ソフトウェア開発 | オフショア開発会社に委託する際の費用相場、安くするコツと選び方も解説
ソフトウェア開発を委託する際に、どのくらいの費用がかかるのか気になる企業も多いでしょう。委託費用については、どのようなソフトウェア開発をしたいのかによって大きく異なり、規模が大きく複雑であるほど予算が必要です。
とはいえ、どのくらいの費用相場になるのか知らなければ、適切な予算を組むことやシステム実装は実現できません。
そこで本記事では、ソフトウェア開発委託時の費用相場について解説します。
また、委託費用を安くするコツやソフトウェア開発会社の選び方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
ソフトウェア開発委託する際の費用相場
開発したいソフトウェアによって、かかってくる費用が異なりますが、おおよそ以下のような相場になります。
既存のシステム・ツールの導入だけなら、数万円〜数十万円で済みますが、スクラッチ開発のようなゼロベースでの開発は数百万〜数千万になる場合もあります。
基本的には上記のような費用相場で委託が可能です。
ソフトウェア開発費用の内訳を理解しておこう
ソフトウェア開発費用の内訳を理解しておけば、予算の決定や委託したい工程が決めやすくなるはずです。
では、具体的にソフトウェア開発費用の内訳について、詳しく解説します。
委託費用は人件費がメイン
そもそも、ソフトウェア開発の委託費用は人件費がメインです。
なぜなら、人の手によってコードをうち、システムを実装することになるので、当然といえば当然の話になります。
人件費以外では、機材などの設備費やソフト使用のライセンス料が委託費用に加算されます。
そのため、どのくらいの人数でソフトウェアを開発するのか、また日数や工数はどのくらいなのかでおおよその委託費用が算出可能です。
もし、委託会社の担当者と見積もりの話をする際は、人件費に着目すると適切な相場が見えやすいでしょう。
要件定義も費用が発生する
ソフトウェアを開発委託する際は、必ず要件定義を行います。
要件定義はクライアントの要望に沿って、必要な機能を洗い出し、
- 予算
- 必要な機能
- 使用言語・スキル
- 納品スケジュール
- 必要人員数
上記部分を明確にする作業です。
この要件定義は、委託会社側がすべきことをリストアップするものであり、クライアントとの双方の合意書のようなものだと考えましょう。
多くの場合、この要件定義にも費用が発生し、キャンセルした場合には委託費用全体の10%前後が発生します。
仮に、全体で200万円のプロジェクトだった場合、要件定義まで行ってキャンセルすると20万円は支払う可能性があるので注意してください。
プロジェクトが完成しないのに費用を支払うのはもったいないので、要件定義を行う前に納得できるソフトウェア開発会社を選定しておかなくてはいけません。
ソフトウェア開発の費用を安く抑えるコツ
ソフトウェア開発の費用を安く抑えるには、以下のコツを覚えるのがいいでしょう。- 設定予算は確実に伝達する
- 解決課題と必須機能を決めておく
- 運用・保守にも費用がかかる点を理解する
- 自社で対応できる範囲は委託しない
- 補助金制度を利用する
- オフショア開発を検討する
設定予算は確実に伝達する
ソフトウェア開発をするにあたって設定した予算は、必ず委託会社に伝達しましょう。
もし、予算が正確に伝わっていないと、不必要な機能が追加される、イメージとは異なるソフトウェアが納品されるなどのリスクがあります。
まずは自社がどのくらい予算を割けるのかを明確にし、その中で実現できるソフトウェア開発を委託しましょう。
ただし、ソフトウェア開発と一言でいっても、リリース後の運用保守やトラブルシューティングも委託するなら費用が必要です。
そのため、どこまでを対応してもらいたいのかを含めて予算を決めるようにしてください。
解決課題と必須機能を決めておく
予算を決める際に重要なのは、解決課題と必須機能を決めておく点です。
ソフトウェアを開発する背景には、解決したい課題が存在します。
例えば、
・在庫管理を一元化して人件費を1/3減らしたい、
・問い合わせ対応にAIチャットを導入して人件費を1/3減らしたい
などです。
上記のような解決課題が明確になれば、必須機能も自ずと見えてくるので、まずは課題の洗い出しを徹底しましょう。
仮に課題と機能を明確にしていないと、ソフトウェア開発を進めていく中で修正や追加作業が必要になるパターンが多いです。
そうなると、追加工数分の費用が発生したり、不要な機能が追加されてしたりなど、双方にとって手間がかかります。
解決課題と必須機能が明確になれば、委託会社としても提案しやすいので、ぜひ依頼する前に決めておくようにしてください。
運用・保守にも費用がかかる点を理解する
ソフトウェア開発は作って終わりではなく、運用・保守を行って継続的にユーザーへ提供していくものです。
そのため、システムや内容によっては、委託会社に専門的な部分のサポートをしてもらう可能性もあるでしょう。
そうなると、当然運用・保守費用が発生するので、ソフトウェア開発とは別に予算を組まなくてはいけません。
運用・保守費用が含まれているかどうかも含めることで、予算オーバーの事態にならずに済みます。
ソフトウェア開発の委託をする際は、運用・保守も発生する点を覚えておきましょう。
自社で対応できる範囲は委託しない
ソフトウェア開発をなるべく安く済ますなら、自社で対応できる範囲は委託しないのがいいでしょう。
例えば、自社でエンジニアを抱えている、あるいは情報システム部門が確立されているなら、運用・保守まで委託する必要はありません。
また、目的・課題や必要機能など、要件定義に必要な項目が全て整っているなら、費用が安くなる可能性もあります。
開発したいソフトウェアによって大きく異なるものの、自社で対応できる部分は少なからずあるので、明確にする作業も並行して行うようにしましょう。
補助金制度を利用する
近年のDX化推進に伴い、ソフトウェア開発に関して補助金が適用されるケースが増えています。
例えば、以下のような補助金がこれまでにありました。
デジタル化基盤導入:枠3/4or2/3 |
||
2/3(回復型賃上げ・雇用拡大枠) |
||
中堅企業:1/3 (成長枠・グリーン成長枠) |
いずれの補助金を利用する場合も、申し込みスケジュールと対象条件があるため、自社のソフトウェア開発が該当しているか確認が必要です。
また、対象条件に該当しているといっても、採択されるかは別なので、少し手間がかかってしまうのが補助金制度利用のデメリットでしょう。
上記を理解した上で申請するなら、ソフトウェア開発を安く済ませることができるのでおすすめです。
オフショア開発を検討する
海外の開発業者に委託する方法をオフショア開発と呼び、日本よりコストが安い国に依頼すれば、費用を安く抑えることができます。
例えば、株式会社カオピーズでは、日本国内オフショア開発・ソフトウェア開発を委託するよりも低いコストで依頼が可能です。
また、オフショア開発はコストが抑えられるだけでなく、品質にも信頼があります。
低コスト・高品質なソフトウェア開発ができるので、近年ではオフショア開発会社への委託案件が増加傾向にあるのを自社カオピーズで実感しております。
もちろん、カオピーズではブリッジSEも常駐しており、日本語によるスムーズなやり取りも可能です。
ソフトウェア開発会社の選び方
ソフトウェア開発会社を選ぶ際は、以下の点を意識するといいでしょう。
- ソフトウェア開発会社の得意分野を見極める
- 実績・高評価な口コミの多いソフトウェア開発会社を選ぶ
- 相見積もりを出す
では、それぞれの選び方のポイントについて解説します。
ソフトウェア開発会社の得意分野を見極める
満足のいく品質にしてもらうには、ソフトウェア開発会社の得意分野と、自社が開発して欲しい分野がマッチしているかを見極めなくてはいけません。
ソフトウェア開発会社と一言でいっても得意分野は細かく異なります。
そのため、ソフトウェア開発会社の実績を確認して、自社が想定しているソフトウェアを数多く制作しているかを確認しましょう。
実績・高評価な口コミの多いソフトウェア開発会社を選ぶ
ソフトウェア開発会社が信頼できるかどうかを知るには、実績や口コミの確認が必須です。
実績が豊富かつ高評価の口コミが多いソフトウェア開発会社なら、自社がイメージしているソフトウェアを制作してくれる可能性が高まります。
委託費用を安く済ませようとすると、必要な機能が抜けている、担当者とのやり取りに不安を感じるなどのデメリットが生じる可能性が高いです。
ソフトウェア開発は自社の命運を担う大切な業務になるので、信頼できるソフトウェア開発会社へ委託できるようにしましょう。
相見積もりを出す
ソフトウェア開発会社は多数存在するので、1社に絞り込むのは難しいかもしれません。
その場合は、相見積もりを出すといいでしょう。
相見積もりで予算や工程、スケジュールを出して貰えば、納得のいく委託会社に絞れるのでおすすめです。
まとめ
今回は、ソフトウェア開発を委託する際の費用や、安く済ませるコツ、委託会社選びのポイントについて解説しました。
もし、これからソフトウェア開発会社を選ぶなら、ぜひ弊社の株式会社カオピーズへご相談ください。
弊社はAIやブロックチェーンなどの先端技術にも積極的に参画しているオフショア開発企業です。
低コスト・高品質なソフトウェア開発を検討しているなら、ぜひお気軽にご連絡ください。