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ブロックチェーンゲームの魅力やメリットを解説!市場規模や将来性も
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2023.11.13

ブロックチェーンゲームの魅力やメリットを解説!市場規模や将来性も

「 ブロックチェーンゲーム のメリットを知りたい」
「ブロックチェーンゲームの将来性を知りたい」
「ブロックチェーンゲームを開発したい」
近年急速な発展をみせている ブロックチェーンゲーム 。興味はあるけれど、詳しくはわからないという方も多いのではないでしょうか?

この記事ではそのような方に向け、ブロックチェーンゲームのメリットや将来性をわかりやすく解説します。
ブロックチェーンゲーム市場は今後3年間で5倍以上の成長が見込まれており、大変将来性のある分野です。
数々のブロックチェーン開発を手がけるベトナムのオフショア開発会社、カオピーズが解説します。

目次

スマホでも遊べるブロックチェーンゲーム

スマホでも遊べるブロックチェーンゲーム

ブロックチェーンは2008年に発明され、2009年より仮想通貨ビットコインの基盤として使用が開始されました。
そしてこの技術はゲーム分野にも応用され、2018年頃に最初のブロックチェーンゲームが誕生したといわれています。はじめに、ブロックチェーンゲームの概要について解説します。

ゲームの概要

ブロックチェーンゲームは、ブロックチェーン技術を活用したゲームの総称で、「NFTゲーム」「GameFi(ゲームファイ)」「DAppsゲーム(ダップスゲーム)」「Web3ゲーム(ウェブスリーゲーム)」とも呼ばれます。
一般的なオンラインゲームと同様、パソコンのブラウザやスマホアプリとして楽しむことが出来ます。
仮想通貨と連携しているのが大きな特徴で、ゲーム内のアイテムを仮想通貨で売買できる点が従来のゲームと大きく異なります。
多くのゲームで最初にアイテムなどの購入費用が掛かりますが、無料で始められるものもあります。

ベースとなる技術

ブロックチェーン

ブロックチェーンは、データベースの新しい仕組みです。これまで特定のサーバーで一元管理していたデータを、複数のノード(ユーザーやコンピューター)に分散させて記録します。
これまでの方式では、サーバーのハッキング・サーバーダウンが大きな課題でした。
しかし、ブロックチェーンでは同じデータを複数ノードで保持しているため、ハッキングやシステムダウンが事実上起こりえません。
またブロックチェーン上のデータは、暗号化されているためコピー・改ざんが不可能でNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)と呼ばれています。
これらの特徴から、NFTは唯一無二のデジタル資産として様々な分野で活用されています。

スマートコントラクト

スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で行われる自動契約の総称です
契約の定義から支払い完了などの手順がプログラム化されており、銀行や政府の保証が不要です。
またスマートコントラクト自体がブロックチェーン上に記録されており、契約手順の改ざんも不可能です。

DApps

ブロックチェーン技術をベースに作られたアプリはDApps(ダップス)と呼ばれています
DAppsは「Decentralized(分散型) Application(アプリケーション)」の略称で、アプリで使用するデータをブロックチェーン上に記録します。また、スマートコントラクト機能も標準的に実装されています。
一般的なアプリは巨大テック企業などが開発・管理しますが、DAppsはユーザーが共同で開発・管理するのが大きな特徴です。
多くの場合、ブロックチェーンゲームはDAppsの概念を取り入れています。

メリットは大きく3つ

メリットは大きく3つ

これまでのゲームは「Web2ゲーム」と呼ばれており、以下のようなものがあります。
・コンシューマーゲーム(家庭用ゲーム機)
・アーケードゲーム(ゲームセンターの業務機)
・スマホゲーム
・PCゲーム(ブラウザ上またはPCにインストール)
これに対しブロックチェーンゲームは「Web3ゲーム」としてカテゴライズされ、Web2に無かった大きなメリットを3つ持っています。
・チートプレイ不可
・ゲーム会社による管理が不要
・プレイしながら稼げる

チートプレイ不可

チート(cheat)は「いかさま・不正」を意味し、Web2ゲームでは「チートプレイ」が大きな問題となっています
・自分のキャラクターのLevelがMaxになるようデータを書き換え
・100%バトルに勝利できるようにプログラムを書き換え
・課金アイテムが無料になるようデータを書き換え
これらチート行為が、ブロックチェーンゲームでは事実上不可能になります
前述の通り、ブロックチェーンゲームのデータはコピー・改ざんができません。また、プログラムのコードもDAppsとして分散・共同管理が行われているため、書き換え不可能です。
このようにWeb2ゲームでの大きな課題が、ブロックチェーンゲームで解決できるようになりました。

ゲーム会社による管理が不要

Web2ゲームは、それをリリースした企業が独占的に管理しています。利用料金・課金からの利益も企業側が独占し、一方的なルール変更も当たり前です。
しかしブロックチェーンゲームではデータが改ざん不可能、システムダウンも起きないことから企業による管理が不要になりました
ユーザーが共同でゲームを管理し、ルール変更も民主的な方法で可決されます。そして後述の方法で、ゲーム内で購入したアイテムを資産として活用できます。

プレイしながら稼げる

Web2ゲームでは、「課金した者が勝つ(Pay to Win)」が大きな問題となっています。勝つためには課金せざるを得ないケースが後を絶たないからです。
これに対しブロックチェーンゲームは、「プレイ無料(Free to Play)」「プレイで稼ぐ(Play to Earn)」が基本概念です
初期費用が必要なゲームもありますが、無料で始められるものが増えています。そして、ゲーム内で作成したキャラやアイテムを売買して稼ぐことも可能です。

なぜ稼げるのか?~稼ぎ方~

なぜ稼げるのか?~稼ぎ方~

上述の通り、ブロックチェーンゲームではお金を稼ぐことができます。稼ぎ方は大きく3通りです
・プレイ報酬(ステージクリアなど)
・アセット売却
・アセット貸出
「アセット(asset)」とは「資産」を意味する単語で、ゲーム内のアイテムやキャラクターの総称です。アセットはNFTとして生成されるため、売却すれば報酬を得ることが可能です。
以下、3つそれぞれの稼ぎ方を解説します。

プレイ報酬

ブロックチェーンゲームでは、ステージクリア・バトル勝利・大会入賞などを達成すると、報酬としてゲーム内通貨(仮想通貨)を得ることができます
ゲーム内通貨は仮想通貨取引所を介して、円やドルなどの法定通貨に換金可能です。これにより、プレイ報酬を現金収入に換えられるようになりました。

アセット売買

ゲーム内のアセットの例として、キャラクター・アイテム・LAND(ゲーム内の土地)などがあります。
アセットは唯一無二のデジタル資産NFTとして、取引の対象となります。レアキャラ・レアアイテム・好立地のLANDは高値で取り引きされるため、売却により利益を得ることが可能です。
また、アセットはゲーム内のみならず、NFTとしてNFTマーケットプレイス(NFT取引サイト)での売買も可能です。

アセット貸出し(スカラーシップ)

LANDやアイテムなどのアセットを貸し出すことでも、報酬を獲得できます。アセットの貸出しは「スカラーシップ(Scholarship)」と呼ばれ、多くのブロックチェーンゲームで採用されています。
「Scholarship」は元々「奨学金」を意味する単語ですが、ブロックチェーンゲームではアセットの貸出しの意味合いで使用されています。
貸す側が利益を得られることはもちろん、借りる側も少額の初期投資で済むというメリットがあります。

市場規模と将来性

市場規模と将来性

アメリカのコンサルティング会社Kearnyの調査では、ブロックチェーンゲーム市場規模は、2025年には現在の5倍に成長すると見込まれています。
2022年現在、ブロックチェーンゲームプレイヤーの大半はアジア・アフリカの新興国が占めています。これは物価の安い国では、ゲーム報酬が生活費として充分な額となりやすいためです。
しかし今後は、日本をはじめ世界中の大手ゲーム企業のブロックチェーンゲーム市場参入が見込まれています
ブロックチェーンゲームのクオリティがWeb2ゲームレベルに向上すれば、プレイ人口も7倍に増加すると予測されています。

日本語でプレイできる人気ゲーム

日本語でプレイできる人気ブロックチェーンゲームを2つご紹介します。
My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)
通称「マイクリ」と呼ばれる、日本発のブロックチェーンゲームです。ゲーム内では「ヒーロー」「武器(エクステンション)」「国(LAND)」の3種類のアセットが使用できます。これらのアセットは、NFTとしてサービス終了後も保有できます。

My Crypto Saga(マイクリプトサーガ)
ポーカーのようなカードゲームで、手持ちのカードを使用して他のユーザーと対戦します。勝利を重ねポイントが蓄積したカードは、単なるカードからNFTに進化するルールです。
NFTに進化したカードはゲーム内だけでなく、NFTマーケットプレイスOpenSeaでも出品・販売できます。

今後の課題

今後の課題

今後数年で大きな発展が見込まれているブロックチェーンゲームですが、開発技術者の少なさが大きな課題です。
冒頭で述べた通りブロックチェーンゲームが誕生したのは2018年頃であり、まだ5年ほどの歴史しかありません。
そのため、DAppsフレームワーク・BaaS(バース:Blockchain as a Service)などを活用できる技術者が慢性的に不足しています。
また、サービスの企画・立案から運用保守までワンストップでサポートしてくれる開発パートナー企業も必要不可欠です。

まとめ

今回は、ブロックチェーンゲームの魅力と将来性について解説しました。
・ブロックチェーンゲームとは、「プレイしながら稼げる」ゲーム
・データやプログラムの改ざんが不可能で、チートプレイを防止できる
・市場規模は今後数年で5倍以上に成長すると見込まれている

ブロックチェーンゲームは日本の大手ゲーム会社も進出を表明するなど、国内でも大きな広がりをみせています。
ブロックチェーン事業を検討中の企業様は、なるべく早期に事業戦略を立てておくと他社との差別化が図れます。
ベトナムのオフショア開発会社カオピーズでは、豊富なブロックチェーン開発経験で貴社のビジネスを全面的にサポート致します。ご不明点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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