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【カオピーズ】ソフトウェア開発プロセスの6段階を理解する
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【カオピーズ】ソフトウェア開発プロセスの6段階を理解する

「 ソフトウエア開発プロセス 」とは、システムやプロジェクトのソフトウェアを開発するための構造化アプローチであり、「ソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)」と呼ばれることもあります。利用できるアプローチにはいくつかの種類があります。開発プロセスにおいてテスト作業を集中させるべきポイントは、アプローチによってさまざまです。そのため、ソフトウェア開発とは何なのかを疑問に思っているならば、ひとつの開発に関与するさまざまなプロセスについて熟知しなければなりません。

ソフトウェア開発プロセスの6段階を理解する

目次

ソフトウェア開発とは何か?

ソフトウェア開発とは、プログラマーがコンピュータープログラムを作成するプロセスです。一般にソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)として知られるこのプロセスは、技術基準とユーザーのニーズを満たす製品を開発する方法を提供するさまざまな段階で構成されています。

ソフトウェア開発手順の段階

要求の収集と分析

ソフトウェアプログラムを作成する上で重要なタスクは、要求分析です。顧客は通常、最終的な結果として何を求めているか抽象的な考えを持っていますが、ソフトウェアが何をすべきかについての考えは持っていません。熟練した経験豊富なソフトウェアエンジニアは、この時点で不完全な要求、あいまいな要求、あるいは矛盾する要求を認識します。これは目的記述書(SOO)と呼ばれることが多いです。この段階では、以下のような質問が出てきます。
このソフトウェアのユーザーとして誰を想定しているのか?
完成後、ソフトウェアはどのように使用されるのか?
どのようなデータをソフトウェアに追加するのか?
このソフトウェアが出力するデータはどうあるべきか?

これらの一般的な質問の回答が得られると、ソフトウェア開発者が着目すべき大まかなアウトラインが作成されます。次にこのデータを分析し、その妥当性と、同じデータを組み込む可能性を確かめます。

設計

ソフトウェア開発プロセスの次の段階は、設計です。この段階では、アーキテクトと開発者が、ソフトウェアを要求に合わせて作成するために必要になる高度な技術仕様書を作成します。ステークホルダーは、リスクレベルやチーム構成、適用技術、時間、予算、プロジェクトの制限、手段、アーキテクチャー設計などのファクターについて話し合いをします。

設計仕様書(DSD)は、製品のアーキテクチャー設計、コンポーネント、コミュニケーション、フロントエンド表現、ユーザーフローを規定します。この段階で開発者とテスターにはテンプレートが与えられ、それによって完成品の欠陥や遅延の可能性が低減されます。

コーディング・実装

作成するソフトウェアの設計書の受け取り後、設計段階に続く作業はさまざまなユニットやモジュールへと均等に分割されます。実際にコーディングが始まるのがこの段階です。ここでは開発者による完璧なコードの開発に重きを置かれています。コーディングの段階が、プロトコル全体の中で最も長くなります。

ソフトウェア開発手順の段階

テスト

ソフトウェア開発プロセスでは欠かせない重要な段階が、ソフトウェアテストです。ソフトウェア開発プロセスでは欠かせない重要な段階です。プロセスのこの部分において、欠陥をできるだけ早く認識するようにします。また、ソフトウェアに関する客観的で独立した視点が得られるため、ユーザーはソフトウェアをデプロイするリスクの評価や理解が可能になります。ソフトウェアテストは、ソフトウェアプログラムやアプリケーション、製品が以下を満たしていることを検証するプロセスと言えるでしょう。
・設計と開発の指針となった要求を満たしていること
・想定通りの動作をすること
・同じ特徴を持ったまま実装できること

デプロイ

テスト段階でコーディングエラーがすべて除去された次の段階は、デプロイ段階と呼ばれています。最終コードがソフトウェアに実装され、使用するためにデプロイまたは顧客への配布が行われます。

製品は潜在的な顧客に提供されているため、まずはベータテストを行い、大規模でも問題なく動作することを確認します。変更の可能性があったり、実装中にバグの可能性が見つかったりした場合は、すぐにチームに報告されます。正しく動作するようにエンジニアたちがリアルタイムで修正するためです。すべてのバグが修正され、変更が実装されると、最終的な配布またはデプロイへと動き出します。

メンテナンス

十分に開発されたソフトウェアであっても、顧客が使い始めるにつれて、実際の問題が表面化し始めます。これはソフトウェアが破損するという意味ではありません。しかし、問題の表面化が何度か必要になる場合があります。この特別なプロセスは、完成品やソフトウェアのメンテナンスと呼ばれます。

ソフトウエア開発プロセス (SDLC)のメリット

品質保証:堅実な手法では、すべての段階(やるべきことの検討からテストの実施、実行段階まで)で品質が最優先されます。例えば、コードレビュー、テスト手法、品質保証技法などです。これによって、開発プロセスの早い段階で間違いやバグ、セキュリティホールを発見し、修正できるようにします。

一貫性と反復性:明確に定義された手法では、一貫したフレームワークがソフトウェア開発に与えられています。ステップや役割、タスクを明確にし、各プロジェクトで同じ手法が必ず使用されるようにします。この一貫性によってチームは優れたプラクティスを反復し、パーツを再利用し、すでに行ったことをベースにすることが可能です。結果として、アウトプットの増加とリスクの低減につながります。

協力と連携:ロバストなプロセスでは明確な指示とルーチンが与えられるため、チームメンバーの共同作業が容易です。開発者や設計者、テスター、プロジェクトマネージャーなど、異なる業務や責任を持つ人たちが話し合い、情報共有し、協力しやすくなります。

リスク管理:一連の手法は、ソフトウェア開発ライフサイクル全体を通して、リスクの発見や対処に役立ちます。リスク管理には、リスクを理解して対処する方法や、何か問題が発生した場合の対処法があります。

スケーラビリティと効率性:ロバストなプロセスでは、チームがより大規模で複雑なプロジェクトに取り組むことでスケーリングが可能になります。リソースの配分、作業の分担、タスクの優先度設定にも役立ちます。

継続的改善:強力なソフトウェア開発プロセスの最も重要な部分の1つは、常に状況の改善に意識を向けることです。過去のプロジェクトや学んだ教訓、フィードバックループを振り返り、どこを改善できるかを見つけることへのサポートが得られます。

結論

ソフトウェア開発にかかる全体的な時間と費用は、要求によってさまざまです。そのような場合は、オフショアソフトウェア開発会社のような、自分たちの役割を理解している専門のソフトウェア開発会社に支援を求めると良いでしょう。そうすることで、プロジェクトに関わる時間やエネルギー、資金の浪費を回避できます。

弊社カオピーズは、高品質かつ迅速なソフトウェア開発サービスのアドバイスや提供をいたします。ソフトウェア開発プロセスやオフショア開発プロセスについて質問がございましたら、ご遠慮なくご相談ください。最適なソリューションを提供いたします。

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