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AWSアプリ開発|AWSを用いたクラウド開発のメリット・デメリット
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2024.10.28

AWSアプリ開発|AWSを用いたクラウド開発のメリット・デメリット

この記事では、AWSアプリ開発とは何かをトピックに概要を紹介するものです。
また、AWS を使ってアプリケーションを開発するメリットは何か?注意しておきたいデメリットは何か?自社サーバーを立ち上げて、システムを開発・インストールするオンプレミス型との違いとは何か?また、AWSが展開するAWSのパートナーネットワークとは何か?

AWSの概要や、それを応用した開発などについて、ざっと分かるさわりの側面をご紹介いたします!!

目次

AWSとは

AWS(Amazon Web Service)とは、Amazon.comが提供するクラウドコンピューティングです。いまなおトップシェアを誇る、メジャーなクラウドとして世に知られています。

クラウドコンピューティングは、クラウド上でWebサーバーやデータストレージなどを提供するサービスです。現在、AWSが提供しているサービス数は240種類を上回ります。サービスには、サーバー、ネットワーク、ストレージといったITインフラ提供、もしくはアプリ開発環境の提供などサービスは多種多様です。

このAWSが持つアプリ開発環境でのアプリ開発に関連する業務について、以下で2つに分けて説明します。

aws advanced tier services

AWSアプリ開発とは

AWS (Amazon Web Services) の開発環境でアプリ開発を行うことを、文字通り「AWSアプリ開発」と言います。AWSアプリ開発に続いて、アプリ展開や運用中のスケーリングなどもサポートしています。そのため、実際にAWSを用いて提供されるサービスは開発だけにとどまらず多岐にわたります。

AWSを使ったサービス

いちどAWSアプリ開発を行えば、導入・展開されたアプリはAWSクラウドで運用・監視も行えます。そのような広範なプロセスは、外注することも可能です。そのような外注も請け負えるAWSに精通した企業グループを「AWSパートナーネットワーク (APN) 」と呼びます。

具体的には、他にカバーされているサービスは以下のようなものがあります。

運用

アプリ開発を終え、展開後に運用を外注することが可能です。ネットワークやOSの各種設定変更、サーバーのスケール調整、不具合対応などを柔軟に対応してくれる代行業者は、技術者のリソース不足の際に有効な対策になります。

監視・保全整備・修理

運用中のセキュリティ管理、機能トラブル、バグ検知、パフォーマンス管理などシステム監視をAWSに精通したIT企業に外注することも可能です。監視はインシデントを報告するにとどまりますが、トラブルの未然防止の保全整備や修理も対応してくれる企業サービスもあります。

クラウド移行

既存のシステムを自社サーバーからクラウドサーバーへ移行させることを「クラウド移行」と言います。オンプレミスで既に開発されたシステムをAWSに移行させる支援サービスをIT企業が担っていることがあります。AWSへ移行させるだけでも、AWS精通した技術者に担当してもらうことが必要です。

※関連記事:カオピーズがAWS Partner Networkアドバンストコンサルティングパートナーに昇格!

AWSアプリ開発のメリット

AWSアプリ開発のメリットは、経済産業省が警鐘を鳴らした「2025年の崖」を受けて急務とされるレガシーシステムの改変という課題を視点に置くと、明確に理解することができます。メリットは、以下に説明する通りです。

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初期投資や開発コストを抑えられる

AWSの利用は、従量課金制です。これにより、利用分での経費のみかかることになり、初期投資を抑えて、必要な時に必要なリソースを利用可能ということになります。これは、オンプレミスでインフラを構築する場合には、多額の初期投資や固定の維持費が必要になるためです。そのため、新しいプロジェクトや実験的な取り組みをスタートする際も、コストを抑えることができます。もしくは、繁忙期におけるリソースの増強や、不要になったサービスの縮小といったスケールアップ・スケールダウンもスムーズです。

またAWSには、運用にかかるコストを削減し、その分をユーザーに還元するという特長があります。継続的に利用料が値下げされているため、コストを最適化するための交渉をする必要もありません。

柔軟なスケーラビリティ

従来の方法で構築されたインフラの場合、需要の増減に適切に対応し、必要以上の投資やリソース不足による機会損失を減らすためには、緻密な予測をしなければなりませんでした。そのような方法には多大な労力がかかるほか、計画を練ってITリソースを導入しているうちに、ビジネスチャンスを逃してしまう恐れもありました。一方、AWSではオートスケールの設定を行うことが可能で、新たなサービスの申し込みやリソースの増強にも数分で対応できます。柔軟かつタイムリーな調整が行えるので、予測や計画にかけていた手間と費用が削減され、商機を逃しにくくなります。

管理者負担を軽減

AWSはITインフラの管理や運用、それに伴う機器やソフトウェアの導入もAWS側で担っている「マネージド型サービス」です。この形式では、メンテナンスやソフトウェアのアップデートを利用者側で行う必要がなく、新しいサービスを導入する際のサーバーの選定なども不要なため、管理者の負担を減らすことができます。また、幅広い機能の提供による管理の一元化、グローバル展開を支える仕組みなどにより、従来のような打ち合わせや契約の手間がかからず、スムーズにビジネスを進行することが可能です。

パフォーマンスの安定性

日々最新のソフトウェア・ハードウェアへアップグレードされているため、パフォーマンスが高水準で安定していることもAWSの長所の一つです。また、AWSの大きな特徴であるサービスラインアップについても、利用者のリクエストを取り入れながら拡張が続けられています。多様なサービスの中から複数を組み合わせて使用することも可能なため、AWSのみで完結できる業務の幅が広く、既存のITサービスの再開発を行う労力もかかりません。

強度の高いセキュリティ

外部提供されたインフラを利用する場合、気になるのがセキュリティ面の問題です。AWSは、厳格なコンプライアンス要件にも対応し、長年にわたってトラブルなく運営を続けることで、高い信頼性を獲得してきました。また、第三者機関による検証も行い、セキュリティ対策を徹底しています。信頼できるパブリッククラウドサービスを利用することができれば、自社で独自のセキュリティ対策を講じる必要もなくなるため、運用の負担を減らせるという利点もあります。

AWSアプリ開発のメリット

AWSアプリ開発のデメリット

AWSアプリ開発のメリットを抑えたところで、それでも注意しなければいけないAWSをアプリ開発に利用するデメリットを本節で説明します。

セキュリティ管理

AWSはセキュリティに関して全責任を負っているわけではありません。データセンターの責任、インフラ、ハードウェアの管理・運用・維持だけに責任を持っています。そのため、ユーザー側は、クラウド利用の安全性を維持する責任を持ちます。もっとも、ユーザー管理の仕組みはAWS側が用意しているため、正しい利用ならば問題ないと言えます。それらを用い、適切なアクセス制御を実現したり、セキュリティを強化したり、暗号化サービスを使用して、データの保護を行ったりする施策は必須です。

コスト管理

従量課金制を採用するAWSサービスは、利用時間に応じて課金されたり、通信量に応じて課金されたりと、サービスにより課金の基準が異なります。課金体系を把握せず不要な支出を削らないと、コスト高にもなり得ます。そのようなリスクを抑えるべく、使用状況をダッシュボードで可視化し、無駄なコストが発生していないかを日々モニタリングするなどの管理が必要です。

また、開発を外注する費用についてなども、コスト削減の対象となります。国内のIT企業では予算が見合わない、またはアプリ開発のご案件の要件に適合する企業が見つからない場合もあるでしょう。コストパフォーマンス重視の高品質アプリ開発は、テック企業への技術集積が進む弊社カオピーズのような新興国オフショア開発企業も、近年では高評価を得るようになりました。オフショア開発企業が行うAWS導入支援を、是非ともご検討ください。

AWSアプリ開発のデメリット

まとめ

この記事では、AWSを用いたアプリ開発のプロセスと、システム開発を成功させるために注意すべき重要なポイントについてご紹介しました。旧システムが機能しなくなる時限が迫り、レガシーシステム対策に待ったなしのいま、AWS開発などクラウド開発は企業様のDXを容易にする手立てと理解できます。
また、そのようなDXに主眼から外したとしても、AWSアプリ開発は、様々なメリットをもたらすため、積極的な検討を推奨いたします。

AWS開発やAWS移行にお困りでしたら、弊社カオピーズのAWS支援サービスをご検討ください。

カオピーズは、カオピーズはベトナム有数の APNアドバンストコンサルティングパートナーに認定されています。

※参照: AWSパートナー弊社ウェブページ

弊社は、豊富なシステム開発のノウハウを生かしAWSクラウド導入におけるあらゆるニーズに対応するサービスを提供しています。ベトナムから皆様のイノベーションを加速させる「となりのDXエキスパート」として、クライアント企業様の課題に適切なソリューションを提供しています。

プロジェクト進行にお悩みで、オフショア開発をご検討の際は、ぜひカオピーズのサービスをご活用ください。経験豊富なプロフェッショナルチームが、お客様のビジネスを成功に導くため、サポートをいたします。

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