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アプリ開発の基本的な手順はこれ!―王道のプロセスや手法を解説
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2024.06.20

アプリ開発の基本的な手順はこれ!―王道のプロセスや手法を解説

「アプリ開発にチャレンジしてみたいものの難しそうだ」と考える人は多いでしょう。現在はアプリで様々なことを実現できるため、難しい作業に違いないと考えることは不思議ではありません。
ただ アプリ開発手順 は基本的に決まっていて、初心者でも理解できる内容です。今回は、Webアプリやスマホアプリ開発の手順を、初心者でも理解できる簡単なレベルで解説します。

目次

Webアプリ・スマホアプリの開発プロセス

Webアプリやスマホアプリを開発する場合は、基本的に以下のプロセスとなります。

Webアプリ・スマホアプリの開発プロセス

企画・要件定義

最初に、どのようなアプリが必要であるのか企画して、要件定義を進めなければなりません。アプリの開発手順として最初にやることで、アプリの目的を達成するために必要な機能を洗い出します。何かしらの企画を踏まえて、アプリ開発が始まっていると考えられるため、その内容を踏まえるようにしましょう。

要件定義が曖昧な状態でアプリ開発を進めると、設計に失敗して実装にも失敗してしまいます。少々、時間がかかるとは考えられますが、丁寧に洗い出すことが大切です。

基本設計

要件定義の内容を踏まえて、基本設計に着手します。基本設計は、アプリ開発の流れの中でも「デザイン・ユーザインタフェース」「動作させるプラットフォーム」「連携させるサービス」などを決定する作業です。また、アプリに必要な機能を、要件定義よりも詳細化することが求められます。

アプリの大まかな部分が決定されるため、必要となる場合はインパクトが大きくなりがちです。ユーザーインターフェースなど、後からトラブルが発生しやすい部分があるため、事前に関係者とよく相談して設計しましょう。

詳細設計

詳細設計は、エンジニアが実際に作業するための設計書を作成する手順です。基本設計の内容だけでは、エンジニアがどのように実装すれば良いのか判断できません。そのため、詳細設計でより細かな部分まで設計していきます。

例えば、データを保存するためにはデータベースが必要です。どのようなルールでデータ保存するか、詳細設定で決定しておきます。また、画面に表示するデータを抽出するために、どのようなロジックが必要となるのか明文化しておくのです。

言い換えると、エンジニアが実装する内容は、全て詳細設定で定められなければなりません。詳細設計書として文章化しておき、いつでも参照できる状態にしておきます。

実装

要件定義から設計まで完了すれば、やっと実装の手順へと進みます。実装とは、アプリのプログラミングをしたりデータベースやサーバーの構築を進めたりすることです。初心者はプログラミングだけをイメージすることが多いですが、それら以外にも実装に該当する作業があります。

実装の手順で求められることは、設計書の内容を正しく理解して作業することです。エンジニアが作業できるように、設計書が用意されているため、この内容を無視してはなりません。例えば、設計書とは異なるアルゴリズムで実装することは許されないのです。

テスト

実装した結果が正しいか、テストで確認が必要です。設計書通りに実装を進めていても、何かしらのミスを含んでしまう可能性は十分にあります。これを検知するために、様々なテストを実施しなければなりません。

例えば、それぞれの機能が正しく実装されているか評価するために、単体テストが実施されます。また、実装した内容に問題ないことが確認できれば、結合テストを実施しなければなりません。他にも、実際の利用を想定して、システムテストなどが実施されます。

アプリ開発において、テストは特に重要な手順といっても過言ではありません。適切な手順で、丁寧に実施することが求められます。

リリース・保守

アプリの実装が完了すれば、これをリリースしてユーザーへ提供します。この段階で、やっと開発したアプリを活用してもらえるようになるのです。

また、アプリを開発した後は、必要に応じて保守が求められます。例えば、ユーザーが求める機能を、新しく開発するなどです。アプリを開発してリリースすることまでが仕事の場合もありますが、保守も含めてアプリ開発だと認識しておくと良いでしょう。

なお、カオピーズならば、アプリ開発のみならずリリースしてからの保守にも対応できます。もし、継続的にアプリを改善しながら運用したいならば、ぜひともご相談ください。

理解しておきたいアプリの種類

アプリには種類があり、その内容によって、開発の進め方などが異なります。どのような種類があるのか、理解を深めておきましょう。

理解しておきたいアプリの種類

Webアプリ

Webアプリは、Webブラウザを経由して利用するアプリ全般が該当します。例えば、Amazonなどの通販サイトや勤怠管理ができるクラウドサービスなどです。多種多様なアプリが開発されています。

これを開発する場合、Webアプリ向けのプログラミング言語が必要です。また、アプリを実行するためのWebサーバーなども用意しなければなりません。ただ、需要が非常に高まっていることから、初心者でも簡単に準備できる時代です。

なお、Webアプリを開発したいならば、プログラミングと合わせてデザインのスキルも求められます。実際の開発現場では、エンジニアとデザイナーで役割分担することもあるくらいです。

スマホアプリ

近年、開発される機会の多いものが、スマホアプリです。スマートフォンで利用するアプリ全般が該当すると理解しましょう。AndroidやiOSで利用されるアプリで、部分的にはタブレットも含まれます。

開発環境やプログラミング言語は、AndroidとiOSで異なります。どちらのアプリを開発したいかによって、必要となるスキルが異なるのです。特に、開発環境やプログラミング言語に大きな違いがあるため、ここは注意しておきましょう。

とはいえ、時代は変化していて、ひとつのプログラミング言語でどちらのスマホアプリも開発する技術が存在します。初心者には、難しい考え方かもしれませんが、このような技術の存在を知っておいて損はありません。

Windowsアプリ

デスクトップパソコンやノートパソコンにインストールされた、Windows環境で動作するアプリです。「パソコンで使用できるアプリ」と理解すると分かりやすいでしょう。部分的に、Microsoft社が販売するタブレットも含みます。

Microsoft社の製品であるため、同社が提供する開発環境を中心にアプリを開発します。ただ、プログラミング言語の選択肢は複数あり、Microsoft社が開発するものもあれば、オープンソースコミュニティで開発されているものもあります。Microsoft社から、開発の手引が公開されているため、参考にしてみましょう。

参考:Windows 開発オプションの概要

アプリ開発における代表的な3つの手法

アプリ開発には代表的な3つの手法があります。学問的に確立されたものであるため、どのような手法があるのか理解を深めましょう。

アプリ開発における代表的な3つの手法

ウォーターフォール開発

ウォーターフォール開発は、アプリ開発の特に代表的な手法です。ひとつの手順が完了すると、その次の手順を実施します。要件定義が完了すれば基本設計へ、基本設計が完了すれば詳細設定へと進む仕組みです。

それぞれの手順が完了してから前に進むため、手戻りが少ないというメリットがあります。ただ、すべての作業が完了しなければ次の手順には進まないため、状況によっては待機が発生してしまう方法です。例えば、特定の画面だけ設計が完了していないと、実装へと進めなくなってしまいます。

※関連記事はこちら

アジャイル開発

アジャイル開発は、アプリ開発の柔軟性と効率性の両方を意識した方法です。イテレーションと呼ばれる、短い開発サイクルを繰り返し、その結果に対してフィードバックを組み込みながら開発を続けます。状況の手順を踏まえると、詳細設定から実装、テストまでを何度も繰り返すとイメージすれば良いでしょう。

一般的に、アジャイル開発は変更を受け入れやすいことが特徴です。これは、要件定義や設計ですべてを完璧に洗い出してから着手するのではなく、実装しながら並行して設計を続けることが背景にあります。すべての手順を順番にこなしていく、ウォーターフォール開発とは大きく異なった考え方なのです。

スクラム開発

スクラム開発は、上記で解説したアジャイル開発をベースとして、異なる特徴を持たせたものです。基本的には、2週間から4週間の「スプリント」と呼ばれる期間を設けて、この期間内にあらかじめ定めたタスクを処理します。事前にやるべきことを明確にして、毎日、開発を続けることが特徴です。

スクラムの特徴として「デイリースクラム」と呼ばれる、毎日のミーティングがあげられます。ここでアプリ開発の進捗状況を共有し、問題があればフォローできるようにするのです。細かく状況を把握して、必要に応じて担当業務の割り当てを変更するなどの対応が求められます。

なお、スプリントの最後にはレビューを実施して、次回の計画やタスクの割り当てなどを決定します。ウォーターフォール開発では、このような割り当ての変更は少ないですが、スクラム開発では頻繁な変更もあり得るのです。

参考:V字モデルはシステム開発の基本!概要やメリットを解説

まとめ

アプリ開発の基本的な方法や流れについて解説しました。開発するアプリに左右されますが、基本的には6つの手順でアプリは開発されます。初心者がアプリ開発を理解するにあたっては、この手順を軸として、さらに細かいスキルも習得していくと良いでしょう。

また、アプリ開発はウォーターフォール型が多いですが、アジャイル型も増えています。どちらも重要な考え方であるため、アプリ開発の知識を深めるために学んでおきましょう。

なお、弊社カオピーズにご依頼いただければ、オフショアを活用して幅広いアプリ開発を実現します。初心者で、アプリ開発の方法が分からない場合でも、詳しく説明しながら進めるためご安心ください。

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