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ローコードプラットフォーム おすすめ7選【2022年最新版】
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2023.06.14

ローコードプラットフォーム おすすめ7選【2022年最新版】

ローコードプラットフォーム を使うことで、ソフトウェアの構築やテスト、デプロイを簡単に行えるようになります。すぐに変更できるカスタムアプリケーションへの高まる需要に対応するため、あらゆる規模の企業で ローコードプラットフォーム が使用されています。
本記事では、3つ厳選したものを含めたおすすめのローコードプラットフォーム7選をランク付けしてレビューしました。あなたに最適のものが見つかるでしょう。

ローコードアプリケーションプラットフォームは、アプリケーション開発プラットフォームの一種であり、開発者が従来のアプリケーション開発プラットフォームよりも少ないコードでアプリケーションを作成できるようにするものです。ローコードプラットフォームでは通常、ドラッグ&ドロップ式のインターフェースやその他のツールを使用でき、アプリケーションの開発をより簡単で早く迅速に行えます。

おすすめローコードプラットフォームは何か?

2022年版のおすすめローコードプラットフォーム7選には、Microsoft PowerAppsやGoogle AppSheet、Salesforce Platform、Appian、App Builder、Zoho Creator、Mendixが挙げられます。
ローコード開発プラットフォーム市場は、2019年の78億4000万ドルから2024年までには272億3000万ドルへと、予測期間中にCAGR28.8%で成長すると予想されています。
ローコードプラットフォームの利用には多くのメリットがあります。アプリ開発にかかる時間を短縮し、アプリの品質を向上させ、開発者が長期のプロセスを経ることなくアプリを簡単に更新できるようになります。
それでは、おすすめのローコードプラットフォームを見ていきましょう。

おすすめ ローコードプラットフォーム の比較

ローコードプラットフォーム
企業規模
無料試用
導入方式
料金
Microsoft PowerApps
小/中/大
クラウド
5ドル~
Google AppSheet
小/中
クラウド
5ドル~
Salesforce Platform
小/中/大
クラウド
25ドル~
Appian
小/中/大
クラウド
無料
App Builder
小/中/大
クラウド
年額1,295ドル
Zoho Creator
小/中
クラウド
25ドル~
Mendix
小/中/大
クラウド・オンプレミス
60ドル~

この表では、7つのおすすめローコードプラットフォームを用途、料金、無料試用、および配置モデルの観点から比較しています。

1.Microsoft PowerApps

Microsoft PowerAppsは、コードを書くことなくビジネスアプリケーションを作成できるローコードプラットフォームです。このプラットフォームでは、ドラッグ&ドロップ式のインターフェースを使用して、ビルド済のコンポーネントのセットからアプリケーションを構築します。
PowerAppsは、Microsoft Excel、SharePoint、OneDrive、Azure SQLなど、さまざまなソースからデータを扱えるように設計されています。
このローコードプラットフォームは、従来のカスタム開発のような高いコストをかけずにカスタムビジネスアプリケーションを作成したい企業にとって費用対効果の高いソリューションです。

Microsoft PowerAppsローコードプラットフォームを使用するメリットは以下の通りです。
・シチズンデベロッパーがコードを書かずにビジネスアプリケーションを作成可能。
・アプリケーションを企業内の他の人と簡単に共有・使用可能。
・すべてのデバイスで統一感のあるデザインや操作感が得られ、ユーザーは異なるデバイスでもアプリを簡単にナビゲート・使用可能。
・PowerAppsは、特定のビジネスニーズに合わせて簡単にカスタマイズ・拡張可能。
・一般的なデータソースの多くと統合されているため、それらのソースからデータを使用するアプリケーションを簡単に作成可能

主な特徴
・コードを書かずにカスタムビジネスアプリケーションを短期間で作成可能。
・ドラッグ&ドロップ式のインターフェースを用いて簡単にアプリの画面やフォームを作成可能。
・一般的なビジネスソフトウェアアプリケーション用のビルド済コネクタのライブラリが利用可能。
・モバイルデバイス上でアプリケーションを実行可能。

料金
Microsoft PowerAppsは、ローコード開発プラットフォームとして3種類のプランがあります。
・アプリごとのプラン:ユーザー1名につき月額5~10ドル
・ユーザーごとのプラン:ユーザー1名につき月額20ドル

2.Microsoft PowerApps

Google AppSheetは、誰でもコーディングなしでアプリを作成し公開できるローコードプラットフォームです。Gmail、Maps、Hangouts、SheetsなどトップクラスのG Suiteアプリケーションと連携して、必要なデータをすぐに取得できます。ITに費やす時間を減らし、業務を遂行する時間を増やせます。
Google AppSheetは、コーディングせずにデータを動的なスプレッドシートに変換するための最も簡単な方法です。同僚や顧客、パートナーとの間であろうとデータを簡素化し、共有するための最良の方法です。Google Sheets APIとZapierの統合によってレポートを自動化できるようになり、情報をまとめるのに何時間も費やす必要がありません。
Google AppSheetのユニークな点は、コードを一切書く必要なくモバイルアプリを作成・共有できるローコードプラットフォームであることです。

主な特徴
・カスタマイズやワークフロー、統合機能を追加できるなど幅広い機能を備えている。
・Google Sheetsを搭載しており、Google Sheetsの機能を利用して強力なアプリを作成可能。
・ドラッグ&ドロップ式のインターフェースにより、コーディングの知識がなくても簡単にアプリを作成可能。

料金

Google-AppSheet

このローコードプラットフォームには、4つのプランがあります。

3.Salesforce Platform

Salesforce Platformは、大企業級のカスタムアプリケーションの性能や柔軟性を、SaaSアプリケーションのスピード、アジリティ、およびシンプルさで実現する初のローコードプラットフォームです。
Salesforce Platformを使用すると、わずか数クリックでアプリケーションを立ち上げて起動できます。データ収集からマーケティングオートメーションまで、あなたがやりたいことを何でもできるアプリをコードを書く必要なく簡単に作成できます。
Salesforce Platformは、おすすめローコード開発プラットフォームのひとつです。インテリジェントなモバイル/デスクトップアプリケーションビルダーの使用によってさらにパーソナライズしてあり、さらに価値をもたらすカスタマイズされた顧客体験を簡単に作成、管理、およびデプロイできます。
このローコードプラットフォームにより、顧客はコードを書く必要がなくアプリケーションを迅速に開発・デプロイできます。これにより、企業はコストのかかる開発リソースに投資する必要なく、新しいアプリケーションを迅速に立ち上げることが可能になります。

主な特徴
・視覚的なドラッグ&ドロップ式のインターフェースを用いてアプリケーションを作成可能
・ビルド済コンポーネントのライブラリが付属している
・すぐに使えるテンプレートが豊富

料金
このローコード開発プラットフォームには3つのプランがあります。

Salesforce-Platform

4.Appian

Appianはクラウドベースのローコード開発プラットフォームであり、カスタムアプリケーションをより速く、より少ないコーディングでの開発を可能にします。Appianのアプリケーションはモデル駆動アプローチで構築されており、容易に習得や使用することができます。
Appianプラットフォームの能力は、その柔軟性と使いやすさにあります。それによって、技術者でないユーザーでもあっても、たった1行のコードも書かずにロバストなアプリケーションを作成できます。Appianのローコードプラットフォームを使えば、モバイルアプリから企業規模のシステムまで素早く構築できます。
この無料のローコードプラットフォームにより、あらゆる規模の企業が迅速にイノベーションを起こせると同時に、ソフトウェアのライフサイクル全体を管理できます。

主な特徴
・視覚的なドラッグ&ドロップ式のインターフェース
・再利用可能なコンポーネントが各種利用可能
・さまざまな企業システムとの統合が可能

料金
Appianには、無料のローコードプラットフォーム版と3つの有料版があります。

Appian

5.App Builder

App Builderは、企業がほとんどコーディングを必要とせずにモバイルやWebのアプリケーションを迅速に作成およびデプロイできるローコードプラットフォームです。このプラットフォームではドラッグ&ドロップ式のインターフェースを使用してアプリケーションを設計・構築できるほか、ビルド済のコンポーネントやテンプレートのライブラリにより、短期間でアプリケーション開発を開始できます。
また、データ入力や検証などの一般的な作業を自動化するための機能も多数用意されており、アプリケーションのデバッグやデプロイのためのツール群もあります。

主な特徴
・さまざまなデータソースへの接続が可能
・サードパーティーのサービスと容易に統合可能
・アプリケーションの迅速な作成とデプロイが可能
・ドラッグ&ドロップ式のインターフェース

料金

App-Builder

6.Zoho Creator

Zoho Creatorは、企業が幅広いコーディング知識を必要とせず、カスタムアプリケーションを迅速に開発できるローコード開発プラットフォームです。
Zoho Creatorには、コードを書かずにアプリケーションを簡単に作成できる視覚的なドラッグ&ドロップ式のインターフェースが含まれています。さらに、Zoho Creatorにはさまざまな組み込み機能があるため、完全なローコード開発プラットフォームとなっています。
Zoho Creatorを使うことで、企業はコードを書くことなくワークフローやアプリを構築できます。Zoho Creatorは、コーディングせずにクラウド上でデータ駆動型アプリを作成するためのフルスタック製品です。数回クリックするだけでビルド済ブロックをライブラリのリストから選択し、キャンバス上にドラッグ&ドロップし、カスタマイズして独自のアプリを作成できます。数日ではなく、数分でアプリの構築が可能です。

主な特徴
・ドラッグ&ドロップ式のインターフェースでカスタムアプリケーションを迅速に作成可能
・一般的なアプリケーション向けの幅広い組み込みテンプレート
・他のZoho製品とのシームレスな統合
・カスタムコードの追加機能など、開発者向けの高度な機能がある
・充実したカスタマーサポート

料金

Zoho-Creator

7.Mendix

Mendixは、企業向けのモバイルまたはWebアプリケーション用のローコードプラットフォームです。コーディングの必要がなく、エンタープライズアプリケーションの設計や開発、デプロイを迅速に行うことができます。
Mendixでは、ブラウザ上でアプリケーションを設計でき、必要なときにだけコーディングできます。Mendixには、容易に設定可能な作成済ロジックを含むモジュールである、コード化済みApp Sheetsのライブラリが豊富に備わっています。
このローコードプラットフォームは、広く大企業で使用されています。

主な特徴
・このローコードプラットフォームではモデル駆動アプローチが使用されています。つまり、アプリケーションの構造と動作を定義するモデルを作成することでアプリケーションが構築されます。
・400以上の幅広い組み込みコンポーネント
・外部コンポーネント対応
・オンプレミスまたはクラウドでデプロイ可能
・AIによる開発支援

料金

Mendix

ローコード開発のメリット

ローコードプラットフォームが重要である理由は数多いです。第一に、企業が高額で時間がかかるカスタムコーディングを必要とせずに、アプリケーションを迅速に開発できるようになります。
第二に、企業が社内のITスタッフや高額なコンサルタントを必要とせずに、アプリケーションを開発・デプロイする方法が得られます。
第三に、ローコードプラットフォームによって、高額で時間がかかるコーディングを必要とせずに、新しいアイデアやアプリケーションのプロトタイプを迅速に作成し、繰り返し使用する方法が得られます。
最後に、ローコードプラットフォームによって、企業はモバイル、Web、クラウドベース環境などさまざまなデバイスやプラットフォームにアプリケーションを展開できます。

まとめ

ITがビジネスを左右する時代の象徴といえる技術であるといっても過言ではないのが、ローコード開発です。DXの導入が進み、システム開発やアプリ開発の効率化によってビジネスがさらに加速することで、企業の差別化が進むことが予想されています。 以上、世界的なトレンドとなりつつあるローコード開発をご検討中の方向けに、システム開発を変えDXを実現する、ローコードプラットフォームのお役立ち情報をまとめました。 また、ローコード開発に関するお困りごとがございましたら、遠慮なくお申し付けください。

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