hero-image
NEWS
クラウド 型CRM・顧客管理システムとは?特徴や導入のメリットとツール3選について紹介
calendar
2024.04.26
repeat
2024.06.12

クラウド 型CRM・顧客管理システムとは?特徴や導入のメリットとツール3選について紹介

顧客管理システムは、顧客情報を一元管理し、営業・マーケティング活動を効率化するためのツールです。近年では、クラウド型顧客管理(CRM)ツールが注目されており、多くの企業で導入が進んでいます。

しかし、オンプレミス型とクラウド型を比較した際のメリットやデメリットがわからない方も多くいるでしょう。

本記事では、クラウド型顧客管理(CRM)ツールの概要、クラウド型の特徴、メリットやデメリット、ツール3選について詳しく解説します。
最後まで読むことで、クラウド型の特徴を理解し、検討に活かせるようになるでしょう。

目次

顧客管理(CRM)ツールとは?

顧客管理ツール(Customer Relationship Management)は、顧客情報を一元管理し、顧客との関係を強化するソフトウェアです。

企業のCRM導入の目的は、顧客との長期的な関係構築を重視し、顧客満足度向上、顧客ロイヤルティの向上、収益拡大などです。

CRMは、営業の進捗、マーケティング活動、営業活動履歴など、顧客とのすべてのやりとりを記録し、分析する機能を持っています。

そのため、それぞれの顧客のニーズに合わせた対応が可能となり、顧客満足度の向上、売上の増加につながります。

クラウド型顧客管理(CRM)ツールの特徴

クラウド型CRMツールの主な特徴は以下の3つです。

クラウド型顧客管理(CRM)ツールの特徴

事業の規模によって容量や機能を柔軟に変更できる

クラウド型顧客管理(CRM)ツールは、事業の規模やニーズに応じて容量や機能を柔軟に調整できる点です。

柔軟に変更できることで、スタートアップから大企業まで、どのような規模の組織でも自社の要求に合わせたシステムを構築できます。

例えば、企業が成長し業務が拡大しても、追加のサーバーを物理的に準備することなく、CRMの容量や機能をアップグレードできるため、コスト効率も良く、途中でシステムを刷新する手間も省けます。

その結果、企業は常に最適なリソースで顧客管理を行うことができ、効率的な対応が可能です。

ソフトウェアのアップデートが自動で行われる

クラウド型CRMツールは、ソフトウェアのアップデートが自動で行われます。常に最新バージョンを利用できるため、機能追加や改善、セキュリティ対策などをいち早く享受することが可能です。

オンプレミス型CRMでは、最新バージョンへのアップデート作業を自社で行う必要があり、時間とコストがかかるだけでなく、バージョン管理やセキュリティ対策の負担も伴います。

最新機能を常に利用できることは、業務効率化や顧客満足度向上だけでなく、セキュリティの観点からも重要な要素です。

※関連記事:顧客管理とは?管理すべき情報と4つの手法やシステム化すべき理由について解説

クラウド型顧客管理(CRM)ツール3選

ここからは、3つのクラウド型顧客管理(CRM)ツールについて紹介します。

eセールスマネージャーRemix Cloud

eセールスマネージャーRemix Cloudは、幅広い業種と規模の企業に適応する高い柔軟性を持つCRMツールです。5,500社以上の導入実績があり、95%の高い利用継続率を誇ります。

具体的には、営業のPDCAサイクルを一元化し、効率的な営業活動を支援する機能が備わっています。さらに、導入から活用定着まで一貫したサポートが提供されるため、組織のニーズに応じたカスタマイズと効果的な運用が可能です。

このように、eセールスマネージャーRemix Cloudは、柔軟で包括的な支援を提供するCRMツールとして優れています。

Sales Cloud

Sales CloudはSalesforce社が提供しているCRM/SFAツールで、15万社以上の導入実績があります。

見込み客の管理から案件の進捗管理、営業活動の分析まで、営業の効率化を図るための包括的な機能を提供しています。これらの機能により、日常の営業活動が大幅に効率化されます。

Zoho

ZohoCRMは、マルチチャネルコミュニケーションを一元管理する機能を持ち、SNS、電子メール、オンライン会議など、様々なコミュニケーション手段を通じて顧客とのやり取りを統合します。

例えば、セールスシグナル機能を使用することで、顧客からのフィードバックをリアルタイムで受信し、営業担当者が即座に対応できるため、顧客満足度の向上に直結します。

このように、Zoho CRMは、複数のコミュニケーションチャネルを効率的に管理し、企業が顧客との関係を深めるのを助けるツールです。

※関連記事:顧客管理システム(CRM)とは?企業が導入している理由と主な機能・選び方について解説

クラウド型顧客管理(CRM)ツールのメリット

従来のオンプレミス型CRMツールと比べて、以下のような多くのメリットがあります。

クラウド型顧客管理(CRM)ツールのメリット

現場・リモートワーク環境でも利用できる

クラウド型CRMツールは、場所や時間に縛られず、どこでも顧客情報にアクセスできるため、現場とリモートワーク環境の双方でスムーズな業務連携を実現します。

スマートフォンやタブレット端末でも操作可能なため、営業担当者は外出先でも顧客情報を確認したり、商談内容を記録したりできます。

また、プロジェクト管理者は、リモート環境においてもプロジェクトの進捗などを確認することが可能です。

クラウド型CRMツールは、場所や時間にとらわれず、柔軟な働き方を可能にし、業務効率化と生産性の向上に貢献します。

自社サーバーの構築が不要なため初期費用を抑えられる

クラウド型CRMツールは、初期費用を抑えられるメリットがあります。オンプレミス型CRMツールとは異なり、自社サーバーの構築や保守・管理が不要です。サーバーの購入費用や設置費用、ランニングコストなどを大幅に削減できます。

例えば、サーバー費用は数百万から数千万円程度、保守・管理費用は年間数百万程度かかることもあります。クラウド型CRMツールであれば、月額数千円から利用できるサービスもあり、初期費用を抑えながら顧客管理を始めることが可能です。

初期費用を抑えることで、投資リスクを低減し、迅速な導入を実現できます。また、スモールスタートが可能になり、予算に合わせて機能を拡張していくこともできます。

導入までに時間がかからない

クラウド型CRMツールは、従来のオンプレミス型と比べて導入までのスピードが速いのが特徴です。

サーバーの準備が不要なクラウド型はベンダーがサーバーを管理するため、自社でのサーバー準備や設定作業が不要です。短期間での導入インターネット環境さえあれば、すぐに利用開始できるため、導入までの期間を大幅に短縮できます。

クラウド型CRMツールは、数日〜数週間程度で導入可能で、オンプレミス型では数ヶ月〜1年程度かかる場合が多いことを考えると、スピード感が大きく異なります。

導入後すぐに顧客情報管理や営業活動の効率化を始められるため、迅速に顧客管理を始められます。

※関連記事:顧客管理システム(CRM)とは?企業が導入している理由と主な機能・選び方について解説

クラウド型顧客管理(CRM)ツールのデメリット

クラウド型顧客管理(CRM)ツールは多くのメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットも存在します。

クラウド型顧客管理(CRM)ツールのデメリット

代表的なデメリットと、それぞれの対策について詳しく解説します。

既存システムとの連携ができないことがある

クラウド型CRMツール導入の際に、既存システムとの連携ができない場合があります。スムーズなデータ連携が実現できなければ、CRMツールの導入効果が半減してしまう可能性があります。

既存システムとCRMツールのデータ形式や構造が異なる場合、連携には高度な技術と時間が必要になり、場合によっては、システム開発が必要となるケースも考えられるでしょう。

導入前に十分な調査を行い、必要に応じて、専門業者による導入支援を検討するのも有効です。

※関連記事:顧客管理システム(CRM)とは?企業が導入している理由と主な機能・選び方について解説

カスタマイズに限界がある

クラウド型CRMツールは、ベンダーが提供する機能のみが利用可能で、企業特有のニーズに合わせた高度なカスタマイズが難しいというデメリットがあります。

テンプレートベースの設計クラウド型CRMツールは、多くの企業に共通する機能を網羅したテンプレートベースで設計されています。そのため、企業特有の複雑な業務プロセスやデータ構造を反映したカスタマイズが難しい場合があります。

ベンダー側の制約カスタマイズは、ベンダー側の開発リソースやスケジュールに依存するため、迅速な対応が期待できません。また、セキュリティやシステム全体との整合性を考慮した開発が必要となるため、自由度が制限されます。

このように、クラウド型CRMツールは、初期費用を抑え、導入や運用が容易というメリットがある一方で、カスタマイズの自由度が低く、企業特有のニーズに柔軟に対応できないというデメリットがあります。

導入を検討する際には、自社の業務要件を明確に把握し、カスタマイズの必要性と制約を十分に理解しておくことが重要です。

※詳細内容:顧客管理ソフトでできることは?自社の課題に適した選び方とポイントについて解説

顧客管理システムのスクラッチ開発にカオピーズを選ぶべき理由

顧客管理システムのカスタマイズや専用アプリケーションの開発において、一般的なソリューションでは対応しきれない複雑な課題がしばしば発生します。このような状況でカオピーズは最適な選択肢です。

ベトナムに拠点を置くカオピーズは、高い技術力と経験豊富なエンジニアチームを擁し、お客様固有のニーズに合わせた細かいカスタマイズを可能にします。

また、460名以上のスキル豊富な従業員と共に、企業固有の業務フローやセキュリティ要件に応じたカスタマイズを提供し、日本とのわずか2時間の時差を利用して、スムーズなコミュニケーションを実現します。

自社に適した顧客管理ツールを選ぼう

既存システムの連携やカスタマイズに限界を感じているなら、カオピーズで最適な顧客管理システムを構築しましょう。

既存システムとの連携がうまくいかない場合、データの二重管理やオペレーションの非効率化につながります。また、カスタマイズ性に限界がある場合、必要な機能を追加したり、業務フローを改善したりすることが難しくなる可能性があります。

自社ニーズを満たした顧客管理ソフトが見つからない場合は、スクラッチ開発を選択することで、自社特有の要求に応じたカスタマイズが可能です。

顧客管理システムの構築には、業務知識を持った開発会社が欠かせません。カオピーズは、詳細設計からテスト、デザインのサービスを提供しています。

自社独自の顧客管理により、ビジネスの効率を向上させたい企業には、カオピーズでのシステム開発がおすすめです。

お見積もり・ご相談はこちら

よく読まれている記事

https://kaopiz.com/wp-content/uploads/2024/12/HP-49.jpg
ブログ
24.12.17
医療システム開発の方法は?導入のメリットや開発プロセスを徹底解説
「医療システム」の導入方法や開発プロセスにはさまざまな選択肢があり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。この記事では 医療システム開発 の具体的な方法や、導入による効果、さらにはプロセス全体について詳しく解説します。
https://kaopiz.com/wp-content/uploads/2024/12/PHR-1-1.png
ブログ
24.12.13
PHRを徹底解説!|活用法・メリット・注意点など
PHR (個人健康記録) を徹底解説!患者中心の医療が実現されつつあり、個別の予防や、ヘルスケアといった医療の外に広がる領域で、健康データは重要性を増しています。この記事では、PHRの活路をできる限り掘り下げて見て説明します!
https://kaopiz.com/wp-content/uploads/2024/12/HP-45.jpg
ブログ
24.12.09
医療システムとは | 導入のメリットや開発プロセスを徹底解説
医療従事者の中には「どのような 医療システム を選べばいいのか」「医療システムの導入にかかるコストや効果はどうか」と悩む方も多いでしょう。本記事では、医療システムの概要、導入することで得られるメリットとデメリット、開発方法の比較などについて詳しく解説します。