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ベトナムでのオフショア開発が選ばれる理由とカオピーズの強み
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2018.08.20
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2025.06.30

ベトナムでのオフショア開発が選ばれる理由とカオピーズの強み

グローバル化した世界は多くの企業の新たな可能性を広げています。テクノロジーは距離とコミュニケーションギャップを埋め、効率的なパフォーマンスを実現する新たな方法を生み出し続けています。著しい利益を上げたビジネスモデルにアウトソーシング(オフショア開発)があります。

アウトソーシングを行う(オフショア開発)企業は効率性とコストにおいて抜群の競争力を発揮します。
オフショア開発とは、開発業務を国外のIT企業に委託する手法のことを指します。近年では、コスト削減・人材確保・スピード感のある開発を求める企業にとって、重要な戦略の一つとなっています。

中でも注目されているのが「ベトナム」。
安定した技術力と人材の豊富さ、そして親日的な文化背景から、日本企業はもちろん、グローバル企業からも高い評価を受けています。
しかし、競争激化の中で「勝つ」ためのカギとなるのが信頼できる外注先を見つけられるかどうかです。

hanoi

※画像掲載元:tripsavvy

目次

注目されているオフショア開発先 - ベトナムについて

ベトナムとASEANの関係

ASEAN(東南アジア諸国連合)は、1967年にフィリピン・インドネシア・マレーシア・シンガポール・タイの5か国によって結成されました。ベトナムは1995年7月28日、7番目の加盟国として加わっています。

世界的に見てもASEANは「新興のホットスポット」とされ、2030年には世界第4位の経済圏に成長するとの予測もあります(JP Morgan Chase)。現在でも人口は約6.4億人、名目GDPは2.8兆ドルを超え、強い経済成長が続いています。

加盟国すべての人口を合わせると、約6億4300万人になり、名目GDPは約2,8兆ドルと今でも十分大きな経済圏ではありますが、FocusEconomicsの予測では、2018年に4.9%の成長が見込まれています。

中でもベトナムは、2011〜2015年に平均5.9%、2020年には6.2%と高い成長率を記録しており、中国に次ぐアジアの成長市場として注目を集めています。

ベトナムのインフラ整備とIT環境の進化

かつては停電や道路の未整備などが課題とされたベトナムのインフラですが、この10年で大きく改善されました。
ベトナムでビジネスを行う際の懸念の一つにIPアドレスやID・パスワード情報の紛失、停電や未舗装道路などのクオリティの高いインフラの欠如が挙げられますが、この十年間でそれも大きく変わりました。2006年にはインテルが3億ドルの投資を行い、一年後にはその投資額が10億ドルにまで増えました。

その後も、海外からの投資と共に成長し、ベトナムは2010年に下位中所得国になりました。現在ベトナムは、2020年までに中所得国となり、近代工業国家となることを目標に掲げています。480億ドルものインフラ予算が2016年度から2020年度までで組まれており、この予算が継続的な経済成長を確かなものにし、インフラ事業においての海外投資を促進させるでしょう。

ベトナムのIT業界も大きく変わりました。ブロードバンド接続と安定したインターネットサービスが展開され、業界が発展し、情報技術が身近なものになりました。

15~24歳の人口の95%がインターネットを利用していることから、ベトナム人は情報技術に敏感であると言えるでしょう。Internet World Statsの統計によれば、ベトナムの4900万人以上がネットを利用しており、4000万ものFacebookアカウントが登録されていて、今後も増え続けると言われています。

vietnam wi-fi
※画像掲載元:Medium

ベトナムでのオフショア開発とは?

日本国内ではITエンジニア不足が深刻化しており、若く優秀な人材を確保するためには時間とコストがかかります。そうした課題を解決する手段として注目されているのがオフショア開発です。

オフショア開発とは、海外のIT企業や子会社にソフトウェア開発を委託する手法のことで、人件費の抑制やリソースの最適化が期待されます。

ベトナムは2010年にGartnerの「オフショア開発国ランキングTOP30」に初めてランクインし、以降、スタートアップの台頭や海外からの投資を追い風に、安定した成長を遂げています。

高まるIT人材の需要とベトナム市場の動向

ベトナムではIT産業の需要が今までになく上昇していて、このトレンドは今後も続いていくと見られています。特に経験のあるソフトウェア開発者とマネージャーの需要が高まっています。大手人材派遣企業VietnamWorksが2016年に何千ものIT企業や専門家に調査したところ、2017年には81%ものIT企業が6%から20%の賃上げを計画しているという結果が出ました。

技術職の数は2014年から二倍以上に増え、VietnamWorksのデータによれば、2018年の終わりまでにはさらに4万人以上のエンジニアが必要になるそうです。そのため、最近は賃金が上昇しており、多くの会社ではボーナスを出して従業員を引き留めようとしています。

ベトナムではIT関連の労働者に対して中間層の平均よりも高い賃金が支払われていると言われています。それにより、彼らの中には会社に対して忠誠心を持ち、ジョブホッピングをしないエンジニアもたくさんいます。離職率の低さから、チームの安定化と生産性の向上が期待できます。

ベトナムオフショア開発の最大の魅力:低コスト・高パフォーマンス

競争力のある価格はいつもその業界の売りとなり、現在多くの海外投資家がベトナムのIT業界に興味を持っています。2016年、ATKearney`s Global Location Services Indexによる、二年に一度オフショア開発に関して行われる調査で、ベトナムはthe world`s most financially services markets にインド、インドネシア、スリランカ、エジプトに次いで5位にランクインしました。

高品質を保ちながらも、エンジニアの賃金がアジアの他の国に比べて低いことがベトナムの特徴です。

ASOCIOのデータによれば、ベトナムの経験豊富なエンジニアは月に2000ドル前後であり、それはマレーシアやタイの半分ほど。新卒者の平均は月に280ドルほどで、これは日本や韓国の五分の一に当たる数字です。コストパフォーマンスというのはオフショア開発を行う目的の一つです。日本の企業はベトナムのITパートナーと協力することにより、80%の支出を削減できるかもしれません。

PWCのVietnam Pocket Tax Book 2016によれば、The general corporate Income Tax(CIT)は2014年に25%から22%に、2016年には20%と減少しています。健康や教育、ハイテク産業、インフラやソフトウェア開発等、免税や減税の優遇措置がある業界があります。経済の発展を促進させるため、ベトナム政府は2020年までスタートアップ企業に焦点を当て支援していくことを決議しました。個人レベルでもITやハイテク業界の労働者に対して所得税を減らす動きもあります。これら税の優遇もベトナムのコストパフォーマンスが良い理由の一つです。

ベトナムは人材の宝庫

ベトナムは東南アジアの中でも、人口が多い国の一つです。Worldometersによれば、ベトナムは2018年現在で約9600万人の人口を抱えており、そのうち半数以上が30歳以下。政府の公式情報によれば、毎年3万人もの新卒者がIT業界に入ってくるそうです。

オフショア開発をする上で、才能があり経験豊富なチームを作ることはとても重要です。ベトナムでなら、前述の豊富な人材から若くてよく教育された、勤勉なエンジニアを見つけることができます。

コミュニケーション力も進化中

開発チームとの円滑なコミュニケーションもどんなソフトウェア開発であれ重要です。コミュニケーションスキル、特に日本語教育はここ数年で大幅に進歩を遂げました。多くの日本企業がベトナムに進出しているため、将来を見据えて日本語を勉強する若者が増えています。良い教育を受けることは良い未来への切符を得るようなものなのです。我々は、幼い頃からコンピューターサイエンスを学び高い言語能力をもったベトナムの人材に誇りを持っています。

近年では、日系企業の進出増加に伴い、日本語教育にも力が入れられており、日本語N2〜N1レベルのエンジニアも珍しくありません。そのため、日本の開発現場と円滑なコミュニケーションが可能となり、プロジェクト進行のストレスも大幅に軽減されます。

ベトナムのIT産業は日本市場でも存在感を拡大

ベトナムが中国を抑えて、日本のソフトウェア開発においての外注先として二番目に躍り出ました。

JETROによると、近年10社以上のベトナムのソフトウェア開発会社が日本の市場に参入してきているという。近年の促進されているIT産業だけでいうと、年20%~40%の安定した成長で、インドが依然としてトップに君臨していますが、20.6%のシェアで二番目の外注先となっています。
ベトナム政府は自国の経済を発展のため、IT産業の活性化を行っています。また、ベトナムのIT産業による歳入は2015年で495億ドルに達していて、ソフトウェアだけでいうと16億ドルで、そのうち58%が国際市場から来ているものです。

office center
カオピーズのオフィス

カオピーズがベトナムオフショア開発のパートナーとして選ばれる理由

ベトナムには数多くのIT企業が存在しますが、なぜカオピーズ(Kaopiz)が日本企業から支持されているのか?
オフショア開発のホットスポットとも言えるベトナムで弊社はどのような強みを有しているか説明します。

カオピーズを選ぶ理由

kaopiz

技術力に優れたエンジニア陣

弊社のエンジニアはハノイ工科大学をはじめとした名門大学でICTを専攻していた者が揃っており、Java、C#、Swift、Kotlin、PHP、JavaScript等様々な開発言語、プラットフォームを使いこなすことができます。週に一度、就業時間後に、勉強会が開かれて、ほとんどのエンジニアが参加します。

あるテーマについて、皆で意見を交換しあい、理解を深めます。こうしたエンジニアたちの勤勉性が弊社の品質を担保しています。すべてのエンジニアは英語の読み書きができ、中には日本語が話せるエンジニアも沢山います。BrSEを通さずともコミュニケーションが取れるようにカオピーズ、会社として日本語教育に力を入れています。

日本市場に精通した優秀なBrSE(ブリッジSE)

お客様と私たちの開発チームとの間に立つのが、BrSEと言われるエンジニアです。ITの知識・スキルだけでなく言語や文化など両国間のビジネス習慣を熟知し、間に立って円滑に業務を進められるように指示できるSEのことです。

弊社のBrSEは日本への留学や就労の経験があり、日本、日本人の仕事の進め方に詳しい人材が揃っています。全員が日本語能力試験でN2以上を取得しており、日本語でのスムーズなコミュニケーションが可能です。
BrSEがPMを兼ねる案件もありますが、BrSE同士でマネジメントについての勉強会を開き、知識を日々深めています。

品質と情報セキュリティへの取り組み

私たちカオピーズはWBSやPERTを導入し、日本の品質管理基準を理解し、それに則って開発を進めていきます。またPMP(Project Management Professional)という資格をもっている者が8名います。彼らが案件に応じた組織づくりを行い、効率的な開発を支援します。

また、弊社は2017年10月に、ISO9001:2015品質マネージメントシステム認証を取得しました。

この取得の目的は、マニュアル、作業標準書を作り、また教育環境を作ることで品質の安定化を図ることです。加えて、2018年10月、ISO27001:2013情報セキュリティマネジメントシステム認証の取得にも成功しました。こちらを機に、全社員に対して機密情報の入手、作成、利用、保管、廃棄に関して定期的な研修を実施しています。オフィスには、指紋認証のよるオートロックとBrSE監視カメラを設置し、24時間体制でセキュリティを管理をしています。

さらに、2019年12月に国際的なソフトウェアテスト技術者資格認定機関のISTQBゴールドパートナー認定、2020年5月にAWS Partner Network (APN)コンサルティングパートナー認定を手に入れました。これらの認定は、カオピーズは技術力向上とサービス改善に日々追求していく証拠です。

IT開発に課題をお持ちの企業様で、この記事を通して弊社カオピーズに興味を持って頂いた方は、是非お問い合わせください。
皆様のソフトウェア開発をベトナムより支援できることを心待ちにしております。

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まとめ

ベトナム×カオピーズで実現する、高品質・低コストなオフショア開発

ベトナムは今や、アジアを代表するオフショア開発拠点として、技術力・人材層・経済成長のすべてを兼ね備えています。日本語対応可能なエンジニアも増加し、コストを抑えながら品質も確保できる点で、多くの日本企業にとって魅力的な選択肢となっています。
その中でもカオピーズは、日本向け開発に特化した体制・実績・品質管理の高さで、パートナーとして信頼を得ています。初めてのオフショア開発でも安心して任せられる体制が整っており、御社のビジネスを成功へ導く力強い味方になります。

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よくある質問(FAQ)

Q1. ベトナムでのオフショア開発のメリットは?
開発コストの削減、優秀なIT人材の確保、日本語対応、時差の少なさによるスムーズなやり取りなどが主なメリットです。
カオピーズでは、これらの強みを最大限に活かした体制で支援しています。
Q2. カオピーズにはどのような開発言語や技術が対応可能ですか?
Java, PHP, C#, Swift, Kotlin, JavaScript, TypeScript、React、AWSなど、多様な技術スタックに対応可能です。
Webからモバイル、クラウドまで幅広い開発領域をカバーしています。
Q3. セキュリティ対策はどのようにしていますか?
ISO27001をはじめとした国際規格に準拠した管理体制を敷いており、
社員への研修やオフィスの物理的セキュリティまで徹底しています。
安心して業務を委託いただけます。
Q4. 小規模プロジェクトや短期案件でも対応できますか?
はい、1名〜数名のチーム構成や1ヶ月単位の短期案件にも柔軟に対応可能です。
まずはお気軽にご相談ください。
Q5. ブリッジSE(BrSE)は常にプロジェクトに入りますか?
プロジェクトの規模や要件に応じてBrSEを配置します。
日本語・日本文化に精通した人材が常にプロジェクトを円滑に進行させます。

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