2020年10月28日(水)から30日(木)まで幕張メッセにて開催された Japan IT Week 【秋】の「AI・業務自動化展」にカオピーズが出展いたしました。
WEBマーケティング、モバイル、ビッグデータ、IoT/M2M、AIなどに関わる最新技術を一堂に集めた、日本国内最大級のIT展示会です。
新型コロナウイルス感染症が世界的に流行する中で【春】の展示会は延期となり、【秋】の展示会も緊張感のある中での出展となりました。それにも関わらず、弊社ブースは例年より多くの方が立ち寄ってくださいました。
展示会場の様子
顔認証システム、OCR、物体認識の展示
今回の展示で最も人気が高かったのはOCRです。
特に非定型書類の読み取りに興味を持たれる方が多くいらっしゃいました。自社内をIT化しても、取引先からは依然として紙の請求書や注文書が送られて来る、という状況にあるそうです。そんなときに非定型書類OCRは役に立ちます。文書内のキーワードに反応するため、取引先ごとにデザインの異なる請求書や注文書からも情報を拾い出すことが出来ます。
こちらはサイト内にデモをご用意しておりますので、気になる方は是非お試しください。
カオピーズのブース
次に人気だったのが顔認証システムです。
以前より展示していた人体検知、顔認識のシステムを入退室管理用にアレンジしました。指紋や静脈認証では、ユーザーが機械に触れる必要がありますが、顔認証システムであればカメラの前に立つだけでチェックインが可能になります。眼鏡をかけたまま、髪形や服装の変更にも対応しており、当社が用意した6万人(※)のテスト用データに対して99.70%の精度で認識出来ました。これは例えばシステムを既に採用している当社ベトナム法人の従業員180名に置き換えた場合、ほぼ間違えることはないということです。
カオピーズの顔認証システムで、鍵当番やセキュリティカード紛失等の煩わしさから解放されたい方は、お気軽にご連絡ください。
また、物体認識AIも展示しました。
応用の利く技術のデモンストレーションとして、今回は本のカウントを行いました。机に積まれた本をカメラで撮影し、そこに映る冊数をリアルタイムに計測・表示します。この技術はそのまま書店の在庫管理や棚卸しに利用できますし、勿論、本以外の物を認識させることも可能です。
画像や映像の中から何かを見つけ出したいという方、カオピーズの物体認識AIをご紹介させて頂きますので、是非お問い合わせください。
ご期待ください
今回の展示会ではFAXの読み取り、手書き文字の読み取りに関するご質問を非常に多く伺いました。FAXから排出されたぎざぎざの文字に対応するエンジン開発は当社内で本年の11月中に完了する見込みです。このエンジンでは様々なニーズにお応えできるかと考えております。さらに、来年には手書きの文字に対応できるエンジンもお披露目できるよう精度向上に努力しております。
今後ともご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。