アプリ制作 にあたっては、各種ツールを用意しなければなりません。特別なツール無しにアプリ開発することもありますが、ごく一部だと考えましょう。基本的には、開発のために専門的なツールが必要です。
また、近年はAIの発達により、アプリ開発にもAIが活用されるようになりました。AIを使いこなせるかどうかで、アプリ開発の効率が変化する状況です。今回は、アプリ開発の基本となるツールやAIについて解説します。
目次
アプリ制作 | 外注する際の注意点
アプリ制作を外注する際には、いくつかの注意点があります。具体的に、どこに注意すれば良いのか挙げると以下の通りです。
対応しているOSやデバイス
アプリ開発会社が、どのようなOSやデバイスに対応しているのかに注意が必要です。依頼先によって、対応できる内容には大きな違いがあります。これを踏まえていないと、アプリ制作時に大きな問題となりかねません。
例えば、スマートフォンアプリはAndroidとiOSに分けられます。これらのうち、どちらも開発できるのか片方だけであるのかに注意が必要です。
また、Androidは端末の種類が非常に多く、それぞれが異なった特徴を持っています。これらのうち、どのような端末を対象に開発できるのかは、意識したい注意点です。
得意分野
今までの実績を踏まえて、どのようなアプリ開発を得意としているのかに注目しましょう。実績がないジャンルのアプリ開発を依頼しても、失敗してしまう可能性があります。
例えば、勤怠管理に関するアプリ開発は、業務フローについての理解が必要です。今まで、そのようなアプリ開発がない会社に外注すると、認識齟齬から意図せぬアプリが納品されるかもしれません。
近年は、アプリ開発会社が実績を公開しています。事前に目を通して、期待できる会社へと外注しましょう。
開発フローの確認
どのような段取りで、開発が進められるかに注意しておいた方が良いでしょう。開発フローによっては、アプリを発注したにも関わらず、状況を適切に把握できないかもしれません。
例えば、要件定義が完了したタイミングで、お互いに合意する仕組みがあるかは重要です。このような仕組みがないと、外注先の理解だけでアプリ開発が進んでしまいます。後から認識齟齬が見つかると、トラブルが大きくなるでしょう。
アプリ開発を外注するとはいえど、積極的に協力しなければなりません。そのような開発フローになっているかどうかは、重要なポイントなのです。
成果物の提供依頼
外注先から、どのような成果物が提供されるかに注目しましょう。アプリを開発してもらった証拠になるものであり、バグなどが生じた際、責任の所在を明らかにできるものです。
基本的には、要件定義や設計の結果を文書にして提供してもらいます。内容を確認し、問題ないと判断されたならば、次の工程へと進む仕組みです。作業を進めて良いか判断するために、細かく提供してもらうようにしましょう。
ただ、成果物の種類が多すぎると、外注費用が高くなってしまいます。また、確認作業にも時間を要してしまうでしょう。
アプリ開発の外注先にオフショアを選択するメリット
アプリ開発の外注先には多くの選択肢があります。その中に、海外などオフショアがあるのです。続いては、アプリを外注したい場合に、オフショアを選択するメリットについて解説します。
低コスト
日本国内よりも、低コストでアプリを開発できます。開発コストを削減できることが、最大のメリットだと考えても良いでしょう。具体的に、どの程度削減できるかはオフショア先によって異なります。
例えば、オフショア先にベトナムを選択すると、日本よりも20%程度安く開発が可能です。日本で人権費を削減することは限界がありますが、海外ならば人件費を安く抑えられ、全体の開発コストを下げられます。
なお、大規模な開発にも対応できるため、規模が大きくなればなるほど、大きなコスト削減が可能です。規模の大きなアプリ開発こそ、オフショア開発を選択することをおすすめします。
高学歴・高スキル
オフショア先のエンジニアは、高学歴や高スキルが中心です。「単価の安いエンジニアのレベルは低い」と思われがちですが、実際にはそうではありません。そもそも、物価や賃金の相場に大きな違いがあるため、日本から見ると安くともレベルの高いエンジニアが対応してくれます。
日本で同じレベルのエンジニアを確保すると、一般的なアプリ開発よりも高くなるでしょう。逆に、オフショア開発を利用すれば、単価は下がりレベルは高まります。一石二鳥ともいえる、特に注目したいメリットなのです。
大半が日本語対応
基本的に、オフショア開発は日本語で依頼できます。アプリ開発の外注先に、現地メンバーとやり取りできる「ブリッジSE」が在籍しているため、言語の壁を意識する必要はありません。直接、指示を出せない言語圏のエンジニアでも、ブリッジSEがカバーしてくれます。
日本語で依頼できなければ、開発単価は下がっても、日本側のコストが高まってしまいます。これでは、本末転倒であることはいうまでもありません。しかし、オフショア開発ではそのような部分を気にすることなく、日本国内で依頼するのと同じように外注できるのです。
アプリ開発をベトナムなどのオフショアへ依頼するポイント
アプリ開発をベトナムなどのオフショアへ依頼する際にはポイントがあります。以下を意識しながら開発を進めるようにしてみましょう。
開発の品質
事前に開発の品質を評価しましょう。オフショア開発は、レベルの高いエンジニアが対応してくれることもありますが、全てがそうとは限りません。開発の品質が低いこともあるため、事前の確認が重要です。
品質の評価にあたっては、実績などを提示してもらうと良いでしょう。ソースコードや設計書などを確認できれば、どのような品質のアプリ開発会社であるのか判断できます。
ただ、どの程度の情報を開示してもらえるかは、状況によりけりです。十分な情報を開示してもらえないこともあるでしょう。
コミュニケーションコスト
海外へアプリ開発を外注するため、コミュニケーションコストが生じるリスクはあります。基本的には、上記で解説した通り、ブリッジSEを経由したコミュニケーションが可能です。ただ、思うように意思疎通できないことで、コミュニケーションコストが増えてしまうかもしれません。
例えば、業務フローが特殊な場合、ブリッジSEでは詳細を理解できないことがあります。このような状況では、ブリッジSEからオフショア先に適切な指示を出せません。ブリッジSEに細かく説明したり、オフショア先に説明したりする手間が生じるのです。
もちろん、大前提としてはブリッジSEがコミュニケーションをカバーしてくれます。ただ、思い通りにならないこともあるため、その点は注意しておきましょう。
社会情勢の変化
開発を外注する先には、発展途上国が含まれています。そのため、社会情勢の変化に注目しなければなりません。もし、何かしら大きな変化が発生すると、アプリ開発の外注作業が滞ってしまう可能性があります。
例えば、政治的に大きな変化があり、エンジニアを取り巻く環境が変化するかもしれません。結果、思うように開発作業を進められなくなるのです。そのような状況に陥ると、日本から外注しているアプリ開発が止まってしまいます。
これは極端な例ですが、日本よりも社会情勢が安定していない国が含まれます。その点は一種のリスクとして、オフショア開発の利用時に認識しておきましょう。
参考:ベトナム国産業人材育成分野における情報収集・確認調査
オフショア開発を成功させるためにやるべき2つのこと
ベトナムなどのオフショア開発を成功させたいならば、いくつものポイントがあります。最低限、以下を意識してアプリ開発会社と作業を進めるようにしましょう。
コミュニケーションに力を入れる
できるだけコミュニケーションに力を入れ、オフショア先とやり取りするようにしましょう。アプリ制作会社に全てを丸投げするのではなく、発注者として状況を確認しなければなりません。
例えば、日本と海外には文化の違いがあり、それがアプリ開発の仕様に影響することがあります。日本人は当たり前と考えていても、オフショア先では別の考えがあるかもしれません。そのような認識齟齬が発生していないか評価するため、コミュニケーションが非常に重要なのです。
指示を「わかりやすく」「具体的に」伝える
何かしら作業を依頼する際は、指示を分かりやすく具体的に伝えることが重要です。曖昧な指示を出してしまうと、現地のエンジニアが独自に解釈して行動するかもしれません。また、具体的な指示がないからといって、開発に着手してもらえないことも考えられます。
日本人に作業指示を出す場合でも、分かりやすく具体的に伝えることは非常に重要です。オフショア開発の場合は、ブリッジSEを経由してコミュニケーションを取ることが多いため、より分かりやすく具体的に伝えることが求められます。
関連記事:ソフトウエア開発会社ならカオピーズ|ベトナムの開発会社を選ぶ6つのメリットも解説
まとめ
アプリ開発を外注する場合の注意点について解説しました。外注先を評価するなどしなければ、思うような品質でアプリを開発してもらえない可能性があります。多少時間をかけてでも、必ず状況を評価するようにしましょう。
また、アプリ開発の外注先は国内だけではなく、オフショアも考えられます。現在は、ベトナムなどへのオフショアが人気であるため、これらの活用も検討しましょう。日本よりも安価でありながら、高品質なアプリを開発できます。
弊社カオピーズならば、ベトナムのレベルの高いエンジニアへオフショアを依頼できます。アプリ制作の外注先を探しているならば、お気軽にお問い合わせください。