hero-image
NEWS
ベトナムオフショア開発 | 注意点と評判の良い5社を紹介!
calendar
2024.04.05
repeat
2024.04.29

ベトナムオフショア開発 | 注意点と評判の良い5社を紹介!

近年、多くの企業がグローバル化と技術の進化により、オフショア開発を活用しています。特に、ベトナムはその優れた技術力とコスト競争力から、日本企業にとって魅力的なオフショア開発先の一つとなっています。
ベトナムにおけるオフショア開発企業の間には、急速な拡大を遂げており、大手企業からベンチャーまで、多様なプロバイダーが競っています。この傾向は、経済の活性化やIT人材の雇用機会の増加によって後押しされています。
しかし、この急速な市場の成長とともに、顧客が最適なオフショア開発プロバイダーを選択することがますます困難になっています。そのため、オフショアベンダーを選定する際には様々な注意点があります。

このような状況を受けて、本記事では ベトナムのオフショア開発市場 の概要や選定の注意ポイントについて解説していきます。
さらに、お客様のレビューやSNSでの評価、業界知識などを元に、評判の良いベトナムオフショア企業5社を紹介します。
これらの情報を参考に、ソフトウェア開発プロジェクトに適したオフショア開発パートナーを見つけるための手助けとなることでしょう。

目次

ベトナムのオフショア開発市場の概要

ベトナムのIT産業の成長

ベトナムのIT産業の成長 ベトナムのIT産業は、急速な成長を遂げています。近年、政府の支援策や外国からの直接投資により、ベトナムのITインフラストラクチャーは飛躍的に発展しました。
また、若い労働力と比較的低い人件費も成長を後押ししています。
この成長により、ベトナムはアジアの中でも主要なITアウトソーシングの拠点となっており、多くの企業がベトナムをオフショア開発の目的地として選択しています。
そのため、オフショア開発を委託先として人気を集めている国が「ベトナム」です。オフショア開発.comの運営会社である株式会社Resorzの『オフショア開発白書2023年版』にて発表されているオフショア開発委託先国別ランキングは、以下のような結果となっています。

ベトナムオフショア開発が一番

出典:『オフショア開発白書2023年版

1位:ベトナム(48%)
2位:フィリピン(21%)
3位:インド(13%)
4位:バングラデシュ(8%)
5位:中国(4%)
6位:ミャンマー(4%)
7位:ウクライナ(2%)
※国の指定なしが全体の64.8%を占める

日本企業がベトナムを選ぶ理由

日本企業がベトナムをオフショア開発の目的地として選ぶ理由は複数ありますが、主な原因は以下の3つです。

① ITエンジニアの月単価相場が安い
ベトナムのIT人材は高い技術力を持ちながら、比較的低い給与水準で雇用することができます。

② コミュニケーションが円滑
ベトナムと日本の間には比較的近い地理的距離があり、文化や時差の違いも少ないため、コミュニケーションの円滑さが期待できます。
インドや中国の一部と比較して、時差がほとんどないため、連絡やミーティングの時間を調整する手間が発生しません。
また、国が異なるとライフスタイルや働き方にも違いが生まれますが、ベトナムでは日本と同じく朝早くから仕事を始める習慣があるため、連絡やコミュニケーションを取る際の感覚もほぼ同じです。
オフショア開発において、綿密なコミュニケーションは成功のカギとなりますが、ベトナムはその点で他の国よりも手間が少ないため、日本との相性が非常に良い国といえます。

③ 国を挙げて優秀なIT人材を輩出している
さらに、ベトナム政府がIT産業の発展を積極的に支援しており、安定したビジネス環境が整っています。政府主導で学校にIT機器を導入して、STEAM教育(科学、技術、工学、芸術、数学)に力を注ぎ、年間5万人のIT技術者を輩出しています。このような国家戦略により、ベトナムはIT人材大国に成長しました。
IT人材大国となったベトナムは、基幹システムをはじめ、AIやブロックチェーンの最先端テック開発、PKG開発など多様な案件に対応できるようになり、さまざまな国からオフショア開発の委託先として選ばれるようになったのです。

オフショアベンダー選定の注意点

オフショア開発を検討する際には、以下の3つの重要な注意点を考慮する必要があります。

コミュニケーションと文化の違い

オフショア開発プロジェクトでは、異なる文化や言語の違いがコミュニケーションに影響を与える可能性があります。ベトナムと日本の文化やビジネスの慣習の違いを認識し、適切なコミュニケーション戦略を確立することが重要です。定期的な会議や報告書の提出など、円滑なコミュニケーションを促進する仕組みを整えることが成功の鍵となります。

品質と信頼性の確保

オフショアベンダーを選定する際には、品質と信頼性を確保することが不可欠です。適切な技術力や経験を持つベンダーを選び、品質管理プロセスを導入することが重要です。過去の実績や顧客のフィードバックを参考にし、信頼性の高いベンダーを選択することができます。品質監査やフィードバックの収集を通じて、品質と信頼性を維持するための取り組みを継続的に行うことが必要です。

法的・契約上の注意点

プロジェクトを進める際には、法的および契約上の注意点を十分に考慮する必要があります。適切な法的文書や契約を作成し、サービスレベル契約(SLA)や知的財産権の取り扱いについて明確な取り決めを行うことが重要です。
また、法律や契約の変更が必要となった場合に備えて、柔軟性を持った契約を結ぶことも重要です。
これらの対応策を講じることで、法的リスクを最小限に抑え、プロジェクトの成功を確保することができます。

評判の良いオフショア企業5社の紹介

ベトナムのオフショア開発会社を選定する際の注意点を解説しましたが、「多くの企業があるため、どこに依頼すればよいかわからない…」と悩んだら、ぜひKaopiz(カオピーズ)にご依頼ください。

ここでは、お客様のレビュー、SNSによる評価、有名サイトのテクニカルレビュー、そして業界知識などを総合的に考慮し、以下には5社のベトナムオフショア開発企業をご紹介いたします。

Kaopiz

・ 設立:2014年
・社員数:連結460名(2024年3月時点)
・日本拠点:東京都
・開発拠点:ハノイ市、ダナン市
・主な市場:日本、ベトナム、アジア太平洋、ヨーロッパ
・得意新技術:ブロックチェーン、AI、機械学習、クラウドコンピューティング、 RPA

カオピーズは ベトナムのオフショア開発 企業のトップ10

カオピーズは、2014年に設立され、ベトナムのオフショア開発企業のトップ10にランクインしています。10年の歴史を持つベトナムのICTグループとして、当社は、ベトナムのICT製品、ソリューション、サービスを世界市場に展開するために尽力しています。

カオピーズの急速な成長と実績
長年のICTサポートと現地のIT市場の洞察により、カオピーズは急速に成長し、500件以上のお客様に高品質なオフショア開発サービスを提供しています。
ISO9001:2015品質マネジメントシステムおよびISO27001:2013情報セキュリティマネジメントを導入し、品質・情報セキュリティを徹底的に管理しています。
300名以上の認定エンジニア、70%の人件費削減、6年連続のSao Khue Award(ベトナムソフトウェア業界最大の賞)の「ITアウトソーシングサービス」受賞など、数々の成果を挙げています。

高品質なオフショア開発

日本法人によるサポート体制
さらに、日本法人である「株式会社カオピーズ」が、日本語でベトナムのエンジニアとお客様を仲介し、ニーズに合わせた開発基盤、プロセス、体制などを提案し、設計・構築・運用までサポートします。お客様への対応は日本人エンジニアや日本駐在ブリッジSEが行い、開発はベトナムのエンジニアが担当するため、オフショアでありながらコミュニケーションの問題を解消し、高品質のアプリを提供します。

【カオピーズの提供サービス】
・技術コンサル
・新規開発
・クラウド以降
・リニューアル
・改修・保守
・システム検証

日本法人である「株式会社カオピーズ」

カオピーズは、国際的な顧客に対するベトナムオフショア開発のワンストップソリューションを提供するだけでなく、将来的にはベトナムのシステム統合サービスとソリューションを世界に提供する企業になることを目指しています。

FPT Software

・設立:1999年
・社員数:連結3,500名(2024年3月時点)
・日本拠点:東京都、大阪市、名古屋市、福岡市
・開発拠点:ハノイ市、ホーチミン市、ダナン市、クイニョン市
・主な市場:ヨーロッパ、米国、日本、アジア太平洋
・得意新技術:RPA、AI、ビッグデータ、クラウド

FPT Software

1999年に設立されたFPT Softwareは、現在、ベトナム最大のソフトウェア企業であり、世界27か国と地域に58のオフィスを展開しています。FPT Softwareの母体であるFPTは、ベトナムで最も有名なブランドの一つで、テクノロジーサービス、教育、小売など、さまざまなビジネスを展開しています

NashTech

・設立:2000年
・社員数:連結2,300名
・日本拠点:東京都
・開発拠点:ハノイ市、ホーチミン市、ダナン市
・主な市場:イギリス、フランス、アメリカ、日本、ベトナム
・得意新技術:RPA、AI、マイクロサービス、機械学習、クラウドコンピューティング、データサイエンス

NashTech

NashTechは、英国市場の企業Nash Squaredグループの一員として2000年に設立されました。同社は、グローバルなテクノロジータレントソリューションビジネスの一環として存在しています。ベトナムに3つの開発拠点を持ち、ビジネス課題を解決し、価値を創造するスマートなソリューションを提供しているIT企業です。

TMA Solutions

・設立:1997年
・社員数:4,000名以上
・日本拠点:東京都
・開発拠点:ホーチミン市、クィニオン市
・主な市場:北米、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、ベトナム
・得意新技術:人工知能・機械学習、ビッグデータ、IoT、5G、ロボット

TMA Solutions

TMAソリューションズは、1997年に設立され、世界中の大手企業に高品質のソフトウェアアウトソーシングサービスを提供しています。同社は4,000人のエンジニアを擁し、ベトナム最大のソフトウェアアウトソーシング企業として、カナダや米国などのさまざまな国にオフィスを展開しています。テストやメンテナンスからフルサイクル開発、エンドツーエンドのソリューションまで、あらゆる種類のソフトウェアサービスを提供しています。

Savvycom Software

・設立:2009年
・社員数:500名以上
・日本拠点:-
・開発拠点:ハノイ市、ホーチミン市
・主な市場:ヨーロッパ、米国、日本、アジア太平洋
・得意新技術:ブロックチェーン、マイクロサービス

Savvycom Software

Savvycom Softwareは、スタートアップから大手企業まで、幅広いクライアントにサービスを提供しています。同社は、ソフトウェア製品開発部門とソフトウェアテスト部門の2つのグループに分かれており、現代の市場ニーズを満たす製品やデジタルソリューションの設計、開発、提供まで、その先見性によって夢を実現する企業です。

オフショア開発成功のためのベストプラクティス

オフショア開発の成功を叶えるために、ベトナムのトッププレイヤー5社を紹介しました。これらの企業は、適切なプロジェクト管理、長期的なパートナーシップの構築、そして技術的なトレンドへの対応力など、成功の鍵となる要素を提供しています。

しかし、成功には適切な戦略と実践が欠かせません。これから、カオピーズの経験と専門知識に基づいて、オフショア開発の成功に向けたベストプラクティス、成功への道を探求していきましょう。

適切なプロジェクト管理とコミュニケーション

プロジェクト管理では、明確な目標の設定、スケジュールの管理、リスクの評価と管理が重要です。また、定期的な進捗報告や問題の迅速な解決など、適切なコミュニケーションがプロジェクトの円滑な進行を確保します。チームメンバー間や顧客とのコミュニケーションを強化するために、適切なコミュニケーションツールやプロセスを導入することが重要です。

長期的なパートナーシップの構築

顧客との信頼関係を築き、協力的な関係を維持することが重要です。これには、定期的な会議やチームビルディングイベントの開催、共通の目標や価値観の確立などが含まれます。

技術的なトレンドに対するベンダーの対応力

オフショア開発ベンダーは、常に最新の技術トレンドに対応できる柔軟性と能力を持つ必要があります。技術の進化に迅速に対応し、新しいツールやフレームワークを積極的に取り入れることで、顧客に最適なソリューションを提供することが可能です。また、技術的な専門知識やスキルセットの継続的な向上を通じて、顧客の期待を上回る価値を提供しております。

まとめ

オフショア開発とは、国内より賃金が安い海外のシステム開発会社に委託する開発手法です。ベトナムのオフショア開発市場は、急速に成長し、そのポテンシャルはますます高まっています。豊富なIT人材と競争力のあるコストメリットが、多くの企業にとって魅力的な選択肢となっています。 

また、成功のためには適切なプロジェクト管理とコミュニケーション、長期的なパートナーシップの構築、そして技術的なトレンドへのベンダーの対応力が不可欠です。これらの要素を最大限に活用することで、オフショア開発プロジェクトの成功を確実なものとすることができます。

ベトナムのオフショア開発会社を活用すれば、リソースを確保できてシステム開発のコストが抑えられますが、どこに依頼するかで満足度が変わります。そのため、この記事を参考にしながら委託先を探してみてください。

ベトナムで長年にわたってオフショア開発サービスを提供してきた信頼性の高い カオピーズは、技術力やノウハウをもって、お客様のプロジェクトをサポートします。ご不明点や疑問点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

お見積もり・ご相談はこちら

よく読まれている記事

https://kaopiz.com/wp-content/uploads/2024/11/HP-40.jpg
ブログ
24.11.15
情報系システムと基幹系システム:システム選定のポイントと活用の違い
企業の成長に伴い、業務を支えるシステムの役割も多様化しています。中でも「情報系システム」と「基幹系システム」は、企業運営に欠かせない二大要素です。本記事では、情報系システムと基幹系システムの具体的な役割と特徴、さらに導入する際に考慮すべきポイントについて詳しく解説します。
https://kaopiz.com/wp-content/uploads/2024/11/Go-to-1.png
ブログ
24.11.14
ITファイナンスとは?|次世代ITファイナンスに気をつけるべきこと
ITファイナンスを活用!この記事では、ITファイナンスについて概要を抑えたうえで、メリット、注意点について解説します。いま、ITファイナンスそのものも技術革新で変容しています。この記事が、その変容をとらえ最適なソリューションとして活用できる手助けになれば幸いです!
https://kaopiz.com/wp-content/uploads/2024/11/BFSIと銀行システム.png
ブログ
24.11.11
BFSIと銀行システム|安心安全を支えるシステム-DX時代における対応とあり方
時代の変化に応じて改新を重ねた銀行システムを含むBSFI業界は、今後どうあるべきなのか? 金融DX が進み、激動する時代の要請にどう対応するべきなのか?この記事では、システム開発の視点から見たBFSI業界の行方について一端に触れ、概説します。