ベトナムオフショア |単価や失敗しないコツ【2023年最新動向】
「 ベトナムオフショア 開発について知りたい」
「ベトナムオフショアを選ぶメリットを知りたい」
オフショア開発を検討しているけど、どの国にすべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。今回はそのような方にむけ、 ベトナムオフショア の最新動向から成功のコツまで網羅しておとどけします。
100社以上の日本企業様をサポートするベトナムオフショア開発企業カオピーズが解説していきます。目次
1. AIチャットとは?~チャットボットの種類と仕組み~
はじめに、2023年オフショア開発の最新動向を解説します。
人気や単価などのトレンドがわかれば、オフショア開発企業選びがスムーズになるはずです。
1.1. 2023年 オフショア人気国ランキング
2023年最新のオフショア開発先の人気ランキングは以下のとおりです。
1位:ベトナム(48%)
2位:フィリピン(21%)
3位:インド(13%)
4位:バングラデシュ(8%)
5位:中国(4%)
昨年に続きベトナムが人気No.1で、約半数の日本企業がオフショア先としてベトナムを第一候補にあげています。
ベトナムが選ばれる主な理由には、「マジメで勉強熱心」「日本との時差が2時間」「日本文化への理解がある」などがあります。
それ以外の今年度の大きな特徴として、中国のランクダウンがあげられます。
中国は昨年、ランキング4位でしたが今年は5位と順位を下げ、人気度も7%→4%と半減する結果となっています。
1.2. 2023年人月単価
2023年最新のオフショア開発先の人月単価は以下のとおりです。
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2022年の歴史的な円安の影響で、どの国も20~30%の単価アップとなっていますが、全職種平均でみると、ベトナム・フィリピンの2国が安価であるといえます。
1.3. 2023年 オフショア開発の課題
冒頭の人気ランキングでもふれましたが2023年は中国の人気下落が顕著で、そのカントリーリスクが懸念されています。
国際的な中国対抗策の影響が大きく、中国大使が国際情勢に懸念を表明するなど、外交的な緊張状態が続いています。
2023年に入ってもG7外相会合の共同声明に対し中国が抗議するなど、関係回復のきざしはみられません。
長年にわたりオフショア開発の中心は中国でしたが、このようなカントリーリスクや単価アップにより、「チャイナプラスワン」のオフショア先探しがすすんでいます。
2. オフショア開発を選ぶメリット
ここから、ベトナムオフショア開発を選ぶメリットを3つご紹介します。
2.1. IT人材の質・量ともに充足
ベトナムではPCやタブレットなどを活用したICT教育がすすんでおり、政府主導で学校教育全体のデジタル化がすすんでいます。
とくに科学・技術・工学・数学の教育に熱心で、2030年に150万人のIT人材を輩出する目標をかかげています。
優秀な人材が今年も供給されることは確実で、ハノイ工科大学などの優秀なエンジニアがオフショア開発を支えると期待されています。
2.2. 期日や品質への意識の高さ
IT人材にかぎらずベトナム人は「マジメ」「勤勉」「手先が器用」と、日本人と同じような感覚を持ちあわせているといわれています。
とくにIT人材は優秀で、経済産業省の調べではベトナムIT人材の勉強時間は日本人の約2倍であると発表されています。
また、ベトナムのエンジニアは優秀であれば高収入を獲得できるため、モチベーションが高く期日や品質への意識も高いことでも有名です。
このように国としての親和性が高く各個人も優秀であるため、開発をスムーズにすすめられる傾向にあります。
2.3. 日本語能力の高さ
日本語は、2007年からベトナムの高校で履修できる外国語科目のひとつになっています。
そのため、日本語能力検定の受験者数も右肩あがりで増えており、日本語教育がかなりのハイスピードで普及しています。
2021年2月のベトナム日本大使館発表によると、ベトナム63省市のうち10省市において、小学校2校・中学校81校・高校36校で日本語教育が実施されています。
日本企業への就職を希望する人も多く、日本語習得をつうじて自身のキャリア形成をしようとするIT人材が増えています。
3. オフショア開発で失敗しないコツ3つ
オフショア開発はリーズナブルな価格でソフトウェア開発を委託できることがメリットですが、気をつけなければいけない点もあります。
ここでは、オフショア開発で失敗しないコツを3つご紹介します。
3.1. コミュニケーションにこだわる
オフショア開発では、発注側と受注側のコミュニケーションが重要なカギを握ります。
国内企業に発注する場合とことなり、商習慣や文化の違いがボトルネックとなり、トラブルに発展するケースもあります。
そのため日本語がわかるだけでなく、日本とオフショア国お互いの習慣・文化にくわしい担当者が在籍していることが大切です。
弊社カオピーズでは、日本・ベトナム双方の商習慣に精通したブリッジSEが進捗を管理し、状況をお客様に逐次ご報告しています。
お客様と弊社間でタスク管理ツールなどを使用して密なやりとりを行うことで、リアルタイムで進捗を把握していただけるようにつとめています。
3.2. 品質管理への取り組みにこだわる
オフショア開発のみならず、システム開発においてバグやエラーを除去するための品質管理への取り組みは欠かせません。
品質管理方法について意識あわせができていないと、バグ修正のために追加工数が発生し、納期おくれやコスト増が発生するリスクがあります。
そのため以下3点に気をつけ、品質管理を徹底させることが重要です。
1. 要求仕様を明確かつ詳細につたえ文書化する
2. 品質マネジメントや品質レベルについても文書化・数値化する
3. 進捗確認・テスト計画を明確化し定期的にレビューを行う
3.3. ブリッジSEの能力にこだわる
オフショア開発では、ブリッジSEが発注側と受注側の橋渡しを行います。
そのためスキル不足のブリッジSEを選ぶと連絡ミス・ミスコミュニケーションが発生し開発状況もブラックボックス化してしまいます。
そのためブリッジSEとは直接会い、以下のようなスキルを確認しておくことをおすすめします。
● ハイレベルなコミュニケーション能力
● エンジニアとしてのスキル
● 日本語・ベトナム双方の文化・商習慣への理解
※関連記事:オフショア開発 における ブリッジSE の 役割とは?
4. 弊社カオピーズの強み
カオピーズは、これまで100社以上の日本企業様のシステム開発をサポートして参りました。
最後に、カオピーズの主な強みを3つご紹介します。
4.1. ベトナムIT企業トップ10賞受賞
現時点までに、カオピーズは約150社の候補の中から「ベトナムIT企業トップ10(ベトナムIT協会主催)」に選ばれました。
この賞はベトナム国内の優秀なIT企業を選出し、国内外のパートナー企業様に紹介しPRすることを目的としたものです。
また 、ベトナムで最も活躍する企業・個人におくられる「サオ・クエー賞(ベトナム情報通信省後援)」も5年連続で受賞するなど継続的な評価をいただいております。
今後も従業員ひとりひとりが顧客満足度の向上につとめ、システム開発で日本企業様をサポートして参ります。
※関連記事:カオピーズがソフトウェア輸出企業トップ10に選出されました。
※関連記事:株式会社カオピーズは、5年連続で2023年Sao Khue賞を受賞しました!
4.2. 従業員の大半はハノイ工科大学出身
カオピーズのエンジニアの大半は、ベトナム理系トップのハノイ工科大学出身です。
ハノイ工科大学は1956年に設立された国立大学で、「アジア太平洋トップ技術大学協会」の一員にも認定されています。
弊社ではハノイ工科大卒のエンジニアが作るハイクオリティなアプリを、リーズナブルな価格でご提供しています。
また、創立者3名全員が立命館大学への留学や日本企業への就業経験があるため、日本文化を深く理解しています。
スキル・コミュニケーション共に、日本企業様を全面サポートできるレベルの高いサービスをご提供いたします。
4.3. ISO9001・ISO27001による品質・セキュリティ管理
カオピーズではISO9001・ISO27001を取得し、システム開発全行程における品質・セキュリティ管理を徹底しております。
ISO9001は、製品・サービスの品質を継続的に向上させていくことを目的とした品質管理の規格です。
世界的にもっとも普及しているマネジメントシステム規格で、170ヵ国以上・100万以上の組織が利用しています。
同様にISO27001は情報セキュリティに関する国際規格で、情報の機密性を管理しながら有効活用するためのとり組みを示すものです。
この他にも「ISTQBプラチナパートナー認定」を受けるなど、お客様の信頼をよりいっそう高めることができるよう継続的なとり組みを続けています。
5. まとめ
今回は ベトナムオフショア開発 について解説しました。
● ベトナムはオフショア開発国 人気No.1
● 親日的でカントリーリスクが少ない
● 国策としてIT人材育成にとり組んでいる
オフショア開発を成功させるためには、発注側・受注側双方の信頼関係が欠かせません。
開発スキルや日本語能力だけでなく、実際に担当者と会って感触を確かめることも大切です。
カオピーズでは、オフショア開発に関するご相談を随時受けつけております。
ご不明点や疑問点がございましたらお気軽にお問い合わせください。