ノーコードでWebサイトを作る方法|おすすめツールと注意点を解説
プログラミングの知識がなくても、誰でも簡単にWebサイトを作成できる「ノーコードツール」が注目を集めています。特にスタートアップや中小企業にとって、開発コストを抑えながらスピーディーに立ち上げられるのは大きな魅力です。
しかし、「Webサイトが作れるノーコードツールはどれ?」
「ノーコード ツールにデメリットはある?」
このようにWebサイト発が可能なノーコードツールをお探しではありませんか?
ノーコードはソースコードを記述せずにシステム開発を行う手法なので、ノーコードツールを使用すれば誰でも簡単にWebサイトを作れます。ただし、企業の将来的な展望によっては、ランニングコストが高くつく可能性があるため注意しなければなりません。
本記事では、ノーコードでWebサイトを構築する際のおすすめツール3選と、それぞれの特徴、注意点、ツール選びのポイントをわかりやすく解説します。
目次
- ノーコードとは?Web制作における役割
- おすすめノーコードWebサイト作成ツール3選
- ノーコードツールを選ぶ際のポイント
- Webサイト作成前に必要な準備
- ノーコードが向いているケース・向いていないケース
- Webサイト開発は株式会社カオピーズへ
- まとめ
- よくある質問(FAQ)
ノーコードとは?Web制作における役割
ノーコードとは、プログラミング不要でソースコードを記述せずにアプリやWebサイトなどを作成できる仕組みです。ドラッグ&ドロップ操作やテンプレートベースで構成されているため、エンジニアでなくても操作可能です。
Web制作においては、企業のランディングページやポートフォリオ、予約サイト、ECサイトの簡易版などをスピーディーに構築できる手段として活用されています。
通常、Webサイトを作成するには、JavaScriptやHTML/CSSなどのプログラミング言語を使用してコードを記述する必要があります。しかし、ノーコードのツールを使用すればコードを記述せずに、コーディングの知識がなくても簡単にWebサイトを作れます。
ノーコードでWebサイトを作るメリット・デメリット
メリット
- コーディング不要で誰でも使える
- 開発コストを大幅に削減できる
- 短期間でサイト立ち上げが可能
- デザインテンプレートが豊富
デメリット
- カスタマイズの自由度に制限がある
- 複雑な機能追加には不向き
- SEOやパフォーマンス最適化に限界がある
- ツールにより日本語対応やサポートに差がある
※ 関連記事:ノーコード開発とは?メリット・デメリットやおすすめの開発ツールを紹介
おすすめノーコードWebサイト作成ツール3選
Webサイト制作が可能なノーコードツールには、さまざまなものがあります。なかでも、初心者にも使いやすくて、安いコストで使用できるのおすすめツールは次の2つです。
・ペライチ
・STUDIO
・Wix
これらのツールは日本語対応で無料プランがあり、サーバー構築などの専門知識がなくても直感的な操作でWebサイトを制作できるツールです。
ここからは、それぞれのツールの特徴について詳しく紹介します。
ペライチ
出典:ペライチ公式HP
ペライチは、直感的な操作で簡単にホームページを制作できるノーコードツールのひとつです。テンプレートを選んで文章・画像を挿入し、ワンクリックでWebサイトを公開できます。
テンプレートは400種類以上あるので、好みのデザインでホームページを制作可能です。
また、ペライチには300名以上のサポーターが在籍しており、操作方法などわからないことがあれば相談できる仕組みが整っています。公開できるページ数は1ページなので、LPや小規模なホームページの作成に向いています。
ペライチの料金は次の通りです。
プラン名 | 料金(年払い) | 主な機能 |
フリーラプン | 0円 | ・広告表示あり ・ページ編集 ・決済 |
ライトプラン | 月額1,465円(税込) | ・ページ編集 ・決済 ・SNS連携 ・フォント/文字サイズ変更 など |
レギュラープラン | 月額2,950円(税込) | ・ページ編集 ・決済 ・SNS連携 ・フォント/文字サイズ変更 ・アクセス解析 ・タグ埋め込み など |
ビジネスプラン | 月額3,940円(税込) | ・ページ編集 ・決済 ・SNS連携 ・フォント/文字サイズ変更 ・アクセス解析 ・タグ埋め込み ・メルマガ配信 ・パスワード保護 など |
プロフェッショナルプラン | 月額6,910円(税込) | ・ページ編集 ・決済 ・SNS連携 ・フォント/文字サイズ変更 ・アクセス解析 ・タグ埋め込み ・メルマガ配信 ・パスワード保護 ・予約プラス ・AIアシスタント など |
STUDIO
出典:STUDIO公式HP
STUDIO(スタジオ)は、クリックだけでWebサイトを公開できるノーコードツールです。
日本語フォントは豊富な種類が用意されているほか、スマホにも対応しており、デザイン性に優れたWebサイトを作れるのが特徴です。グラフィックソフトを使用するような感覚で、簡単にWebサイトを制作できます。
全デザイン機能とフォーム機能を無料で使え、有料プランであればバナー非表示やCMS機能を強化することも可能です。
STUDIOの料金は次の通りです。
プラン名 | 料金(年払い) | 主な機能 |
Free | 0円 | ・studio.siteドメイン公開 ・広告表示あり |
Starter | 月額980円(税込) | ・独自ドメイン公開 ・バナー非表示 など |
CMS | 月額2,480円(税込) | ・独自ドメイン公開 ・バナー非表示 ・2,000CMSアイテム ・ライター権限(3人) など |
Business | 月額4,980円(税込) | ・独自ドメイン公開 ・バナー非表示 ・10,000CMSアイテム ・ライター権限(無制限) など |
Wix
出典:Wix公式HP
Wix(ウィックス)は、世界で1億6,000万人以上が利用しているノーコードWeb制作ツールです。ドラッグ&ドロップの簡単無操作でWebサイトを作ることができます。
テンプレートが充実しているほか、プロのデザイナーが作った美麗なテンプレートも無料で利用可能です。有料プランを利用すればECサイトの開設、およびショップサイトの受注管理・商品管理などを行えます。
Wixの料金は次の通りです。(無料プランあり)
プラン名 | 料金 | 主な機能 |
パーソナル | 月額1,200円(税込) | ・共同管理者2名 ・データ容量2GB |
スモールビジネス | 月額2,100円(税込) | ・共同管理者5名 ・データ容量50GB ・基本的なサイト分析機能 など |
ビジネス | 月額2,600円(税込) | ・共同管理者10名 ・データ容量100GB ・標準的なサイト分析機能 など |
ビジネスプライム | 月額12,000円(税込) | ・共同管理者15名 ・データ容量無制限 ・高度なサイト分析機能 など |
ノーコードツールを選ぶ際のポイント
Webサイト制作ができるノーコードツールの選び方は、大きく次の3つです。
・簡単に操作できるか
・デザインの優れたテンプレートはあるか
・必要な機能を実装できるか
ノーコードツールはすべて初心者向けですが、合う合わないの相性があるため、実際に操作してみて自身で操作しやすいか確認することが重要です。Webサイトは公開後も更新・運用が必要なので、操作しやすいツールを選ぶ必要があります。
さらに、ツールごとにテンプレートの種類は大きく異なります。自社に合うデザイン、または好みのデザインがあるか確認することも大切です。
また、必要な機能が実装可能かも事前に確認しましょう。たとえば、決済機能や会員登録の機能、SNS連携などWebサイトに実装できる機能はツールによって異なります。
このように操作性やデザイン性、機能性の観点から自社に合うノーコードWeb制作ツールを選びましょう。
Webサイト作成前に必要な準備
ノーコードツールを使用すれば、何も準備しなくてもWebサイトを作成・公開することができます。しかし、ただWebサイトを作るだけでは、目的を達成することはできません。
そのため、Webサイトを制作する前にまずは要件定義と設計が必要です。具体的に、次の項目を明らかにしましょう。
・何のためにWebサイトを作るのか
・誰が見る・使うのか
・課題は何があるか
・Webサイト制作後の成果は何か
・ゴールは決済か・問い合わせか・PVか
・Webサイトのボリューム感はどの程度か
・目的達成に必要なコンテンツは何か
・Webサイト公開後の運用はどうするか
・SNSとの連携は必要か
・Webサイトの宣伝・広告はどうするか
これらを決めずにとりあえずWebサイトを制作・公開したとしても、誰にも見られない・使われないWebサイトになってしまう可能性があります。
そのため、何のためのWebサイトかをしっかり考え、目的や手段などに優先順位をつけることが大切です。あらかじめ要件定義と設計しておくことで、方向性がズレることなく目的を持ってWebサイトを作ることができます。
ノーコードが向いているケース・向いていないケース
ノーコードツールは便利な反面、すべてのケースに最適というわけではありません。ここでは、ノーコードが活用しやすいケースと、慎重に検討すべきケースを整理してご紹介します。
ノーコードが向いているケース
- 小規模ビジネス・個人事業のLP制作
- MVP(Minimum Viable Product)開発
- テストマーケティング用途のサイト
ノーコードが不向きなケース
- 複雑な業務システムとの連携が必要な場合
- セキュリティ要件が厳しい場合
- UI/UXに独自性を強く求める場合
このようなケースでは、まずノーコードでプロトタイプを作成して構想を検証し、その後カスタム開発へと移行する「段階的なアプローチ」が効果的です。
Webサイト開発は株式会社カオピーズへ
Webサイトはノーコードで簡単に作ることができますが、テンプレートを利用する必要があるため自社独自のサイトにすることができません。さらに、ページ数を増やしたり長期的に運用したりする場合は、ランニングコストが高くなりやすいです。
自由度の高い自社独自のWebサイトを作りたい場合は、ぜひ株式会社カオピーズへご依頼ください。
当社はシステム・アプリケーションの受託開発会社です。Webサイトの開発はもちろん、システム開発やDX推進支援など幅広く対応しています。
また、日本国内よりも人件費の安いベトナムで開発するため、外注費用を抑えることが可能です。コストとスピードを両立させながら、高品質なWebサイトを開発しますので、Webサイト開発は株式会社カオピーズにお任せください。
まとめ
ノーコードツールを使用すれば、誰でも簡単にWebサイトを作ることができます。ノーコードツールは無料で使えるものも多く、簡易的なWebサイトを作りたい方には、ノーコード開発がおすすめです。
ただし、ノーコードツールで作るWebサイトは自由度が低く、ランニングコストが高くなりやすいというデメリットがあります。
Webサイト開発を検討している方は、低コストで開発ができる「株式会社カオピーズ」へご依頼ください。
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よくある質問(FAQ)
- Q1. ノーコードツールで本格的なWebサイトも作れますか?
- ツールによっては本格的なビジネスサイトの構築も可能です。ただし、要件が複雑な場合は一部制限があります。カオピーズでは、ノーコードとカスタム開発を組み合わせた最適な提案も行っています。
- Q2. SEO対策はノーコードでも十分にできますか?
- WixやSTUDIOなどは基本的なSEO機能を備えていますが、細かな調整には限界があります。より高度なSEOを希望する場合は、専門的な開発支援もご検討ください。カオピーズはSEOに配慮したサイト開発も得意としています。
- Q3. ノーコードツールのデメリットを補うには?
- 制限を補うには、API連携や外部ツールの活用、または一部のカスタム実装が有効です。カオピーズでは、ツールの特性を踏まえて最適な技術支援を行っています。
- Q4. ノーコードで作ったサイトを後から拡張できますか?
- 一部ツールではCMS機能やHTML埋め込みなどで拡張可能ですが、限界もあります。将来的にスケールする予定がある場合は、柔軟に対応できる設計が重要です。カオピーズでは段階的な開発支援にも対応しています。