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ソフトウェアとは|種類、例、ハードウェアとの違いを解説
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ソフトウェアとは|種類、例、ハードウェアとの違いを解説

ソフトウェアとは コンピュータを操作して特定のタスクを実行するために使用する命令、データ、またはプログラムのセットのことです。コンピュータの物理的な側面を表すハードウェアとは反対のものです。ソフトウェアは、デバイス上で実行されるアプリケーション、スクリプト、プログラムの総称です。ハードウェアが不変の部分であるのに対し、ソフトウェアはコンピュータの可変部分と考えることができます。

ソフトウェアは主に2つのカテゴリ、つまりアプリケーションソフトウェアとシステムソフトウェアに分類されます。アプリケーションは、特定のニーズを満たしたり、タスクを実行したりするソフトウェアです。システムソフトウェアは、コンピュータのハードウェアを実行するために設計され、アプリケーションを実行するプラットフォームを提供します。

その他のソフトウェアには、ソフトウェア開発者が必要とするプログラミングツールを提供するプログラミングソフトウェア、システムソフトウェアとアプリケーションの間に位置するミドルウェア、コンピュータデバイスや周辺機器を操作するドライバソフトウェアなどがあります。

目次

ソフトウェアとは?

コンピュータシステムにおいて、ソフトウェアは基本的に、コンピュータに何をすべきかを指示する命令またはコマンドの集まりです。言い換えれば、ソフトウェアとはユーザーのコマンドを実行し、コンピュータに何をすべきかについて一連の命令を与えるコンピュータプログラムのことなのです。

※関連記事:ソフトウェア開発 | 手法やトレンド、外注時のポイントについて解説

ソフトウェアの種類

ソフトウェアにはさまざまなカテゴリがありますが、最も一般的な種類は以下の通りです。

 ソフトウェアの種類

アプリケーションソフトウェア

ソフトウェアの最も一般的な種類であるアプリケーションソフトウェアは、ユーザー、場合によっては他のアプリケーションのために特定の機能を実行するコンピュータソフトウェアパッケージです。アプリケーションは自己完結型の場合もあれば、ユーザーのためにアプリケーションを実行するプログラム群の場合もあります。最新のアプリケーションの例としては、オフィススイート、グラフィックソフトウェア、データベースおよびデータベース管理プログラム、Webブラウザ、ワードプロセッサ、ソフトウェア開発ツール、画像エディタ、コミュニケーションプラットフォームなどが挙げられます。

システムソフトウェア

これらのソフトウェアプログラムは、コンピュータのアプリケーションプログラムやハードウェアを実行するために設計されています。システムソフトウェアは、ハードウェアとソフトウェアのアクティビティや機能を調整します。さらに、コンピュータハードウェアの動作を制御し、他のすべての種類のソフトウェアが動作するための環境またはプラットフォームを提供します。OSはシステムソフトウェアの適例であり、他のすべてのコンピュータプログラムを管理しています。システムソフトウェアの他の例としては、ファームウェア、コンピュータ言語のトランスレータ、システムユーティリティなどが挙げられます。

ドライバソフトウェア

デバイスドライバとも呼ばれるこのソフトウェアは、システムソフトウェアの一種とみなされることが多いです。デバイスドライバは、コンピュータに接続されたデバイスや周辺機器を制御し、特定のタスクを実行できるようにします。コンピュータに接続されているすべてのデバイスが機能するには、少なくとも1つのデバイスドライバが必要です。例えば、特殊なゲームコントローラーなどの非標準ハードウェアに付属するソフトウェアや、USBストレージデバイスやキーボード、ヘッドフォン、プリンターなどの標準ハードウェアを有効にするソフトウェアがあります。

ミドルウェア

ミドルウェアとは、アプリケーションソフトウェアとシステムソフトウェアの間、あるいは2つの異なる種類のアプリケーションソフトウェアの間を仲介するソフトウェアのことを指します。例えば、ミドルウェアによってMicrosoft WindowsはExcelやWordとの対話が可能になります。また、あるOSを搭載したコンピュータのアプリケーションから、異なるOSを搭載したコンピュータのアプリケーションにリモートワークのリクエストを送信する場合にも使用されます。ミドルウェアによって、新しいアプリケーションとレガシーアプリケーションの連携も可能です。

プログラミングソフトウェア

コンピュータプログラマーはプログラミングソフトウェアを使ってコードを記述します。開発者は、プログラミングソフトウェアとプログラミングツールの使用によって他のソフトウェアプログラムの開発や記述、テスト、デバッグが可能になります。プログラミングソフトウェアの例としては、アセンブラ、コンパイラ、デバッガ、インタプリタなどが挙げられます。

ハードウェアとソフトウェアの違い

ハードウェアとは、コンピュータの物理的な部品のことです。コンピュータハードウェアとは、私たちが触れることができるコンピュータのあらゆる部分を指します。これらは、コンピュータの構築に使用される主要な電子機器です。コンピュータのハードウェアの例としては、プロセッサーや記憶装置、モニター、プリンター、キーボード、マウス、中央処理装置(CPU)などが挙げられます。

 ハードウェアとソフトウェアの違い

入力装置

入力装置とは、ユーザーがコンピュータにデータや情報を入力するため、または単にユーザーがコンピュータと対話するための装置のことです。入力装置の例としては、キーボードやマウス、スキャナなどがあります。

出力装置

出力装置は、ユーザーが実行したタスクの結果を表示するために使用される装置です。出力装置の例としては、モニターやプリンター、スピーカーなどがあります。

記憶装置

 記憶装置とは、データを保存するための装置であり、二次記憶装置とも呼ばれます。記憶装置の例としては、CDやDVD、ハードディスクなどがあります。

内部コンポーネント

 内部コンポーネントは、システム内に存在する重要なハードウェアデバイスで構成されます。内部コンポーネントの例としては、CPUやマザーボードなどがあります。

ソフトウェアはどのように機能するのか?

すべてのソフトウェアは、コンピュータが動作し、ユーザーの要望を満たすために必要な指示やデータを与えます。しかし、アプリケーションソフトウェアとシステムソフトウェアという2つの異なるタイプのソフトウェアは、それぞれ全く異なる方法で動作します。

ソフトウェアはどのように機能するのか?

アプリケーションソフトウェア

 アプリケーションソフトウェアは、レポートの作成やWebサイトの操作など、エンドユーザー向けの特定の機能を実行する数多くのプログラムで構成されています。アプリケーションはまた、他のアプリケーションのタスクも実行可能です。コンピュータ上のアプリケーションは、それ自体で動作できません。アプリケーションを動作させるには、コンピュータのOSと、それをサポートする他のシステムソフトウェアプログラムが必要です。

このようなデスクトップアプリケーションはユーザーのコンピュータにインストールされ、そのコンピュータのメモリを使用してタスクを実行します。アプリケーションはコンピュータのハードドライブの容量を使用し、インターネットに接続する必要はありません。しかし、デスクトップアプリケーションは、実行するハードウェア機器の要件に従わなければなりません。

一方、Webアプリケーションは、インターネットにアクセスするだけで動作するため、ハードウェアやシステムソフトウェアに依存することがありません。そのため、ユーザーはWebブラウザを搭載したデバイスからWebアプリケーションを起動できます。アプリケーションの機能を担うコンポーネントはサーバー上にあるため、ユーザーはWindowsやMac、Linux、その他のOSからアプリケーションの起動が可能です。

※ポートフォリオ

システムソフトウェア

システムソフトウェアは、コンピュータのハードウェアとアプリケーションソフトウェアの間に位置します。システムソフトウェアはバックグラウンドで動作してコンピュータの基本的な機能を扱うため、ユーザーはシステムソフトウェアと直接対話することはありません。このソフトウェアは、システムのハードウェアとソフトウェアを調整し、ユーザーが高度なアプリケーションソフトウェアを実行してアクションを起こせるようにします。

システムソフトウェアはコンピュータシステムの起動時に実行され、システムがオンである限り実行し続けます。

設計と実装

ソフトウェア開発ライフサイクルは、プロジェクトマネージャーがソフトウェア設計に関連する段階とタスクを記述するために使用するフレームワークです。設計ライフサイクルの最初のステップは、作業を計画やソフトウェア使用者のニーズの分析、そして詳細な要件の作成です。最初の要件分析の次となる設計フェーズは、それらのユーザー要件を満たす方法の決定を目的としています。

次の段階は実装です。開発作業が完了し、ソフトウェアのテストが行われます。保守フェーズにはシステムを稼動し続けるために必要な作業すべてが含まれます。

ソフトウェア設計には、実装されるソフトウェアの構造、データモデル、システムコンポーネント間のインターフェイス、そしてソフトウェアエンジニアが使用するアルゴリズムが含まれています。

ソフトウェア設計プロセスでは、コンピュータプログラマーによってユーザーの要求がソフトウェアのコーディングと実装に使用できる形へと変えられていきます。ソフトウェアエンジニアは、ソフトウェア設計を繰り返し開発します。開発をする中で細部を追加し、設計を修正していきます。

ソフトウェア設計の種類には、以下のようなものがあります。

アーキテクチャ設計:これは基礎的な設計です。アーキテクチャ設計ツールを用いて、システムの全体構造、主要コンポーネント、およびそれらの相互関係を定義します。

基本設計: これは設計の第2レベルです。システムを、そのすべてのコンポーネントと合わせて、ソフトウェアスタックがサポートしているモジュールの形でどのように実装できるかに焦点を当てます。基本設計では、データフローや、システムのさまざまなモジュールや機能の関係について記述します。

詳細設計 この設計の第3レベルでは、定義したアーキテクチャに必要な実装の詳細すべてに焦点を当てます。

ソフトウェアの品質を維持するには

ソフトウェアの品質は、そのソフトウェアが機能要件と非機能要件の両方を満たしているかどうかを測る基準です。

機能要件には、ソフトウェアが何をすべきかが定められています。その中には、技術的な詳細、データの操作と処理、計算、またはアプリケーションの目的を決めるその他の機能が含まれます。

ソフトウェアの品質を維持するには

非機能要件(品質属性とも呼ばれる)は、システムがどのように機能すべきかを決定します。非機能要件には、ポータビリティや災害復旧、セキュリティ、プライバシー、ユーザビリティなどがあります。

ソフトウェアテストを実施することで、ソフトウェアのソースコードに含まれる技術的な問題を検出・解決します。また、製品の全体的なユーザビリティ、パフォーマンス、セキュリティ、互換性を評価し、要件が満たされていることを確認できます。

ソフトウェア品質の側面には、以下のような特性があります。

アクセシビリティ: 音声認識や画面拡大表示などの適応技術を必要とするさまざまな人々がソフトウェアを快適に使用しやすくなる度合です。
互換性: 異なるOS、デバイス、ブラウザなど、さまざまな環境でソフトウェアを使用するための適合性のことです。
効率:エネルギーやリソース、労力、時間、費用を無駄にすることなく、ソフトウェアがうまく機能する能力です。
機能性:指定された機能を実行するソフトウェアの能力です。
インストーラビリティ:指定した環境にソフトウェアをインストールできることです。
ローカライゼーションさまざまな言語、タイムゾーン、その他の機能にソフトウェアを適応させることです。
保守性機能の追加や改善、バグの修正など、ソフトウェアの修正のしやすさのことです。
パフォーマンス特定の負荷がかかった状態でのソフトウェアの動作の速さです。
ポータビリティソフトウェアをある場所から別の場所へ容易に移植できる能力です。 信頼性 特定の条件下で、決められた期間、エラーなしに必要な機能を実行するソフトウェアの能力です。
スケーラビリティ: 処理要求の変化に応じて性能を増減させるソフトウェアの能力の度合いです。
セキュリティ: 不正アクセスやプライバシー侵害、盗難、データ損失、悪意のあるソフトウェアなどから保護するソフトウェアの能力です。
テスタビリティ ソフトウェアのテストのしやすさのことです。
ユーザビリティ: ソフトウェアの使いやすさのことです。
ソフトウェアの導入後も、その品質を維持するために開発者は常に顧客からの新しい要求を満たし、顧客が発見した問題に対処できるようにソフトウェアを適応させていかなければなりません。そのためには、機能の改善やバグの修正、問題を防ぐためのソフトウェアコードの調整などが必要です。製品が市場で長持ちできるかは、このようなメンテナンスの要求に開発者が対応できるかどうかに左右されます。
開発者は、下記の4種類のメンテナンス(保守)を行うことができます。
是正保守: ユーザーは、開発者が修正すべきバグを見つけ出し、報告することがよくあります。これには、コーディングエラーや、他にもソフトウェアが要件を満たさないという問題などがあります。
適応保守 開発者は、OSの新バージョンが出たときなど、ハードウェア環境やソフトウェア環境の変化に対応できるように定期的にソフトウェアを変更しなければなりません。
完全化保守これは、ユーザーインターフェースの改善や、パフォーマンス向上のためのソフトウェアコード調整など、システムの機能性を向上させるための変更のことです。
予防保守:この変更はソフトウェアの故障を回避するために行われるもので、コードの再構築や最適化などの作業が挙げられます。

ソフトウェア開発を効果的にアウトソーシングするには?

ソフトウェア開発のアウトソーシングは、社内に開発チームを設けたくない企業にとって便利な手段です。コスト削減だけでなく、時間の節約や最新テクノロジーの活用も可能になります。とはいえ、適切なソフトウェア開発会社を見つけることは容易ではありません。しかし、調査に時間を投資し、明確なアウトソーシング戦略を持つことで、自社に合った企業を探し出せるでしょう。 ソフトウェアのアウトソーシングで成功する可能性を左右する要因は数多くあります。その中でも、企業が注意すると良い点は以下の通りです。

・アウトソーシングの目標を明確にする
・プロジェクトマネジメントに関与し、リモートチームと協力する
・期待は現実的なものにする
・マイルストーンを設定し、頻繁に進捗状況を追跡してフィードバックを提供する

繰り返しになりますが、アウトソーシングのプロジェクトが100%成功するという保証はありません。しかし、成功の可能性を高めるために企業がすべきことは確かにあります。

一方、定期的にソフトウェア開発が必要になる企業にとっては、リモート開発チームへの委託はより良い選択肢となるでしょう。大手の開発会社との提携は、理想の開発者チームを構築するうえで最も簡単な方法です。

カオピーズはソフトウェア開発における一番の選択肢です

弊社カオピーズは、ベトナム有数のテクノロジー大手企業として抜きんでており、10年にわたるオフショア開発とソフトウェア制作での専門知識を誇っています。弊社には日本の大手企業と共同で大小を問わず数多くのプロジェクトを成功させてきた顕著な実績があります。それによって、オフショア開発サービスの提供における能力を証明してきました。 また、弊社は豊富な経験により信頼できるアドバイザーとしての地位を確立しており、お客様のさまざまな技術的ニーズにいつでもお応えできます。

専門的なアドバイスが必要な場合やテクノロジーに関するお問い合わせは、遠慮なくカオピーズにご連絡ください。カオピーズは卓越性や顧客満足度へのコミットメントにより、お客様の開発要件に対応し、満たすための十分なノウハウをそろえています。

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