カオピーズ、「Vietnam Top 10 Tech & Map 2025」にて3部門同時受賞
ベトナムソフトウェア協会(VINASA)はハノイ市で9日、「2025年ベトナムIT企業トップ10」の表彰式と「2025年ベトナムデジタルテクノロジー企業マップ」の発表において、Kaopiz Holdingsは「グローバルデジタルサービス」分野における3部門で表彰されました。本受賞は、カオピーズの国際的な実力と成長戦略が高く評価された結果です。
グローバルに認められた実力
「ベトナムのデジタルテクノロジー企業トップ10」は、2014年に始まったVINASAが毎年実施するプログラムであり、ベトナム国内ICT企業を顕彰することを目的としています。2025年版では、初めて「企業評価」と「マップ構築」を連携させ、ベトナムのデジタル産業全体の23の主要技術分野における企業の位置付けや競争力が可視化されました。
カオピーズは、「グローバルデジタルサービス」分野において以下の3部門で選出されました。
- Top 10 Emerging Global Digital Service Providers(開拓グローバルデジタルサービス企業)
- Top 10 Global Digital Service Providers by Workforce Scale(従業員規模500〜1,000名企業)
- Top 10 Global Digital Service Providers in the Japanese Market(日本市場におけるグローバルデジタルサービス企業)
カオピーズは、「2025年ベトナムデジタルテクノロジー企業マップ」の授賞式で、グローバルデジタルサービス分野の3部門を受賞しました。』
「今回の受賞は、カオピーズが長年にわたり取り組んできた技術革新と国際水準への対応力の成果です。当社のグローバル戦略における大きな節目であり、ベトナムが2030年までに『デジタル国家』となるという国家ビジョンの実現に貢献するとともに、ベトナムIT企業の国際競争力を示すものでもあります。」
コアテクノロジーへの投資で「Go Global」戦略を加速
カオピーズは、従来のソフトウェア開発サービスにとどまらず、AI(人工知能)やクラウドコンピューティングなどのコアテクノロジーへの研究開発投資を積極的に進めています。これらの技術力を基盤に、実践的で高付加価値なデジタルソリューションを創出し、国内外の企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を力強く支援しています。
その代表例が、カオピーズの「教育業向けのDXソリューションズ」です。
カオピーズでは、人材育成と市場拡大の両立に注力しています。
AIによる高精度な手書き文字認識と自動採点機能を搭載し、教師の採点業務を約80%削減することが可能です。さらに、生徒データをクラウド上で安全に管理するとともに、学習成果をデータ分析することで、教育現場の業務効率化を実現し、教育の質の向上にも寄与しています。こうした取り組みが評価され、同ソリューションはベトナム情報通信省が主催する公式アワード「Make in Vietnam」において優秀ソリューションとして選出されました。
人材と市場の両輪で持続的な成長を実現
カオピーズは現在、約700名の高品質なITエンジニアを擁し、世界250社以上のクライアントに対して1,000件を超えるソフトウェアプロジェクトを成功させています。提供するソリューションは、業務システム、Webプラットフォーム、モバイルアプリ、ゲーム開発など多岐にわたり、製造・医療・教育・建設・小売など、幅広い産業分野の課題解決に貢献しています。
国内市場においても、自動車ユーザー向けスマートアシスタント「KGO」や、若手エンジニア育成を目的とした「Codestar Academy」など、自社プロダクトの開発に積極的に取り組み、社会的価値の創出と人材育成の両立を図っています。現在、ハノイ・ダナン・東京に拠点を構え、「ベトナム発のグローバルテクノロジー企業」としてその存在感を着実に高めています。
2030年に向けた成長ビジョン
2024年より、カオピーズは「Go Global」戦略を本格的に始動し、シンガポール・香港・オーストラリアなど英語圏市場への展開を加速しています。2025〜2030年の中期経営計画では、年間成長率40%の維持と、2030年のIPO(株式上場)を主要目標として掲げています。
今後もカオピーズは、AI・クラウド・次世代テクノロジーへの継続的な投資を通じて、国際的なパートナーシップを拡大し、「Make in Vietnam」ソリューションの開発を推進することで、世界のテクノロジーマップにおけるベトナムブランドの存在価値をさらに高めてまいります。



