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AWSサーバー構築 |手順について初心者にもわかりやすく解説!
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2023.10.31

AWSサーバー構築 |手順について初心者にもわかりやすく解説!

「AWSサーバーのサーバーサービスについて知りたい」
「AWSサーバー構築手順について知りたい」
AWSサーバー構築 したいけれど、何から始めたらよいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
今回はAWSでのサーバー構築をご検討中の方にむけ、 AWSサーバー構築 手順を解説します。
この記事を読めばAWSの概要がわかり、自分でサーバー構築の練習ができるようになります。

3年連続でAWSパートナー認定を受けるベトナムのオフショア開発会社カオピーズがお届けします。

目次

1. AWSのサーバーサービスとは?

AWS(Amazon Web Services)はAmazonのクラウドコンピューティングサービスで、サーバー利用を始め220以上のサービスが展開されています。

AWSのサーバーサービスを利用するとWebサーバ・APサーバ・DBサーバなどが簡単に構築できます

近年は自社内にサーバーを設置する「オンプレミス」から、AWSなどの「クラウド」へ移行する企業が急増しています。

1.1. AWSサーバー構築 のメリット

オンプレミスからAWSのサーバーに移行するメリットは主に3つあります。

ハードウェアの運用管理から解放される
オンプレミスからAWSのクラウドサーバーに移行すると、サーバー・ネットワーク機器などの運用管理から解放され、故障・停電などへの対応が不要になります。

システムの規模を柔軟に変更できる
AWSではシステムの規模を柔軟に変更できるため、「アクセス数が増えたのでスペックを拡張」などビジネスの成長に合わせた調整が可能です。

障害に強くセキュリティ性が高い
AWSは他のクラウドサービスと比較しても高いセキュリティ水準を誇っています。
サイバー攻撃への対策はもちろん、機密データ保護から運用保守における法令遵守まであらゆるリスク管理が行われています。

1.2. 構築できるサーバーの例

AWSで構築できるサーバーは主に3種類で、オンプレミスと同様Windows・LinuxなどOSも自由に選択できます。
・Webサーバ
・APサーバ(アプリケーションサーバ)
・DBサーバ

「サーバー」という言葉は広義にはコンピューターやサービスを指しますが、サーバーソフトの意味で使われることもあります。
多くの企業はこれらのサーバーをAWS上に構築し、コーポレートサイトやECサイトなどを運営しています。

1.2.1. Webサーバ

Webサーバは、パソコンなどからHTTP/HTTPSで送られたリクエストに対してHTMLや画像などの情報を返します。
静的なコンテンツのみを表示させるため、企業のホームページを構築する目的でよく利用されます。
Webサーバソフトの代表的な例としてApache、NGINX(エンジンエックス)などがあります。

1.2.1. APサーバ

アプリケーションサーバは、Webサーバからのリクエストに対してJava・Rubyなどのプログラムコードを実行し結果を返します。
動的なコンテンツを生成できるため、ECサイトやWebアプリを構築する目的でよく利用されます。
APサーバソフトの代表的な例としてTomcat(Java)・Unicorn(Ruby)などがあり、Webサーバとして利用できるものもあります。

1.2.1. DBサーバ

DBサーバは、APサーバからのリクエストに対してデータの検索やCRUD(※)を行います。
様々なデータを一元管理できるため、コンテンツやユーザー情報を管理する目的で利用されます。
DBサーバソフトの代表的な例としてMySQL、PostgreSQLなどがあります。

※作成(Create)・読み出し(Read)・更新(Update)・削除(Delete)の4機能

1.3. AWSサーバー構築 の費用・無料枠

AWSは電気・ガスなどと同じ従量課金制ですので、オンプレミスに比べ費用を安く抑えられます。
また一定期間無料で利用できる「AWSクラウド無料利用枠」もあるため、個人的にサーバー構築を試し感触を確かめると良いでしょう。

無料利用枠の概要
・最初にサインアップした日から一年間無料
・サーバーサービス「Amazon EC2」は月750時間無料
・データベースサービス「Amazon RDS」は月750時間無料

2. AWSサーバー構築 手順

ここから、AWSでのサーバー構築手順について解説します。
アカウント登録して無料枠を活用すれば、個人でも基本的なサーバー環境を構築できます。

AWSでのサーバー構築手順はVPCとEC2をデプロイするだけです

2.1. 基本構成

AWSサーバー構築の基本構成は「VPC」と「EC2インスタンス(サーバー)」の2つで、オンプレミスとほぼ同じ概念で成り立っています。

AWSサーバ構築基本構成

VPC(Amazon Virtual Private Cloud)
AWS上にプライベートなネットワークを仮想的に構築するためのサービスで、最初に作成する仮想空間です。
VPCはオンプレミス環境におけるネットワーク空間に該当し、IPアドレスを付与しVPC内にサーバーを構築します。

EC2(Amazon Elastic Compute Cloud)
EC2はAWSクラウド上に仮想サーバを構築するためのサービスで、OS・CPU・メモリなどを自由に選択できます。
作成した仮想サーバーは「EC2インスタンス」と呼ばれ、従来のサーバーマシンと同じ感覚で利用できます。

2.2. 手順① AWSアカウントの作成

最初に以下のURLからAWSアカウントを作成します。
https://aws.amazon.com/jp/register-flow/

アカウント作成には「メールアドレス」「電話番号」「クレジットカード番号」などが必要ですので、準備しておきましょう。

2.3. 手順② VPCの作成

ログイン後AWSマネジメントコンソールを開き、リージョンを設定します。
リージョンは「東京」「ロンドン」などデータセンターのある地域のことで、アクセスするユーザーが多い地域を選ぶとレスポンスが向上します。

1. VPCの作成
リージョンを選択したらVPCを作成し、以下の値を入力します。

名前タグ 任意のVPC名を入力します。
IPv4 CIDR 例えば「10.0.0.0/16」のように、一般的なプライベート IPv4 アドレス中で CIDR ブロックを指定します。

2. サブネットの作成
オンプレミス同様、AWSでもサブネットを設定するとネットワークを分割でき、セキュリティ対策が行えるようになります。
サブネット作成ページで以下の値を入力します。

VPC ID 『VPCの作成』で作成したVPCを指定します。
サブネット名 任意のサブネット名を入力します。
IPv4 CIDR 『VPCの作成』で作成したVPCのIPv4 CIDRの範囲内で、IPv4 CIDRブロックを設定します。

3. インターネットゲートウェイの作成
VPCをインターネットに接続するためにインターネットゲートウェイを作成します。
インターネットゲートウェイ作成ページで以下の値を入力し「インターネットゲートウェイの作成」を選択します。

名前タグ 任意のインターネットゲートウェイ名を入力します。

作成したインターネットゲートウェイを選択し、「アクション」→「VPCにアタッチ」を選択します。
作成済みのVPCを選択し、「インターネットゲートウェイのアタッチ」を選択します。

4. ルートテーブルの作成
ルートテーブルはオンプレミスでのルーター設定にあたります。
ルートテーブル作成ページで以下の値を入力し、「ルートテーブルを作成」を選択します。

名前 任意のルートテーブル名を入力します。
VPC 『VPCの作成』で作成したVPCを指定します。

ルートテーブルのページで「サブネットの関連付けを編集」を選択し、『サブネットの作成』で作成したサブネットを関連付けます。
ルート編集のページで、ターゲットをインターネットゲートウェイ(igw-xxxxx)にしてから送信先を「0.0.0.0/0」にすると、全てのパケットがインターネットゲートウェイに転送されるようになります。
以上で、EC2インスタンスを作成する前準備が完了しました。

2.4. 手順③ EC2インスタンスの作成

作成したVPCの中に、サーバーにあたる「EC2インスタンス」を作成します。
AWSマネジメントコンソールでEC2の「インスタンス」ページを開き、「インスタンスを起動」を選択します。
次に、インスタンスの設定ページで以下の値を入力します。

インスタンス名 任意のEC2インスタンス名を入力します。
AMI(※1) 「Linux」「Windows」などの中から好きなものを選択します。
インスタンスタイプ(※2) 無料枠での利用であれば「t2.micro」がおすすめです。
ネットワーク設定 「VPC」「サブネット」欄に今回作成したものをそれぞれ指定します。
プライマリIP 今回作成したサブネットの範囲内のIPアドレスを指定します。
セキュリティグループ セキュリティグループを新しく作成し、任意のセキュリティグループ名を指定します。
キーペア 新しいキーペアを作成します。

上記設定が完了したら、「インスタンスを起動」を選択してインスタンスを起動します。
起動するとEC2インスタンスに自動でパブリックIPアドレスが付与されるので、ターミナルソフトなどからSSH接続ができるようになります。

※1 「Amazon Machine Image」の略で、OS・アプリケーションサーバー・アプリなどを含んだテンプレートです。
※2 CPU・メモリなどのサーバースペックを指します。

3. 外注は【AWS認定ベンダー】がおすすめ

「本番環境を自社で構築するのはハードルが高い」という場合、AWS認定ベンダーへの依頼がおすすめです。
認定ベンダー資格「APN(AWSパートナーネットワーク)」を有する開発会社に依頼すれば、本番環境も数日でデプロイできます。

外注するのであればAWS認定資格「AWSパートナーネットワーク」を持つ開発会社がおすすめです

弊社カオピーズは、APN高位の「アドバンストコンサルティングパートナー」認定を受け、数多くのお客様のAWS導入を支援しています。

kaopizのAWS資格

アドバンストコンサルティングパートナーに必要な条件・実績
AWS Certified Solutions Architect - Professional認定者
8名
AWS Certified Cloud Practitioner認定者
4名
AWS Certified Solutions Architect - Associate以上認定者
4名
年間ローンチ案件数
20名
公開事例
2名

また、弊社では日本に比べ地代・人件費の安いベトナムで開発を行うことで、低コストかつ高品質なサービスをご提供しています。

関連記事:カオピーズがAWS Partner Networkアドバンストコンサルティングパートナーに昇格!
関連記事:カオピーズは2年連続でAWSコンサルティングパートナー になりました!

4. まとめ: AWSサーバー構築 ならカオピーズ!

今回はAWSサーバー構築について解説しました。
・AWSなら様々なサーバーを構築できる
・無料枠を使えば構築の練習も可能
・外注するならAWS認定ベンダーがおすすめ

AWSは簡単にサーバー構築ができる反面、200以上のサービスから最適な組み合わせを選択するには専門知識が欠かせません。

カオピーズではAWS導入に関するご質問・ご依頼を随時承っております。
AWSに関するあらゆるニーズにお応えしておりますので、お気軽にお問い合わせください。

お見積もり・ご相談はこちら

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