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画像・PDFから文字を読み取るOCR!大量の書類のデータ化はビジネスツールがおすすめ
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2024.04.29

画像・PDFから文字を読み取るOCR!大量の書類のデータ化はビジネスツールがおすすめ

「画像・PDFから文字を読み取るにはどうすればいい?」
「大量の資料をデジタル管理するならどのアプリがおすすめ?」
このように、画像やPDFから文字を読み取るツールについて気になっていませんか?

 画像・PDFから文字を読み取るOCR!大量の書類のデータ化はビジネスツールがおすすめ

画像などから文字を読み取り、テキストデータとして電子化する技術を「OCR」と言います。OCR機能のついたアプリにはさまざまな種類があり、日常生活のちょっとしたメモをスマホに保存するのに便利です。

しかし、無料のツールでは機能に制限があることが多いため、大量の資料をデータ化するなどビジネス目的で使用するなら機能が充実したツールを選びましょう。

こちらの記事では、OCRの仕組みやOCR機能がついた無料アプリについて紹介します。

目次

OCRとは?画像・PDFをスキャンして文字を読み取る

OCRとは、画像やPDFから文字を読み取る技術のことです。「Optical Character Recognition」の頭文字から取った略称で、日本語では「光学文字認識」ともいいます。

 OCRとは?画像・PDFをスキャンして文字を読み取る

画像やPDFなどをスキャンして文字を読み取ることでテキストを電子化することができ、保存や管理、検索を便利にすることができます。紙媒体に手書きしたメモやノート、資料なども写真撮影することで画像にして、OCRを利用すればデジタル化が可能です。

OCR機能のツールやアプリにはさまざまなものがあり、無料で手軽に利用できるものから、大量の資料をデジタル化する高性能の有料版ツールもあります。

OCRの機能の仕組み

OCRの機能は、大きく次の3つの手順によって文字をデジタル化する仕組みです。
1. OCRの前処理
2. OCRの文字認識
3. OCRの後処理
それぞれ順を追って解説します。

OCRの前処理|データを改善して成功の可能性を高める

OCR技術は、まず画像の前処理から始まります。

通常、撮影した写真には文字以外の不要な要素や歪みなどが発生します。画像の前処理を行うことで、不要な歪みが抑えられて画像認識の機能を強化することが可能です。

OCRの前処理は、データを改善する目的で行われ、文字認識の成功率を高めることができます。

OCRの文字認識|画像の文字を認識する

前処理が終わったら、文字認識を行う工程へ進みます。

元の画像からどこに文字が書かれているのかを解析し、その範囲をブロック分けします。

ブロック内の文字列を解析し、その文字列の中の文字を解析。文字と判断した部分が何の文字なのかを特定して文字を認識する仕組みです。

OCRの後処理|エラーを訂正して精度を高める

OCRの後処理では、文字認識した結果に対してソフト内のAIや辞書を使用してエラーがあれば訂正します。

文字単体だけでなく、前後の文字や行、文章などからより最適な文字を判断します。このエラー訂正の後処理を行うことで、OCRの精度を高め文字認識の結果を保証することが可能です。

文字の訂正機能は進化を続けており、年々認識率は向上しています。

無料のOCR機能が付いたアプリ(Android・iOS)

画像から文字を読み取るOCR機能がついたアプリには、以下があります。
・Microsoft Lens
・Google Lens
・Adobe Scan
・一太郎Pad
・Evernote
・Googleドライブ
それぞれの詳細について解説します。

 無料のOCR機能が付いたアプリ(Android・iOS)

Microsoft Lens

Microsoft Lensは、Microsoft社が提供している無料のOCR機能つきアプリです。スマホのカメラ機能を使用し、被写体に映った文字を読み取ってテキストとして出力します。

読み取ったテキストは音声で読み上げたり、メールアドレスなどの連絡先なら直接アドレス帳に追加したりできます。

また、Microsoft Lensで撮影した写真はWord形式やPowerPoint形式、PDF形式など、さまざまなファイル形式で保存可能です。クラウドストレージのMicrosoft OneDriveに直接保存することもできます。

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Google Lens

Google LensはGoogle社が提供する「Googleアプリ」内で利用できるOCR機能です。スマホのカメラに映った文字を読み取ってテキストとして出力する以外にも、文字の翻訳、認識した情報をもとに関連コンテンツや類似画像を検索することができます。

スマホのカメラ機能だけでなく、スマホ内に保存してある画像から文字を読み取ったり検索したりすることも可能です。

Googleアプリの検索ボックスの右側に表示されているカメラアイコンをタップすることで、画像検索機能、OCR機能を利用できます。

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Adobe Scan

Adobe Scanは、Adobe社が提供する無料のPDFスキャナーアプリです。

スマホカメラで文書を撮影すると、自動的に文書部分が切り取られPDF化できます。たとえば領収書や請求書、写真、名刺、ホワイトボードなどのあらゆる文字情報を簡単にデジタル化できます。

過去にはApp Store内「ビジネス」カテゴリで上位を獲得したことがあり、日常使いやビジネス目的での使用にも人気のあるアプリです。

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一太郎Pad

一太郎Padは、OCR機能を持つテキストアプリで、シンプルな使いやすさと誤字脱字が少ないことが特徴です。

文字を読み取りたい文書をカメラで撮影し、完了をタップするだけで読み取ったテキストがデジタル化されます。一太郎Padで読み取った文書は画像付きでアプリ内に保存されるので、些細な気になることでも手軽にメモして後で見直したいときに便利です。

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Evernote

Evernoteは、無料の多機能メモアプリです。クラウド上にデジタルノートを作成しテキスト入力できるほか、手書きや音声メモ、写真の添付、リマインダーを設定することも可能です。

Evernoteはカメラで撮影した画像やスマホ内の画像を自動的にOCR処理する機能がついており、他に保存したメモとまとめて検索できます。

iPhoneやAndroid、iPadで使えるアプリが提供されており、スマホアプリを使用すればWebブラウザよりもシームレスに利用可能です。

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Googleドライブ

Googleドライブは、Google社が提供するクラウドストレージサービスです。あらゆるデータをクラウド上に保存できるほか、PDFや画像ファイルないの文字を読み取ってテキストデータに変換する機能がついています。

Googleドライブは誰かと共有したいときに便利で、Googleドライブに保存されたファイルは複数人で共有することが可能です。社内での情報共有のほか、チームで共同編集をする際に便利です。

大量の書類をデータ化するならビジネス向けOCRがおすすめ

画像から文字を読み取るOCR機能は、さまざまな場面で利用できます。手書きのメモを整理したいときや書類をデジタル化したいときなど日常使いのほか、ビジネスシーンでもOCR機能が活躍する場面は多いです。

ただし、無料のOCR機能つきアプリでは一度に読み取るデータ量に制限があったり、精度が劣ったりする点に注意が必要です。

ビジネスとして大量の書類を高速にデータ化し、社内で情報共有するならビジネス向けOCRをおすすめします。

ビジネスで画像・PDFから文字を読み取るならカオピーズにお任せください

大量の資料や画像を高い精度で文字起こしするなら、有料ソフトの利用をおすすめします。

私たち、株式会社カオピーズは独自のOCRツール「Kaopiz OCR」を開発しました。対象の文字を高い精度、なおかつ1秒以下の処理時間で読み取ることができるため、社内の業務効率化を図ることができます。

ビジネス目的で画像・PDFから文字を読み取るなら、ぜひ株式会社カオピーズにお任せください。

株式会社カオピーズの文字読み取りツールの特徴

株式会社カオピーズの文字起こしツール「Kaopiz OCR」には、次のような特徴があります。
・文字認識が正確
・高精度・高速で画像処理
・精度は継続的に向上
・柔軟な対応
Kaopiz OCRの文字読み取りの精度は95%を誇ります。さまざまな角度で撮られた写真や影の入った写真でも正確に文字を読み取り、1秒以下のスピードで処理を行います。

AIの学習環境もあわせて提供していますので、読み取り精度が常に向上していき、社内の業務効率化を図ることが可能です。

柔軟な対応を行っており、お客様のニーズに合わせたカスタマイズも可能ですので、ぜひKaopiz OCRをお試しください。

株式会社カオピーズのOCRサービス一覧

株式会社カオピーズのOCRサービス「Kaopiz OCR」は、目的の異なる複数のサービスを展開しています。それぞれの特徴は次のとおりです。

サービス 読み取れる情報・特徴 平均処理時間(1枚あたり) 読み取り精度
マイナンバーカード OCR 氏名、住所、発行者、有効期限などすべての情報 1.1秒 97%
運転免許証読取 OCR 免許番号、氏名、免許証の色などすべての情報 1.8秒 95%
在留カード読取 OCR 免許番号、氏名、免許証の色などすべての情報 1.5〜3秒 98%
パスポートのMRZ読取 OCR タイプ、国、氏名、住所、パスポート番号、MRZコードなどすべての情報 0.7秒 98%
名刺読取 OCR 氏名、ローマ字、組織・団体、電話番号などすべての情報 ~4秒 93%
全般OCRエンジン 画像から一行〜複数行のテキストを正確に抽出 0.3秒/行 96%
eKYC
※画像認証サービス
オンライン上で本人確認を完結可能なエンジン(角度、髪型、メガネ問わず認識可能) 0.7秒 99.95%

Kaopiz OCRなら、手入力の手間やコストを削減できます。大量の画像から簡単・正確・高速で文字を読み取ることができます。ぜひ以下からKaopiz OCRについて詳しくチェックしてください。

Kaopiz OCRについて詳しく見る

まとめ

画像から文字を読み取る機能のことを「OCR」といいます。OCRの処理は大きく前処理・文字認識・後処理の3工程に分かれており、文字認識の前後に処理を加えることでより高精度の出力が可能になります。

現在、OCR機能がついたアプリは複数ありますが、無料版では機能に制限が設けられていたり精度が劣ったりするので大量の資料を読み取る場合などは不向きです。

大量の書類をデータ化するなら、ビジネス向けのOCRを導入することをおすすめします。株式会社カオピーズは、目的に応じた異なる7種類のOCRサービスを展開していますので、ぜひ一度お試しください。

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