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システム監視ツール|ツールだけでは不十分?人×ツールの24時間監視をおすすめ
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2025.04.30
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2025.04.30

システム監視ツール|ツールだけでは不十分?人×ツールの24時間監視をおすすめ

システム監視ツール は、現代のITインフラ運用において欠かせない存在です。

近頃はZabbix、Datadog、Prometheusなど、さまざまな監視ソリューションが登場し、多種多様なシステム運用の効率化が進んでいます。これらのツールはインフラの可視化やアラート通知を自動化する強力な手段となります。とは言っても、「ツールだけ」に頼る運用には限界があることも事実です。

この記事では、システム監視ツールの特徴と限界、そしてそれを補完する「人による監視」の重要性について解説し、カオピーズが提供するハイブリッド型の24時間監視体制についてもご紹介します。

目次

システム監視ツールの進化と導入の広がり

ここ数年で、 システム運用では以下のような監視ツールの導入が一般的となっています:

  • Zabbix:オープンソースで自由度が高く、広範な監視に対応
  • Datadog:クラウドネイティブ環境に強く、UI/UXが優れたSaaS型ツール
  • Prometheus:時系列データの収集・分析に特化した高性能監視基盤

これらのツールは、メトリクス収集やしきい値アラート、ダッシュボードの可視化など、システム状態の監視を効率化する機能を多く備えています。

しかし一方で、以下のような課題も浮き彫りになっています:

  • アラートの「誤検知」や「ノイズ」が多く、対応の優先順位判断が困難
  • 異常検知後の原因分析や判断には人の介在が必要
  • 運用ルールが複雑な環境ではツール設定の属人化が起きやすい
  • シフト運用やアラート対応が結局は人手に依存しているケースも

つまり、ツールは「検知と通知」は得意ですが、
その「後工程」=対応・判断・対話には、依然として人の存在が不可欠なのです。

システム監視ツールの進化と導入の広がり

システム監視ツールでは対応しきれない障害の例

一方で、現場では「ツールだけでは十分ではなかった」という声も少なくありません。
以下のようなケースでは、人による介在が不可欠です:

■ ケース①:ツール自体が通知できない状況

ネットワーク断やモニタリングサーバー自体の障害など、ツールの通知インフラに異常がある場合、アラートは上がりません。
→ 別の視点からの「クロス監視」や人による状況確認が必要です。

■ ケース②:しきい値以下の異常兆候

CPU使用率やレスポンス時間は正常でも、ユーザーからのエラー報告が増えているといった場合。
→ データでは判断できない「肌感覚」や運用知見に基づく判断が求められます。

■ ケース③:アラートが同時多発した際の切り分け

複数のアラートが同時に発生したとき、「どれが根本原因か?」を文脈の中で判断する力は人にしかありません。
→ アラートの関連性を読み解き、優先順位をつけるための「経験」と「直感」が求められます。

このように、緊急時こそ「人の判断力」が問われる場面が多く存在します。

ヒューマン監視が持つ価値とは?

では、「人による監視」にはどのような役割と価値があるのでしょうか?

  • 一次対応(ファーストレスポンス)の即時実施
    ツールで障害を検知した後、ログの確認や再起動、初期連絡など、即時の判断と行動が求められます。
    ツールにはできない「柔軟な対応」を実現できるのは、やはり人の手です。
  • 異常の背景理解と判断
    ツールは事実(数値)を教えてくれますが、「何が起きているか」「どこに影響があるか」などの文脈理解は人にしかできません。
  • お客様対応・報告・連携
    システム利用者や開発チームとのコミュニケーションや状況説明は、信頼関係の上に成り立つため、人間的な対応が重要です。

カオピーズのハイブリッド監視体制とは?

カオピーズでは、ツールの自動監視機能と人の判断・対応力を組み合わせた
ハイブリッド型24時間監視体制を提供しています。

主な特長は以下の通りです:

  • アラート発生から10分以内の初期対応保証
  • 日本語対応可能なBrSEを含む専属運用チームによる人手対応
  • 独自に開発した高機能な監視システムによる監視の自動化+迅速な実行
  • 30分以内に報告書提出などSLAに基づいた運用品質
  • 定期レビュー・運用改善のPDCAを通じた継続的な品質向上

監視の精度とスピード、そして人による判断を融合することで、「止まらない運用」を支える体制を構築しています。

システム監視のアウトソーシングについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

※関連記事:システム監視外注|アウトソーシングのメリット・デメリットと選び方

システム監視外注|アウトソーシングのメリット・デメリットと選び方

ツール × 人=理想的な監視体制

システム監視において、ツールは重要な役割を担いますが、すべてを任せられる万能な存在ではありません。

障害対応・判断・対話といった領域では、やはり人の経験と判断力が求められます。

「ツールだけ」「人だけ」ではなく、両者を組み合わせたハイブリッド体制こそ、これからの監視の理想形です。

カオピーズでは、システム監視のプロが体制構築をサポートいたします。

\ 24時間365日対応の監視体制をご検討の方へ /

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