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ECサイト開発会社|ECサイト開発依頼会社の選び方を説明します
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2024.09.16

ECサイト開発会社|ECサイト開発依頼会社の選び方を説明します

「サイトを調べても自社に合うECサイト開発会社の選び方がわからない」
「調べてみても、どこも同じように見える」

経済産業省の2018年9月レポートの副題に記載され話題となった「2025年の崖」が迫るなか、すべての業界でDXを推進することは急務と言えます。ECサイト構築は、小売業界のDXに多少なりとも関与します。そして企業様に十分なノウハウがない場合、ECサイト構築には外注が必要になります。

ところが、ECサイト開発会社に外注するとき、どの会社を選ぶかは容易なことではありません。自社に適合した委託先を見つけるため、数多くあるECサイト開発会社をいちいち比較する労力に重ね、作業時間も非常に長くかかりがちです。

この記事では、みなさまの選定作業に役立つECサイト開発会社の選び方についてコツをシェアいたします。また、弊社のブログには以下の通りECサイト構築におけるに全体の流れを詳細に解説した記事もございますので、併せてご覧ください。

※関連記事:ECサイト構築 | 初心者必見の構築費用と構築会社の選び方

目次

【基本編】開発会社の選び方

開発会社を選定する前に、まずプロジェクトの概要を準備する必要があります:

  • プロジェクトの要件を整理する
  • 想定されるリスクを把握する
  • 要件に応じた委託の範囲を明確にする

そのうえで、開発会社の選定に入ります。選定開始から依頼までは、以下のような流れが想定されます:

【基本編】開発会社の選び方

開発会社は、ご依頼主の要件に応じてECサイトを開発します。構築作業は非常に時間がかかり、様々なテスト検証が必要です。要件や範囲が明確でないと質が落ちる可能性もあるので、慎重かつ相互理解と協働の意識が必要です。したがって、依頼の受注先にコミュニケーターや窓口担当者だけでなく、プロジェクトマネジャーやブリッジSEなどプロジェクトに関わる方々も同席したうえで話し合いを行うと良いでしょう。

開発会社を選ぶ基準と注意すべきトラブル

ECサイト開発会社を選ぶ時の基準と注意すべきトラブルについて説明します。

選定に必須の基準

ECサイト会社の選定に必須である基準は基本的に以下の2点です。

求める技術・分野と会社の得意分野が一致する

自社が依頼したい開発ECサイトが候補にあがっている開発会社の得意分野と一致していることを確認しましょう。スムーズな進捗を期待できますし、高品質ECサイトに仕上がる確率が高いです。

判断のソースは、ECサイト開発会社のウェブサイトに公開されている開発実績や窓口担当者に類似のECサイト開発実績があるが確認することで行えます。

十分なサポート体制がある

ECサイトも構造上の欠陥、バグ、ダウン、劣化などがつきものです。そのため、良いサポート体制とは、さまざまなアフターフォローが提供可能なことを指し、以下のような項目が見ることをお勧めします。

  • バグ修正やアップデートの迅速な対応
  • 緊急時の対応プロセスや対応手順が明確
  • 意思決定がスムーズ

また、必要な項目は合意の上、書面に残しておくことが推奨されます。

担当者の対応が良い会社・経営状況が良い

レビューや社評などを参考にして顧客満足度を把握することも重要です。顧客満足度は技術力の評価だけでなく、納期の遵守されるか、コミュニケーションは良好かなど開発時に関係する様々な要素を検証してください。また、会社の経営状況も重要です。倒産が疑われる会社には技術ノウハウの不足も疑われますし、仮に倒産すると新たな会社を探す経費と労力がかかってしまいます。

選定に必須の基準

注意すべきトラブル

開発時のトラブルには、よく以下のようなものがあります。

見積り以上の経費がかかる

ECサイト開発は要件定義の詰めの甘さが原因で工数が増え、実際の経費が膨らむこともあります。または、ベンダー・ロックインという開発環境がひとつのツールや企業に依存してしまう状態が起こる恐れもあります。

とはいえ、すべての設計・工数をプロジェクト開始前に完全に想定しきることは現実には不可能です。もし経費が膨らむリスクが顕著であれば、フレキシブルな開発形態(ラボ型開発やアジャイル開発)を採用する方が望ましいです(開発会社によっては、複数の開発形態を自在に組みあわせることでコスト削減を実現するところもあります)。

※関連記事:オフショア開発の見積もり方法と単価相場を徹底解説

計画通りにプロジェクトが進行しない

期日通りにプロジェクトが進行しないことは様々な理由で起こります。

まず、開発規模と期間の事前把握が不十分であったことが考えられます。とくに要件定義やテストフェーズで起きやすい傾向にあります。関係者全員で得手・不得手を整理し、初期段階から徐々にテストを実行するなど、各フェーズでのリスク管理を徹底することが重要です。もっとも、プロジェクトの規模や複雑さによって大きく異なりますが、一般的な開発期間は3か月から大規模なものは数年かかります。見積もりの際には「人月」などを目安に定めるので、数値を目安に客観的に検討しましょう。

また、提案の時点で反応が遅い会社は、計画振興に支障が出る恐れが大きいです。発注前にはそのような確認をお勧めします。

以上スケジュール進行についての工夫について述べました。もとい厳密な管理は非常に難しいため、あらかじめ余裕をもったスケジュール計画が最も重要です。 ECサイトの開発会社には、それぞれ業界や開発言語の得手不得手があるほかに、ECサイトの形式についても同じく傾向が分かれます。それぞれ、モール型、自社サイト型、両者のハイブリッドがあります。

※関連記事:大手ECサイト開発会社でおすすめの会社17社【2024年版】(発注ナビ)

オフショア開発もご検討ください

オフショア開発とは、IT開発業務を海外の開発企業で現地の人的リソースを活用して行う委託開発の手法です。いまやオフショア開発の浸透が進み、開発だけでなくインフラの構築や保守運用業務などECサイトの保全管理の委託も含まれるようになりました。

オフショア開発もご検討ください

オフショア開発が浸透した理由は、我が国のIT人材の不足や人件費の高騰が理由です。日本より人件費が安い国の企業では、コスト面でのメリットが第一に挙げられ、またIT人材を確保できるリソース面でのメリットが大きいこともオフショア開発を推進しました。

ところが、近年は違った様相も見られます。オフショア開発の成果が請負国で集積することで飛躍的に技術力が向上し、新しいプログラム構築は日本より優れているケースも見られます。

もちろん、国際コミュニケーションが基本となるので、意思疎通が課題とはなりますが、その対策を行って日本企業様に信頼されている優良企業も存在します。いちどご検討されることを強くお勧めします。

まとめ

この記事では、ECサイト開発会社の選定の流れ、選定の決め手について説明しました。基本的に骨の折れる作業ですので、合理的かつ客観的な判断で進めることが重要であると言えます。

ECサイトの構築や改善をご検討中でしょうか?プロジェクトを検討されておりましたら、是非カオピーズもご検討ください。

カオピーズは高度ICTソリューションを駆使した、ECや小売業界などのDX業界イノベーションを促進しています。弊社は東京にオフィスを構え、高度な日本語能力を有するベトナム人ブリッジSEが、お客様のご案件を丁寧にヒヤリングいたします。設立以来、150社以上のクライアント様の600以上のプロジェクトの成功を通じて磨かれた弊社の専門知識は、お客様のデジタルプレゼンスに革命を起こす信頼できるパートナーとしての地位を獲得しています。

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