「 Web開発 でどのようなものが作れるか知りたい」
「Web開発に必要なスキルやトレンドを知りたい」
「Web開発企業選びの注意点を知りたい」
Web開発 をしたいのだけれど、何から始めたら良いかわからない。そのような企業様も多いのではないでしょうか?
この記事では、Web開発をご検討中の企業様に向け、Web開発の例や開発スキルのトレンドについて解説します。
Web開発導入には、予備知識が必要です。どのようなシステムを作りたいか・どのような技術が必要かを正確に把握することでプロジェクトがスムーズに進行します。
Web開発をワンストップで手がけるベトナムのオフショア開発企業、「カオピーズ」が丁寧に解説します。
目次
Web開発とは ~Web制作との違い~
WebアプリやWebシステムなどの開発を「Web開発」と呼びます。言葉の定義はあいまいで、以下の用語がよく使われています。
・Webアプリ
・Webシステム
・Webサービス
・Webソフトウェア
これらには明確な区別がないため、どれも同じ意味合いと考えて問題ありません。共通しているのは、「Webブラウザから利用する」ことです。
Web開発とWeb制作の違い
Web開発と似たような言葉にWeb制作がありますが、両者は分けて理解する必要があります。
・Web開発
通販・SNS・動画配信など、アプリケーション機能のあるサイトの開発
・Web制作
ホームページ・ブログなど、アプリケーション機能のないサイトの制作
Web開発の例
Web開発で開発するWebアプリ・Webシステムの種類は、多岐にわたります。今回はWeb開発の代表例8つと、その開発事例をご紹介します。
1. ECサイト
BtoB(企業間取引サイト)
・建築資材受発注サイト
・オフィス機器受発注サイト
・工業製品受発注サイト
BtoC(一般消費者向けサイト)
・自社オンラインストア:アパレル(ユニクロ等)、自然食品、スキンケア商品
・ショッピングモール:Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング
2. 社内用Webシステム
・HR(人事・社会保険・給与など)
・会計・在庫・生産管理
3. ポータルサイト
4. SNSサイト
・Facebook
・Twitter
・Instagram
5. 動画配信サイト
・Hulu
・Netflix
・Amazon Prime Video
6. コミュニケーションツール
・Slack
・Chatwork
・Zoom
7. マッチングサイト
・アイミツ
・クラウドワークス
8. 情報検索サイト
・食べログ
・クックパッド
Web開発のトレンド
Web開発技術は目まぐるしく進化しており、トレンドも激しく入れ替わっています。数年で技術が古くなり、使われなくなってしまうケースもあります。
ここでは、2022~2023年最新のWeb開発技術のトレンドをご紹介します。
UX対応がトレンド
近年Googleは検索順位を決める要因として、「ユーザーエクスペリエンス(UX)」を重視しています。
ユーザーエクスペリエンスとは、「ユーザーがどれだけ快適にWebサービスを体験できるか」を指す言葉です。
Web開発の現場でも、UXを向上させるための取り組みが行われています。ここでは代表的なUX対策3つをご紹介します。
コアウェブバイタル(Core Web Vitals)
2021年6月にGoogleのランキング決定要因に組み込まれた概念で、直訳すると「核となる、Webの必要不可欠な要素」となります。
LCP・FID・CLSの3つの指標で表され、それぞれ「GOOD」「NEEDS IMPROVEMENT」「POOR」の三段階でWebサイトが評価されます。
・LCP(Largest Contentful Paint)
Webページの読み込み速度を表す指標で、直訳すると「最大のコンテンツ描画」という意味になります。
そのページで最も有意義なコンテンツが、どれぐらいのスピードで表示されるかを示しており以下のように規定されています。
2.5秒未満 | GOOD(良好) |
4秒以下 | NEEDS IMPROVEMENT(要改善) |
4秒以上 | POOR(悪い) |
・FID(First Input Delay)
クリックや入力に対する反応の早さを表す指標で、直訳すると「最初の入力までの遅延」という意味になります。
ユーザーが最初にクリックなどの入力操作をした際の応答性を示しており、以下のように規定されています。
100ミリ秒未満 | GOOD(良好) |
300ミリ秒以下 | NEEDS IMPROVEMENT(要改善) |
300ミリ秒以上 | POOR(悪い) |
・CLS(Cumulative Layout Shift)
Webページの読みやすさを表す指標で、直訳すると「累積的なレイアウトのズレ」という意味になります。
画面レイアウトがずれて読みにくくないかの評価で、以下のように規定されています。
0.1未満 | GOOD(良好) |
0.25以下 | NEEDS IMPROVEMENT(要改善) |
0.25以上 | POOR(悪い) |
シングルページアプリケーション(Single Page Application)
PCアプリのような感覚で使用できる「ユーザーエクスペリエンス(UX)」を提供する技術で、直訳すると「単一ページの(Web)アプリケーション」という意味になります。
ユーザーが操作してもWebページを再読み込みせず、更新部分だけを切り替える仕組みです。通常のアプリと変わらない感覚で使用できるので、高いUXを実現することができます。SPAの例としては、以下のようなものがあります。
・Gmail
・Google Drive
・Facebook
・Twitter
SPAは、後述するReact.js、AngularJS、Vue.js、Ember.jsなどで採用されています。
モバイルフレンドリー
ひとつのWebサイトで、スマホ(モバイル)とPC両方で表示できるようにする技術で、直訳すると「モバイル端末で扱いやすい」という意味になります。
スマホユーザーが圧倒的に増加したため対応がほぼ必須となっており、モバイルフレンドリー未対応のサイトは、Google検索での順位が下がってしまうため注意が必要です。
Web開発スキル:言語とフレームワーク
Web開発には大きくわけて2種類のスキルが必要です。
・フロントエンド開発スキル
・バックエンド開発スキル
これらの開発は、それぞれに適したプログラミング言語とWebフレームワークを駆使して行われます。
Webフレームワークとは、Web開発における「ひな型」や「テンプレート」のようなものです。フレームワークにはWebアプリ・Webシステムに必須の機能や、作業を効率化できる仕組みが備わっています。
フレームワークを活用すれば開発工数が大幅に短縮でき、保守性・運用性も高まります。
フロントエンド開発
Webアプリ・Webシステムの「見た目」の開発です。ユーザーから見える部分の開発であることから「フロントエンド」開発と呼ばれます。Webページ全体の表示・ユーザーの入力エリアの処理を実装します。
代表的なプログラミング言語
・HTML/CSS
・JavaScript
代表的なフレームワーク
フレームワーク名 | フレームワークでの開発言語 |
---|---|
Reac.js(リアクト・ジェイエス) | JavaScript |
AngularJS(アンギュラー・ジェイエス) | TypeScript |
Vue.js(ビュー・ジェイエス) | JavaScript・TypeScript |
Ember.js(エンバー・ジェイエス) | JavaScript |
バックエンド開発
Webアプリ・Webシステムの「裏側」の開発です。ユーザーから見えない部分の開発であることから「バックエンド」開発と呼ばれます。データベースへのユーザー情報登録や、決済処理などアプリに必要な各機能を実装します。
代表的なプログラミング言語
・Python
・PHP
・Ruby
・JavaScript
代表的なフレームワーク
Pythonのフレームワーク | Django |
PHPのフレームワーク | Laravel |
Rubyのフレームワーク | Ruby on Rails |
JavaScript | Node.js |
Web開発会社の選び方・注意点
ここまでご説明した通り、これからのWeb開発には優れたユーザーエクスペリエンスが求められます。UXの実現には、高いプログラミングスキルとフレームワーク活用スキルを持った開発会社のサポートが欠かせません。
ここでは、開発会社選びのポイントや注意点をご紹介します。
開発実績
開発企業のホームページで開発実績例を確認し、過去に類似システムの開発経験があるかを確認してください。
以下のような項目があれば、開発の実現性を具体的に判断できます。
項目 | 記載例 |
---|---|
システム名や種類 | Webシステム・業務システム・ゲームなど |
デバイス | PC・iPhone・Androidなど |
サーバ・サーバOS等 | AWS・Google Cloudなど |
開発言語・フレームワーク | HTML/CSS/Reactjs/PHP/Laravelなど |
開発スキル
所属するエンジニアの開発スキルも大切です。ひとつの言語・フレームワークにこだわらず、柔軟に対応してくれる企業を選ぶことをおすすめします。
スキルの高い企業であれば、性能・コスト・期間などを考慮して最適な提案をしてもらえます。
成果物の品質
リリースされたWebアプリ・Webシステムの品質に加え、企業としての取り組みも確認できれば信頼度は高まります。
例えば国際規格であるISO9001(品質マネジメントシステム規格)の認証や取り組み状況がわかれば、一定の品質レベルを持った企業であると判断できます。
セキュリティ対策
Web開発では、開発企業のセキュリティ管理に対する取り組みも重要です。社員のコンプライアンス意識・情報漏えいリスク低減などの基本的な情報セキュリティ対応を確認してください。
情報セキュリティに関する国際規格としてはISO27001などがあります。
納品後のサポートの有無
Webアプリ・Webシステムは納品後の運用保守が必要です。「開発は可能だが、運用保守する人材は確保できない」という企業も存在します。
あとから問題が発生しないよう、納品後のサポート体制について事前に相談しておきましょう。開発企業によっては、開発は請負契約・運用保守はラボ契約というように柔軟に対応している場合もあります。
まとめ
今回の記事では、Web開発の例や開発スキルのトレンドについて解説しました。
・Web開発とは「Webアプリ」や「Webシステム」の開発を指す
・ECサイト・情報検索サイトなど、様々な種類がある
・開発実績とスキルのある開発会社に依頼するのが得策
ベトナムのオフショア開発会社「カオピーズ」は、貴社のWeb開発をワンストップでサポート致します。
・社内にWeb技術者がいないので、アウトソーシングしたい
・Web開発に詳しくないので、提案から開発まで相談したい
・Webシステムの運用・保守を継続的に行って欲しい
このようなお悩みのある企業様は、是非弊社にご相談ください。
カオピーズはEC・SNSなどあらゆるWebシステム開発を安全・安定・高品質でサポート致します。
お客様のニーズに合わせ、最適なご提案が可能です。お気軽にお問い合わせください。