hero-image
NEWS
DX推進ガイドラインとは?DX実現までのポイント解説!
calendar
2021.04.02
repeat
2022.11.21

DX推進ガイドラインとは?DX実現までのポイント解説!

企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の手引きとして、経済産業省が「DX推進ガイドライン」を発表しています。
しかし、「DX推進ガイドライン」の存在を知らない、目を通したがいまいち理解できない、という方は多いのではないでしょうか。
そこで、この「DX推進ガイドライン」とはどういったもので、どう活用していけばいいのか、解説していきます。

目次

1. DX推進ガイドラインとは?

まず、DX推進ガイドラインとはどういったものでどう使えばいいのか、解説していきます。
簡単な内容ですが、後で触れる具体的な内容を押さえるためこの項目が重要になりますので、しっかり目を通しておきましょう。

1-1. 企業がDXを推進するのに必要な情報をまとめたもの

DX推進ガイドラインは、経済産業省が発表したガイドラインです。 企業がDXを推進するため必要な情報や、なぜDXを推進していかなくてはならないのかといった内容が取りまとめられています。
そのため、企業がDXに対する理解や意識共有を進める際、DX推進ガイドラインを活用します。
実際、このガイドラインに記載されている方法を通して、DX推進事業や投資に取り掛かっている企業もあります。
日本企業がDXを推進するために、必要不可欠な情報がまとめられているガイドラインといえるでしょう

情報をまとめる

1-2. 主に「経営のあり方」と「DX実現のためのITシステムの構築」

DX推進ガイドラインは、大きく2つの内容が記載されています。

【DX推進ガイドラインの主な内容】
・DX推進のための経営のあり方・仕組み
・DXを実現する上で基盤となるITシステムの構築

「経営のあり方・仕組み」では、企業の経営者やチームが、DX推進に取り組むため必要な知識や意識共有について記載されています。
「基盤となるITシステムの構築」では、実際に企業の中でDXを推進していく手順が記載されています。

2. DX推進ガイドラインの重要な2つのポイント!

これらには、DX推進において必要な情報が記載されていますが、内容は実に膨大です。

これらの項目の中から、特に重要なポイントを取り上げ、まとめていきます。
DX推進ガイドラインを見てもいまいち理解できなかった方は、こちらを読んでから、もう一度目を通してみてください。

2-1. DX実現の明確なビジョンが重要

DX推進ガイドラインには、企業やその中の経営者又は経営チームが、どういう形でDXを実現していくのか明確なビジョンが必要である、と記載されています。

具体的には企業がDXを通じ、自分達の分野にてどのような新しい価値を生み出すのか、また、新しいビジネスモデルを立ち上げる場合、そのビジネスモデルをどうしていくのかといった点です。

こうした経営戦略やビジョンの提示なしに、ただデジタル技術を取り入れるだけではDX実現とはいえないという訳です。

2-2. 経営トップ自身の力も問われる

DXとはデジタル技術を業務の中に組み込むだけ、というものではありません。

現在の業務をデジタル化し、そのことで企業を変革させるのが目的です。 企業が新しいことにチャレンジし、変革を行うには、企業トップのリーダーシップやコミットメントする力が問われます。

これも、DX推進ガイドラインに記載されている重要なポイントです。

企業が新しいことにチャレンジし、変革を行う際には、反対意見がでるものです。

この反対意見をDX推進のため臨機応変に役立てるには、企業のかじ取りを行うトップに、強いリーダーシップやコミットメントする力が必要となります。

DX推進ガイドラインは、企業のトップから意識を変え、またその力が必要であることを指摘しているのです。

digital transformation

3. DX実現のポイントは「ITシステムの構築」

次は、実際にDX推進事業を進めるための「DXを実現する上で基盤となるITシステムの構築」のポイントを解説していきます。

3-1. ITシステム構築に向けた体制作りや人員確保から

企業がDX推進に取り組む場合、ITシステムの構築や再構築、場合によりそのための体制作り、から始めていくことになります。

その第一歩となるのが、これらの作業に取り組み、時に評価する人員の確保です。
これらの人員は、当然ITに精通している必要があります。

企業のDX推進には、企業の現在の状況を評価し、判断する必要があります
現状のシステムや業務を確認し、システムの構築・再構築が必要か、また現状維持で進めていくのかの判断は、ITに精通している人材でないとできません。

また、システムは構築すれば終わり、というものでもありません。

構築し、実際に運営してしばらくの後、そのシステムに改善点がないか判断する必要があります
ただ企業をデジタル化するだけでは、DXを実現したとは言えないのです。

DXを実現させた後、一度企業全体を俯瞰して評価できる人材が必要になります
DX推進ガイドラインで、その第一歩に人材確保があるのはこのためです。

4. DX実現のご相談もカオピーズにお任せください

DX推進ガイドラインでは、経営トップからDXに対する意識を変えていき、実現にはITに精通した人員の確保が重要になると記載されています。

ただ業務をデジタル化すればいいというものでなく、企業の隅から隅までDXに対する意識を変え、実現していかなくてはならないという訳です。

意識改革から人員確保まで企業だけで行うには、かなりの労力と時間が必要となります。

カオピーズでは、オフショア開発を通したDX実現のお手伝いも受け付けております。
DX推進についてのご相談も、ぜひカオピーズにお任せください。

お見積もり・ご相談はこちら

よく読まれている記事

https://kaopiz.com/wp-content/uploads/2024/11/AI-and-the-Future-of-Work.png
ブログ
24.11.22
2025年を形作るテクノロジートレンド25選 !未来を先取り|
2025年、「ITトレンド2025」によって、業界全体に見込まれる変革とは?デジタル技術進化の次の波を引き起こす新たなイノベーションを理解し、新たな職務要件や課題に対応できるよう、この記事では最新トレンド予測を解説します!
https://kaopiz.com/wp-content/uploads/2024/11/勘定系システム.png
ブログ
24.11.20
勘定系システム | 導入メリットとクラウド型の利点を徹底解説
勘定系システムとは、会計や決済業務を効率化し、データを一元管理するための基盤となるシステムであり、日々の取引や決算業務を支える重要な役割を果たしています。この記事では、「勘定系システムとは何か?」をはじめ、クラウド型勘定系システムの特徴や導入のメリットについて詳しく解説します。
https://kaopiz.com/wp-content/uploads/2024/11/HP-41.jpg
ブログ
24.11.18
金融システムとは|基礎知識から開発方法まで徹底解説
銀行や証券取引所のように「お金のやり取り」を支える場所では、毎日多くの取引が行われています。これらの取引を滞りなく進めるためには、金融システムが不可欠です。今回は、金融システムの基本的な知識から、開発方法に至るまでをわかりやすくご紹介します。