入して、STEAM教育(科学、技術、工学、芸術、数学)に力を注ぎ、年間5万人のIT技術者を輩出しています。このような国家戦略により、ベトナムはIT人材大国に成長しました。
IT人材大国となったベトナムは、基幹システムをはじめ、AIやブロックチェーンの最先端テック開発、PKG開発など多様な案件に対応できるようになり、さまざまな国からオフショア開発の委託先として選ばれるようになったのです。

オフショアベンダー選定の注意点

オフショア開発を検討する際には、以下の3つの重要な注意点を考慮する必要があります。

コミュニケーションと文化の違い

オフショア開発プロジェクトでは、異なる文化や言語の違いがコミュニケーションに影響を与える可能性があります。ベトナムと日本の文化やビジネスの慣習の違いを認識し、適切なコミュニケーション戦略を確立することが重要です。定期的な会議や報告書の提出など、円滑なコミュニケーションを促進する仕組みを整えることが成功の鍵となります。

品質と信頼性の確保

オフショアベンダーを選定する際には、品質と信頼性を確保することが不可欠です。適切な技術力や経験を持つベンダーを選び、品質管理プロセスを導入することが重要です。過去の実績や顧客のフィードバックを参考にし、信頼性の高いベンダーを選択することができます。品質監査やフィードバックの収集を通じて、品質と信頼性を維持するための取り組みを継続的に行うことが必要です。

法的・契約上の注意点

プロジェクトを進める際には、法的および契約上の注意点を十分に考慮する必要があります。適切な法的文書や契約を作成し、サービスレベル契約(SLA)や知的財産権の取り扱いについて明確な取り決めを行うことが重要です。
また、法律や契約の変更が必要となった場合に備えて、柔軟性を持った契約を結ぶことも重要です。
これらの対応策を講じることで、法的リスクを最小限に抑え、プロジェクトの成功を確保することができます。

注目すべきトップ5企業一覧のご紹介

「オフショア開発に適した信頼できるベンダーを探していますがおすすめの企業はありますか?」

ベトナムのオフショア開発会社を選定する際の注意点を解説しましたが、「多くの企業があるため、どこに依頼すればよいかわからない。。。」と悩んだら、ぜひ以下のおすすめ企業にご依頼ください。

ここではお客様のレビュー、SNSによる評価、有名サイトのテクニカルレビュー、そして業界知識などを総合的に考慮し、以下には5社の ベトナムオフショア開発 をご紹介いたします。

株式会社カオピーズ

まず、オフショア開発に適した信頼できるベンダーを探している方々に対して、実績・品質・日本語対応に優れたカオピーズ(Kaopiz)がおすすめです。日本企業との取引経験が豊富で、BrSE体制と高い技術力を備えています。

・ 設立:2014年
・社員数:連結500名(2025年5月時点)
・日本拠点:東京都
・ベトナム開発拠点:ハノイ市、ダナン市
・主な市場:日本、ベトナム、アジア太平洋、ヨーロッパ
・得意新技術:生成AI、AI、機械学習、RPA自動化、ブロックチェーン、クラウドコンピューティングなど

株式会社カオピーズ - ベトナムオフショア開発 トップ企業

カオピーズは、2014年に設立され、ベトナムのオフショア開発企業のトップ10にランクインしています。10年の歴史を持つベトナムのICTグループとして、当社は、ベトナムのICT製品、ソリューション、サービスを世界市場に展開するために尽力しています。

カオピーズの急速な成長と実績
長年のICTサポートと現地のIT市場の洞察により、カオピーズは急速に成長し、500件以上のお客様に高品質なオフショア開発サービスを提供しています。
ISO9001:2015品質マネジメントシステムおよびISO27001:2013情報セキュリティマネジメントを導入し、品質・情報セキュリティを徹底的に管理しています。
300名以上の認定エンジニア、70%の人件費削減、7年連続のSao Khue Award(ベトナムソフトウェア業界最大の賞)の「ITアウトソーシングサービス」受賞など、数々の成果を挙げています。

カオピーズの高品質なオフショア開発

日本法人によるサポート体制
さらに、日本法人である「株式会社カオピーズ」が、日本語でベトナムのエンジニアとお客様を仲介し、ニーズに合わせた開発基盤、プロセス、体制などを提案し、設計・構築・運用までサポートします。お客様への対応は日本人エンジニアや日本駐在ブリッジSEが行い、開発はベトナムのエンジニアが担当するため、オフショアでありながらコミュニケーションの問題を解消し、高品質のアプリを提供します。

【カオピーズの提供サービス】
・技術コンサル
・新規開発
・クラウド以降
・リニューアル
・改修・保守
・システム検証

カオピーズの提供サービス

カオピーズは、国際的な顧客に対する ベトナムオフショア開発 のワンストップソリューションを提供するだけでなく、将来的にはベトナムのシステム統合サービスとソリューションを世界に提供する企業になることを目指しています。

FPTソフトウェア株式会社

・設立:2005年
・社員数:連結4,000名 (2024年12月時点)
・日本拠点:東京都、大阪市、名古屋市、福岡市
・開発拠点:ハノイ市、ホーチミン市、ダナン市、クイニョン市
・主な市場:ヨーロッパ、米国、日本、アジア太平洋
・得意新技術:RPA、AI、ビッグデータ、クラウド

FPTソフトウェア株式会社 - ベトナムオフショア開発

1999年に設立されたFPTソフトウェア株式会社は、現在、ベトナム最大のソフトウェア企業であり、世界27か国と地域に58のオフィスを展開しています。FPTソフトウェア株式会社の母体であるFPTは、ベトナムで最も有名なブランドの一つで、テクノロジーサービス、教育、小売など、さまざまなビジネスを展開しています

TMAソリューションズ

・設立:1997年
・社員数:4,000名以上 (2024年6月時点)
・日本拠点:東京都
・開発拠点:ホーチミン市、クィニオン市
・主な市場:北米、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、ベトナム
・得意新技術:人工知能・機械学習、ビッグデータ、IoT、5G、ロボット

TMAソリューションズ

TMAソリューションズは、1997年に設立され、世界中の大手企業に高品質のソフトウェアアウトソーシングサービスを提供しています。同社は4,000人のエンジニアを擁し、ベトナム最大のソフトウェアアウトソーシング企業として、カナダや米国などのさまざまな国にオフィスを展開しています。テストやメンテナンスからフルサイクル開発、エンドツーエンドのソリューションまで、あらゆる種類のソフトウェアサービスを提供しています。

Savvycom株式会社

・設立:2009年
・社員数:500名以上
・日本拠点:-
・開発拠点:ハノイ市、ホーチミン市
・主な市場:ヨーロッパ、米国、日本、アジア太平洋
・得意新技術:ブロックチェーン、マイクロサービス

Savvycom株式会社

Savvycom株式会社は、スタートアップから大手企業まで、幅広いクライアントにサービスを提供しています。同社は、ソフトウェア製品開発部門とソフトウェアテスト部門の2つのグループに分かれており、現代の市場ニーズを満たす製品やデジタルソリューションの設計、開発、提供まで、その先見性によって夢を実現する企業です。

Solashi Holdings., Jsc

・設立:2019年
・社員数:70名以上(2025年1月時点)
・日本拠点:東京都
・開発拠点:ハノイ市
・主な市場:日本
・得意新技術:AI、OCR、ブロックチェーン、クラウド

Solashi

Solashiは、事業成長を支えるソフトウェア専門集団として、システム開発、運用、ITコンサルティングなど幅広いサービスを提供しています。事業に精通した日本人スタッフが、顧客の課題やニーズを丁寧にヒアリングし、費用対効果の高いソリューションを提案。不確実性の高いプロジェクトにも柔軟に対応可能で、スタートアップや新規事業の立ち上げにも数多く携わってきた実績があります。

オフショア開発成功のためのベストプラクティス

オフショア開発の成功を叶えるために、ベトナムのトッププレイヤー5社を紹介しました。これらの企業は、適切なプロジェクト管理、長期的なパートナーシップの構築、そして技術的なトレンドへの対応力など、成功の鍵となる要素を提供しています。

しかし、成功には適切な戦略と実践が欠かせません。これから、カオピーズの経験と専門知識に基づいて、オフショア開発の成功に向けたベストプラクティス、成功への道を探求していきましょう。

適切なプロジェクト管理とコミュニケーション

プロジェクト管理では、明確な目標の設定、スケジュールの管理、リスクの評価と管理が重要です。また、定期的な進捗報告や問題の迅速な解決など、適切なコミュニケーションがプロジェクトの円滑な進行を確保します。チームメンバー間や顧客とのコミュニケーションを強化するために、適切なコミュニケーションツールやプロセスを導入することが重要です。

長期的なパートナーシップの構築

顧客との信頼関係を築き、協力的な関係を維持することが重要です。これには、定期的な会議やチームビルディングイベントの開催、共通の目標や価値観の確立などが含まれます。

技術的なトレンドに対するベンダーの対応力

オフショア開発ベンダーは、常に最新の技術トレンドに対応できる柔軟性と能力を持つ必要があります。技術の進化に迅速に対応し、新しいツールやフレームワークを積極的に取り入れることで、顧客に最適なソリューションを提供することが可能です。また、技術的な専門知識やスキルセットの継続的な向上を通じて、顧客の期待を上回る価値を提供しております。

まとめ

オフショア開発とは、国内より賃金が安い海外のシステム開発会社に委託する開発手法です。ベトナムのオフショア開発市場は、急速に成長し、そのポテンシャルはますます高まっています。豊富なIT人材と競争力のあるコストメリットが、多くの企業にとって魅力的な選択肢となっています。 

また、成功のためには適切なプロジェクト管理とコミュニケーション、長期的なパートナーシップの構築、そして技術的なトレンドへのベンダーの対応力が不可欠です。これらの要素を最大限に活用することで、オフショア開発プロジェクトの成功を確実なものとすることができます。

ベトナムのオフショア開発会社を活用すれば、リソースを確保できてシステム開発のコストが抑えられますが、どこに依頼するかで満足度が変わります。そのため、この記事を参考にしながら委託先を探してみてください。

ベトナムで長年にわたってオフショア開発サービスを提供してきた信頼性の高い カオピーズは、技術力やノウハウをもって、お客様のプロジェクトをサポートします。ご不明点や疑問点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

よくあるご質問

オフショア開発と国内開発を比較した場合の利点と欠点を教えてください。

→ 利点はコスト削減、優秀な人材確保、開発スピードの向上です。欠点としては、言語や文化の違いによる認識ズレのリスクがあります。カオピーズでは日本語対応のBrSE体制と丁寧な進行管理で、そのリスクを最小限に抑えています。

中小企業でもオフショア開発を活用することは可能でしょうか?

→ はい、可能です。カオピーズでは少人数からのラボ契約や段階的導入に対応しており、中小企業のお客様も多数ご利用いただいています。

オフショア開発で使われる契約形態や料金体系にはどのような種類がありますか?

→ ラボ契約(定額)、請負契約(成果物単位)、準委任契約(工数ベース)の3種類が一般的です。カオピーズでは、ニーズや予算に応じて最適な契約形態をご提案しています。

ベトナムとの時差によって、コミュニケーションに支障が出ることはありませんか?

→ 日本との時差はわずか2時間で、日中のやり取りにほとんど支障はありません。また、カオピーズでは日本語対応メンバーが常駐し、リアルタイムでの対応も可能です。

ベトナムのオフショア企業はUI/UXの設計にも対応していますか?

→ はい、対応しています。カオピーズには経験豊富なUI/UXデザイナーが在籍しており、企画段階からユーザー視点での設計をご支援します。

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