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【オフショア開発選びのポイント】
アジアの中でベトナム企業が選ばれる理由とは?
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2022.11.18

【オフショア開発選びのポイント】
アジアの中でベトナム企業が選ばれる理由とは?

「オフショア開発について知りたい」
「オフショア開発を依頼する際のポイントを知りたい」
「おすすめのオフショア開発国や企業を知りたい」
そのような方に向け、オフショア開発の全体像・選び方を解説します。この記事を読むと、オフショア開発の動向・各国の特徴がわかり、最適なオフショア企業を選べるようになります。
「これからオフショア開発を導入しようと思っている」という方に向け、わかりやすく解説します。どうぞ気軽にお読みください。

目次

「オフショア開発」について知りたい!~わかりやすく解説~

「オフショア開発」について

はじめに、オフショア開発の歴史や全体像について解説します。

オフショア開発とは?|概要や歴史

・システム開発・アプリケーション開発業務を国外企業に委託すること
・1970年代から欧米を中心に開始
・日本では1980年代から導入
・当初は中国メインだったが、現在は多様化

ソフトウェア開発業務を海外の企業に委託することを「オフショア開発」といいます。その歴史は古く、1970年代の欧米で行われたのが始まりです。
日本では1980年代に導入され、主に中国企業への業務委託が行われました。その後2000年代に入り委託先は多様化し、現在ではベトナムやインドなどと活発に取引が行われています。

オフショア開発のメリット・選ばれる理由

オフショア開発には様々なメリットがあります。ここでは、主なメリット4つをご紹介します。
・ソフトウェア開発費用の削減
・エンジニア不足の解消
・人材育成コストの削減
・専任のパートナー企業として契約

一番大きなメリットは、開発費用の削減です。日本のエンジニアよりも安価な海外エンジニアが開発を行うため、人件費を大幅に削減できます。日本人エンジニアを雇うのに比べ、30%~50%の削減も可能です。
また、経済産業省の調査によると、日本では今後10年以内に79万人のエンジニアが不足すると懸念されています。オフショア開発の導入により不足した人材の確保が可能です。
また、オフショア開発を上手に活用すれば、自社の人材育成コストも抑えることができます。重要な工程のみ自社エンジニアが行い、メインの開発業務はオフショア企業に委託すれば、最小限の人員で効率的に開発が可能です。
オフショアではラボ型開発が一般的です。プロジェクトごとの契約ではなく、期間契約を結ぶことにより、自社専任のパートナーとして稼働してもらえます。

オフショア開発で気を付けたいこと|デメリットも

オフショア開発には注意点も存在します。依頼する前に事前に問題点を把握しておきましょう。
・「行間を読む」など日本語のニュアンスは伝わりにくい
・時差を事前に確認しよう
・生活習慣・ビジネス習慣の違い

日本語特有の曖昧な表現は、海外の人に伝わらないことがあります。「あれやっといて」や「よろしく」など抽象的な表現は避けたほうが良いでしょう。
また、日本との時差も事前に確認してください。オンライン会議などを考慮すると、少ない時差の方がストレスなくコミュニケーションできます。
国によっては宗教や文化の違いが大きなネックになることもあります。お互いの文化を理解しあうことが重要です。

オフショア開発の選び方・ポイント【2022年最新】

オフショア開発の選び方・ポイント

以上、オフショア開発の利点と注意点を簡単にご説明しました。ここからは、オフショア企業をどう選ぶべきか解説します。

どの国がいいの?人気の国を紹介

現在、日本の開発現場で活躍しているオフショア企業は、以下のアジア5ヵ国です。それぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介します。
・中国
・インド
・タイ
・フィリピン
・ベトナム

中国のメリット・デメリット

メリット
・日本でのオフショア開発の歴史が一番古い
・日本との時差が小さい
・エンジニアの数が多い
中国は、日本でのオフショア開発の歴史が一番古い国です。英語が堪能であることから、IT分野のトレンドに詳しいことも特徴です。
日本との時差が一時間と、他の4ヵ国に比べ地理的なメリットが魅力です。総人口は日本の10倍以上であるため、必然的にITエンジニアの数も多くなっています。

デメリット
・単価が高い
・品質が低いこともある
・日中関係の政治的リスク
以前は人件費の安さが魅力だった中国ですが、近年の経済成長により、コストは上昇しています。コスト削減を目的とする場合、他の国の企業ときちんと比較することをおすすめします。
また、中国の国民性から、高品質よりも「ほどほどの品質で大量に」となるケースもあります。ソフトウェア品質についても注意が必要です。
そして一番のデメリットは政治的リスクです。安全保障問題、尖閣諸島をめぐる対立など両国の間には多くの課題が存在します。

インドのメリット・デメリット

メリット
・英語での会話が可能
・数学に強い国民性
・優秀なエンジニアが多い
インドでは英語が準公用語に指定されています。英語でコミュニケーションが取れることは大きなメリットです。そして、数学教育のレベルが非常に高く、理数系で優秀な人材を多く排出しています。IT教育も日本より早く導入され、高い技術を持ったエンジニアを排出しています。

デメリット
・時間感覚が少し緩い
・ヒンドゥー教とイスラム教への配慮が必要
・時差が大きい
日本人からすると、インドの方は時間にルーズかもしれません。これは、何事にも寛容なインドの国民性にあります。仕事の納期についても、日本の常識は通用しない場合があります。
また、インド国民の80%はヒンドゥー教、14%がイスラム教といわれています。食習慣・生活習慣において宗教上のタブーもありますので、充分な配慮が必要です。
そして日本との時差が3.5時間で、オフショア5ヵ国の中では一番大きくなっています。

タイのメリット・デメリット

メリット
・デザイン系が強み
・時差が小さい
・日本と同じ仏教国である
タイはシステム開発よりもデザイン関連に強みがあります。プログラミングではなく、Webページ制作を始めとしたデザイン・イラスト関連の委託が多くなっています。
時差は2時間と地理的条件もよく、日本と同じ仏教国であることから文化的な違いは少ないといえます。

デメリット
・エンジニアの数が少ない
・英語が通じない
・国内の政情が不安定
前述の通り、どちらかというとデザイナー寄りの人材が豊富なため、エンジニア数の少なさが難点です。また、タイの公用語はタイ語のみであるため、英語での会話はほぼ出来ないと思った方が良いでしょう。
一番のデメリットは、タイ国内の政情が不安定なことです。2000年代に入ってからも、軍事クーデターが2回起きており、今後も国内での政治的対立の動向が注視されています。

フィリピンのメリット・デメリット

メリット
・時差が小さい
・単価が安い
・英語が通じる
フィリピンは日本との時間が1時間と地理的条件が魅力です。エンジニアの単価も5ヵ国の中でも低く抑えることが可能です。また、フィリピンは英語教育が盛んで、国民の9割近くが英語を話せます。

デメリット
・時間の感覚がルーズ
・政情・治安が悪い
・エンジニアのスキルはやや低い
フィリピンの人は時間にルーズなことで有名です。「フィリピン時間」と呼ばれており、約束の時間に1時間ほど遅れるのは当たり前となっています。
また、残念ながら政情不安が大きなリスクです。外務省の海外安全ホームページでも首都マニラが「レベル1(十分注意)」に指定されています。
エンジニアのスキルはやや低く、下流工程からの委託に適しています。

ベトナムのメリット・デメリット

メリット
・時差が小さい
・IT人材育成が国策
・政治的・経済的に安定
日本とベトナムの時差は2時間で、タイとほぼ同程度です。IT教育が盛んで、優秀なエンジニアを多く輩出しています。
また、他の4ヵ国に比べ、政治・経済の両面で安定しています。治安もよく、数多くの日本企業が現地法人を構えています。

デメリット
・時間の感覚がルーズ
・オフショア開発の歴史が浅い
・単価が上昇傾向にある
日本人の感覚に比べると、ベトナム人はやや時間にルーズです。10分~15分くらいの誤差は許されるケースがあります。また、中国に比べるとオフショア開発の歴史は浅いと言えます。近年、ベトナムのIT市場が急発展しており単価はやや上昇傾向にあります。

ベトナムのメリット・デメリット

ベトナムオフショアオススメ

ここまで、各国それぞれのメリット・デメリットを解説しました。オフショア開発を成功に導くためには、文化や習慣の違いをお互い理解しあうことが大切です。
また、オフショア開発で特に重要なのが日本との外交関係、国内の政情です。大変基本的なことですが、平和なくしてビジネスは成り立ちません。
その点で2022年、一番おすすめの国は「ベトナム」です。
・政治的・経済的に安定
・親日国家
・エンジニアのスキルが高い
・時差が小さい
政情が非常に安定しており、大変親日的です。日本語教育も積極的に行われており、2021年現在119の学校で日本語クラスが開催されています(在ベトナム日本大使館より)。
前述の通り、IT人材育成に力を入れており、優秀なエンジニアを多数輩出しています。時差が少ないため、最小限のタイムラグで進捗状況を確認できるのも魅力です。
他の国と同様、文化や習慣の違いというデメリットもありますが、優秀なブリッジSE(※)が在籍する企業を選べば問題は解消できます。
※日本企業とオフショア企業の橋渡しを行うSEです。日本語が堪能で、日本の商習慣にも精通しています。

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要件定義を始めとした上流工程は、経験豊富な日本人スタッフ・ブリッジSEが対応しますのでご安心ください。
在籍エンジニアの大半は、国立大学で理数系トップの「ハノイ工科大学」出身です。高品質なソフトウェアを安心の価格でご提供致します。

まとめ

今回の記事では、オフショア開発の概要・選び方と、オフショア国それぞれのメリット・デメリットをご紹介しました。
・オフショア開発にはコスト削減以外にも、様々なメリットがある
・文化や習慣の違いもあるので、事前に確認が必要
・政情が安定し、エンジニアの質が高いのはベトナム
・優秀なブリッジSEが在籍する企業がおすすめ
優れたオフショア企業に開発を委託すれば、低コストで高品質なシステム開発が実現できます。不明点や疑問点がございましたら、まずはお気軽にご相談ください。全て日本語で対応させていただきます。

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