アプリ開発 にあたっては、各種 ツール を用意しなければなりません。ツールなしにアプリ開発することもありますが、ごく一部の特例です。基本的には、開発のためには専門的なツールが必要です。
また、近年はAIの発達により、アプリ開発にもAIが活用されるようになりました。AIを使いこなせるかどうかで、アプリ開発の効率が変化する状況です。今回は、アプリ開発の基本となるツールやAIについて解説します。
目次
アプリ開発に必要なツールとは
アプリ開発に必要なツールは多岐にわたり、パソコンやキーボードなどのハードウェアから、具体的なアプリ開発に必要なソフトウェアまであります。どちらも、アプリ開発に必要なツールではありますが、一般的に重視されるのはソフトウェアです。
ソフトウェアの種類も非常に多くあり、どれを選択するかによって開発できるアプリの内容が異なります。例えば、スマートフォン向けのアプリ開発とWindows向けのアプリ開発では、必要なツールが違います。アプリ開発にあたっては、適切なソフトウェアを準備することが求められます。
また、近年はクラウドサービスとして利用できるソフトウェアも増えています。以前の開発ツールは、パソコンにインストールして利用するものが大半でしたが、現在は変化しているのです。このようなアプリ開発ツールの存在も意識してください。
なお、アプリ開発のツールであるソフトウェアは、無料で利用できるものと有料のものがあります。時にはコストが発生するため、アプリ開発に必要なツールを選ぶ際は、料金についても意識するようにしておきましょう。
アプリ開発に必要なツールの代表例
上記で触れたとおり、アプリ開発に必要なツールはいくつもあります。今回は、さまざまなアプリ開発を想定して、どのようなツールを利用する可能性があるのか紹介します。
Visual Studio Community
Visual Studio Communityは、Microsoft社が提供しているアプリ開発のツールです。世界の大手企業が提供していることから、多くのエンジニアに支持されています。基本的には、多くのアプリ開発は、こちらのツールで対応が可能です(ただし、以下の節で説明するアプリ開発は除きます)。
例えば、Windowsのアプリ開発に利用でき、PHPなどを利用したWebアプリの開発にも利用できます。プラグインを利用した機能の追加に対応しているため、多くのプログラミング言語に対応が可能です。標準では利用できないプログラミング言語でも、機能追加で開発できるようになっています。
Android Studio
Android Studioは、Androidアプリ開発で多用されるツールです。アプリ開発に必要な基本的な機能が揃っているため、Android向けに開発するならば必須といえます。Androidの公式サイトから無料でダウンロードできるため、導入も簡単です。
入力補完に長けている開発ツールであり、一部だけを入力すると候補を表示してくれます。アプリ開発では効率が求められるため、できるだけ早く開発できるようになっているのです。また、このような補完があるため、初心者でもアプリ開発ができます。
Xcode
Xcodeは、Apple社が提供する製品に適したアプリを開発するツールです。専用のツールとなっていて、開発にあたってはMacのパソコンが求められます。他のパソコンでは開発できないため、注意しましょう。
iPhoneなどiOSアプリの開発に利用されることが多いですが、実際にはMacパソコンのアプリなどの開発にも利用できます。Apple社はそれら以外のデバイスも販売しているため、これらのアプリ開発も可能です。
Monaca
Monacaは、モバイルアプリやデスクトップアプリ、Webアプリなどの開発ができるクラウドのツールです。多くの企業が利用している実績があり、アプリ開発ツールの中でも知名度が高いものに分類されます。クラウドで開発ツールを探しているならば、最初に検討しても良いでしょう。
Webアプリ開発の基本的なスキルがあれば利用できるようになっていて、Monacaに特化したスキルはほぼ必要ありません。プラットフォームに依存した開発は学習コストが発生しますが、その点はあまり意識しなくて良いでしょう。また、開発を支援してくれるサービスが用意されているため、必要に応じて依頼が可能です。
ただ、開発のサポートを依頼するならば、最初から低コストかつ高品質なアプリ開発を依頼したほうが早いでしょう。弊社カオピーズの場合、ベトナムオフショア開発で安価にアプリを開発できます。ぜひご検討ください。
アプリ開発にAIを活用
幅広い場面でAIが活用できるようになり、現在はアプリ開発でもAIを活用できます。具体的に、どのような活用方法があるのか理解しておきましょう。
対話型AIの利用
近年はChatGPTなどの生成AIを利用することで、アプリ開発ができるようになっています。専用の開発ツールを導入することなく、AIとのチャットだけでソースコードを生成してもらい、それを実行するのです。レベルの高い生成AIならば、要望を踏まえてプログラミングできるようになっています。
どの程度のプログラミングができるかは、利用するAIによって異なります。たとえば、先ほどのChatGPTは、特にレベルの高いプログラミングができると考えられています。逆に、AIによっては、そこまでレベルの高いプログラミングはできません。
※参考:OpenAI
開発ツールへのAI導入
AIを組み込めるようになってきたものには、統合開発環境もあります。例えば、「Visual Studio Community」には「GitHub Copilot」と呼ばれるAIの導入が可能です。これを活用することで、コメントからソースコードを生成することができます。人間がアプリ開発しなくとも、AIが大半の部分を開発できるのです。
ただ、AIが開発したプログラムが必ずしも正しいとは限りません。意図した内容と異なるソースコードが生成される可能性はあります。そのため、ソースコードの内容を評価するスキルは必要です。生成された内容を鵜呑みにすると、間違った方向に進んでしまう可能性があります。
また、ソースコードに誤りはなくとも、最適なアルゴリズムではないことが考えられます。例えば、無駄なループが生成され、処理に時間を要してしまうかもしれません。開発ツールにAIを組み込むことで、開発の効率は高まりますが、現時点ではAIだけで完璧な開発は難しいのです。
※参考:GitHub Copilot
AIを利用した開発の今後とポイント
AIを活用したアプリ開発は広がっていて、多くの開発ツールが導入を始めています。これからは、AIを活用したアプリ開発が主流になるでしょう。コスト削減のために、AIによる効率化が盛んになると予想されます。ただ、ポイントもあるため意識すべきです。
プログラマーの有無
AIを導入するにあたっては、プログラマーか在籍しているかどうかが重要です。プログラマー不在ならば、ソースコード全体を精製してくれるAIの導入が必要です。
逆に、プログラマーがいるならば、GitHub CopilotなどのAIを含む開発ツールが良いでしょう。適切に使いこなすことで、アプリの開発効率を大きく高めてくれます。
※参考:AI画像認識ソリューション
AIのコスト
アプリ開発ツールにAIを導入できますが、コストが発生する場合があります。ツールのコストとは別に、AIを導入するコストを支払う必要があるのです。例えば、GitHub Copilotを導入するならばGitHub へと料金の支払いが求められます。
高額な料金設定ではありませんが、利用者が増えると支払額が高額になりかねません。個人でツールに導入するぐらいなら良いですが、社内で膨大なアカウントを契約すると固定費を圧迫するでしょう。ただ、無料のAIは精度にかけるなどツールとしての問題点があるため、バランスを考えることが求められます。
まとめ
開発ツールやそれらに組み込むAIについて解説しました。現在は生成系AIが普及し、ソースコードも生成できるようになっています。必要なプログラムを言葉で伝えれば、それに適したソースコードを生成してくれるのです。
ただ、AIでアプリ開発できる時代ではあるものの、高品質とは限りません。動作するものの、アルゴリズムに問題があったり、意図した動きとは違ったりする可能性があります。そのため、コストを抑えつつ人間が開発することが理想的です。
弊社カオピーズならば、オフショア開発を利用して、安価にアプリ開発できます。コスト削減のために、AIの導入を考えているならば、弊社への依頼もご検討ください。