近年ではAIやブロックチェーンといったIT技術が急速に発展しており、新規事業や既存事業のためにソフトウェア開発のシステムの組み込みが目立つようになりました。
上記の流れに乗るためにも、自社でソフトウェア開発がしたいと考えている担当者も多いのではないでしょうか。
しかし、問題は「どのようにソフトウェア開発をすればいいのか」という点です。
今回は、ソフトウェア開発について、手法やトレンド、外注時のポイントもあわせて解説します。
目次
- ソフトウェア開発とは
- ソフトウェア開発の種類
- ソフトウェア開発の手法
- 2023年のソフトウェア開発トレンド
- ソフトウェア開発を外注する際のポイント
- オフショア開発なら株式会社カオピーズがおすすめ
- まとめ
ソフトウェア開発とは
ソフトウェア開発とは、PCやスマホに特定の動作を行うよう命令を出すソフトウェア・プログラムを設計し、他に開発から運用、保守までプロセスも含みます。例えば、スマートフォンに搭載されているアプリやパソコン上でインターネットが開けるのもソフトウェアのおかげです。近年で注目されている自動車の自動運転や、Chat GPTもソフトウェア開発によって実現しています。
例えば、スマートフォンに搭載されているアプリやパソコン上でインターネットが開けるのもソフトウェアのおかげです。
近年で注目されている自動車の自動運転や、Chat GPTもソフトウェア開発によって実現しています。
ソフトウェアを細分化すると、基本ソフトウェア・応用ソフトウェアの2つに分類可能です。
- 基本ソフトウェア:電源制御・画面表示といった入出力や通信の制御を行う
- 応用ソフトウェア:SNSやゲーム、メールといったアクションコマンドに応じた処理を行う
ソフト開発をする場合には、基本ソフトウェアなのか応用ソフトウェアなのかも明確にしておくといいでしょう。
一方、スマートフォンやパソコンといった機器そのものをハードウェアと呼びます。
ハードウェアは単体だけでは動作せず、ソフトウェアと組み合わさってこそ真価を発揮するものです。
ソフトウェア開発の種類
一般的なソフトウェア開発といえば、おおよそ以下のような種類に分類されます。
- Webシステム開発
- アプリケーション開発
- 組み込みシステム開発
では、それぞれどのようなソフトウェア開発にあたるのかを解説します。
Webシステム開発
Webシステム開発とは、インターネット経由で動作するシステムを開発するものです。
PC・スマートフォン・タブレットのように、Webブラウザを搭載した機器に対してシステムを構築します。
以下のようなシステム・サービスがWebシステム開発の例です。
- マッチングサイト・ポータルサイト
- ECサイトなどのeコマースサービス
- SaaS系サービス
- SNSサービス
- インターネットバンキング
ベトナムのソフトウェア開発企業である株式会社カオピーズでも、VR教育ツールの開発やブロックチェーン技術を活用したECサイトの開発実績があります。
Webシステムは、メンテナンスやアップデートが容易で、端末・OSに縛られずに動作する点がメリットです。
近年ではインターネットのアクティブユーザーの多さから、事業を行うには欠かせないソフトウェア開発といえるでしょう。
アプリケーション開発
主にスマートフォン向けのソフトウェアとなった場合は、多くがアプリケーション開発です。
有名なアプリケーション開発では、以下のアプリが例です。
- iTunes
- Googleドライブ
- Skype
- 食べログ
- クックパッド
また、自社カオピーズでもビデオ通話・チャットアプリやEスポーツ大会支援プラットフォームなどのアプリケーション開発を手がけています。
Webブラウザ上だけでなくスマートフォン向けにソフトウェアを開発することで、よりユーザーフレンドリーなサービス提供が可能です。
また、サービス提供側も業務効率化や利益増収が見込めるでしょう。
組み込みシステム開発
組み込みシステム開発とは、ハードウェアの制御に必要なシステムを開発するものです。
洗濯機や冷蔵庫、信号機など、さまざまな機器が正常に動作するために組み込みシステムの開発が行われています。
近年ではIoT(Internet of Things)やIndustry 4.0といった言葉を見かけるようになりましたが、これも組み込みシステム開発が関与するものです。
ソフトウェア開発の手法
ソフトウェア開発をする場合、複数の機能が組み合わさって完成するため、シーンに合わせてさまざまな手法が用いられます。
ここでは、
- ウォーターフォール型
- アジャイル型
- プロトタイプ型
- スパイラル型
以上の代表的な4つの手法について解説しますので参考にしてください。
ウォーターフォール型
ウォーターフォール型は水が落ちるという意味の通り、要件定義からリリースに至るまで、順を追って開発する手法です。
開発手順がシンプルで各工程の把握がしやすく、大規模なプロジェクトで採用されるシーンも珍しくありません。
ただし、ウォーターフォール型はプロセスを戻すことがないため、仕様変更があるソフトウェア開発には不向きです。
歴史も長く開発事例も多い点から外注しやすく、人材の確保も比較的しやすい点がウォーターフォール型の特長といえるでしょう。
アジャイル型
アジャイル型は、機能ごとに企画・設計〜テストを行っていくスピード感のある開発手法です。
ウォーターフォール型とは異なり、不具合や手戻りが発生した際の修正は最小限で済みます。
そのため、機能ごとに抱える課題を見つけやすく、各プロセスで仕様変更や追加があった場合にも柔軟に対応可能です。
一方で、全体のプロセスが掴みにくく、スケジュールや進捗のコントロールがしづらい点がデメリットとしてあります。
アジャイル型に向いているソフトウェアは多数あるものの、エンジニアにも柔軟な対応力が求められるでしょう。
プロトタイプ型
プロトタイプ型は、ソフトウェアのUIや機能を搭載した試作品をクライアントおよびユーザーに提供し、プロダクトの仕様を明確にする開発手法です。
ソフトウェアの具体的なイメージや実際に動かさなければわからない課題が見えてくるのがプロトタイプ開発の魅力です。
プロトタイプの試運転ですでにフィードバックを得られるので、手戻りが発生しにくい点もメリットといえるでしょう。
ただし、通常の開発プロセスにプロトタイプ制作が追加されるため、スケジュールや人件費、作業量の負担が発生します。
そのため、大規模なソフトウェアを開発する際は、徹底したマネジメントのもとで行わなくてはいけません。
また、クライアントやユーザーのフィードバックが開発側の想定していない内容である可能性もあります。
上記をふまえると、小規模のソフトウェア・システム開発に向いている開発といえるでしょう。
スパイラル型
スパイラル型は、重要な機能から設計・実装・テストを繰り返してシステムを作り上げていく開発手法です。
ソフトウェアのプロトタイプを顧客やユーザーに見せてフィードバックしてもらい、修正や品質を高めていきます。
プロトタイプを見せる点において手戻りが少なく、プロセスが分割されているのでスケジュール変更にも対応しやすい点がメリットです。
ただし、初期段階ではあくまで動作確認であり、プロジェクトの全体像がイメージしにくい点はデメリットといえます。
2023年のソフトウェア開発トレンド
ソフトウェア開発にはトレンドがあり、2023年には以下のようなプロダクトが注目を集めています。
- AI
- ノーコード・ローコード
- クラウドネイティブ
- マルチプラットフォーム
それぞれどのようなソフトウェア開発なのかを見ていきましょう。
AI導入が急速に浸透
ソフトウェアにAIを導入しているのは、今に限ったことではありませんが、5GやChat GPT到来以降、急速に浸透した印象にあります。
コンピュータの性能が向上し、「ディープラーニング」と呼ばれる技術も発展し、よりビジネスに応用されるようになりました。
中でも、チャットボットやマッチングサイト、レベニューマネジメントツールにはAI導入が必須です。
また、AIを導入することで人件費が削減でき、トータル的なコスパのよさもあります。
今後ますますAI導入が浸透していくのが予想できるでしょう。
ノーコード・ローコードの活用
本来、プログラムを構築するには知識とスキルの蓄積が必要不可欠でした。
しかし、ノーコード・ローコードの実現によって、知識・スキルがない方でもプロダクトの開発・運用ができるようになったのです。
アメリカの大手ITメディアであるGatnerでも「2024年までに世界のアプリの65%がノーコード・ローコード開発によって生み出されるだろう」と発言しています。
日本においても「kintone」や「BASE」「Shopify」といったサービスが開発されており、今後市場規模は拡大していくのが予測できるでしょう。
クラウドネイティブの活用
クラウドネイティブとは、クラウド上で動作させることを前提としたシステムで、仮想サーバーよりも拡張性があり、柔軟なアプリケーションを構築できるでしょう。
アップデートや修正が容易で、コストも抑えられる点から、業務効率化や事業成長に活用しやすい領域といえます。
- コンテナ
- マイクロサービス
- サービスメッシュ
- 宣言型API
- イミュータブルインフラストラクチャ
上記の技術はクラウドネイティブとしてあげられます。
マルチプラットフォームの導入
マルチプラットフォームは、異なるプラットフォームでも同じ動作ができるようプログラムを生成する方法です。
さまざまなプラットフォームに対応するプログラミング言語を用いてソフトウェア開発を行うことで実現します。
マルチプラットフォームの開発手法は
- 同一のソースコードを利用
- 仮想マシンの利用
があり、さらに「ネイティブ型・ハイブリッド型・独自レンダラ型」の3タイプに分かれるのが特徴です。
異なるプラットフォーム上のユーザーも獲得できるため、利益の拡大や認知度の向上にも期待ができるでしょう。
ソフトウェア開発 を外注する際のポイント
ソフトウェア開発を行う際は、自社に専門の部署が存在しない限りは外注化を検討するのが最適です。
しかし、問題なのはどの開発会社に委託すればいいのか、という点でしょう。
ここでは、ソフトウェア開発を外注する際のポイントについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
プロジェクトの明確化
開発会社に外注する前に、必ずプロジェクトを明確にしておく必要があります。
- どのようなソフトウェアが必要なのか
- ソフトウェアが必要になった経緯・目的
- 自社の課題
- 要件定義
上記の部分を決めておくと、スムーズな打ち合わせができるだけでなく、自社が想定しているソフトウェアのイメージを共有できるでしょう。
1番やってはいけないのが、開発会社に全てを丸投げすることです。
いくらプロとはいっても、クライアントの思考を読み取れるわけではないため、どうしても意図とズレやすくなります。
後から仕様変更や追加を行うと、スケジュールが先延ばされるだけでなく、品質やコストにも影響を与えてしまうので注意が必要です。
複数社に見積もりを取る
複数社に見積もりを取ってもらうと、希望しているソフトウェア開発の外注費の相場を把握できます。
また、開発会社によって提案や担当者との相性もわかるので、自社にとって最適な内容を絞り込みやすくなるでしょう。
コストが安いだけで外注先を決めてしまうと、対応できる領域が狭い、追加料金が発生するなど、手間とトータルの費用が高くついてしまう可能性もあります。
そのため、複数社に見積もりを取りながら、高品質かつ納得できる費用を提供してくれる会社に絞っていきましょう。
開発したいソフトウェアの実績・口コミを確認する
開発会社を選定する際は、実績や口コミを確認するのも方法の1つです。
特に自社が開発してほしいソフトウェアの実績があるのかは必ずチェックしておきましょう。
開発会社の得意領域も参考にしながら、実際に利用した企業の評価を見て、総合的に判断してください。
オフショア開発なら株式会社カオピーズがおすすめ
もし、ソフトウェア開発をしたいがコストが限られている、オフショア開発を検討したい企業がいましたら、ぜひ株式会社カオピーズへご相談ください。
当社では、ベトナムに拠点を置くソフトウェア開発会社・企業で、コスト・スピード・品質において全て高水準なサービスを提供しています。
Webシステムや業務基幹システムをはじめ、AIやブロックチェーンといった最先端の技術開発など、幅広いソフトウェア開発に対応可能です。
これまでに400件以上のオフショア開発に参画し、多くの実績を保有しています。
ソフトウェア開発会社をお探しの際は、ぜひ1度当社にご連絡ください。
まとめ
今回はソフトウェア開発について、手法やトレンド、外注時のポイントとあわせて解説しました。
ソフトウェア開発は今後ノーコードやローコードによって簡易化される可能性はあるものの、より精巧な技術・領域はまだまだ相応の知識・技術が必要です。
IT技術が一般化される昨今において、企業がソフトウェアを導入するのは必要不可欠といっても過言ではないでしょう。
ぜひ、オフショア開発の理解を深め、より一層の発展を目指してみてください。