hero-image
NEWS
スクラッチ開発とパッケージ開発の違いとは?選ぶ基準紹介
calendar
2021.10.13
repeat
2023.11.13

スクラッチ開発とパッケージ開発の違いとは?選ぶ基準紹介

システムを開発する上で「スクラッチ開発」「パッケージ開発」という言葉を耳にします。

スクラッチ開発は、一からオリジナルのシステムを構築すること。
パッケージ開発は、既存のシステムを活用してシステムを作っていくことです。

スクラッチ開発は自由にシステムを作れるものの、コストと時間がかかります。
反対にパッケージ開発は独自性のあるシステムにはなりませんが、時間とコストは抑えることが可能です。

ここでは「スクラッチ開発」「パッケージ開発」のメリット・デメリットを比較し、システム開発の選択方法をご紹介します。
またそのシステム開発を依頼する業者の探し方も併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. スクラッチ開発とは?
  2. 「スクラッチ開発」「パッケージ開発」のメリット・デメリット
  3. 「スクラッチ開発」「パッケージ開発」どちらを選ぶ?
  4. システム開発で失敗しない発注先を見つける方法
  5. まとめ
  6. 理想のシステム開発ならカオピーズ!

スクラッチ開発とは?

スクラッチ開発とは、既存のシステムを使用せず一からオリジナルのシステムを開発する方法です。非常に柔軟性があり独自のシステムを構築できます。

別の開発方法が「パッケージ開発」です。
「パッケージ開発」は「スクラッチ開発」とは違い、既存のシステムを活用します
最近はパッケージ開発でも、既存のシステムを一部カスタマイズする開発方法が増えています。

スクラッチ開発ほどユーザーの希望を柔軟に取り込むのは難しいものの、既存のシステムをそのまま利用するよりは業務を行いやすいシステムに仕上がるでしょう

システム開発の流れ

では「スクラッチ開発」や「パッケージ開発」のようなシステム開発は、どのように進んでいくのでしょうか?
ここではその流れをご紹介します。

システム開発工程

要件定義
「要件定義」とは、開発するシステムに求める機能や要件などを定めることです。
発注者からの要望を細部まで聞き取り、可能な限り理想の形を明確にします。
スクラッチ開発はパッケージ開発のように基礎があるわけではないので、「要件定義」により時間をかける必要があります。

外部設計
要件定義をもとにユーザーインターフェースを設計する工程です。
操作画面や操作方法など、ユーザー側の希望が直接関係する部分です。
実際の使いやすさに関わる部分となるため、ユーザーへのヒアリングが欠かせません。

内部設計
ユーザーからは見えない内部機能の設計を行います。
外部設計がユーザー目線なのに対し、こちらは開発者目線で行っていきます。

開発(プログラミング)
ある程度設計に形が見えてきたらプログラミングを行います。

テスト
実際に稼働させ、問題なく動くかどうかテストします。
モジュール(プログラムの構成単位)ごとのテスト、モジュールを結合させたテスト、すべてを含めたシステムテスト、最後に運用テストを行います。

運用開始
実際に運用を開始します。
もともと別のシステムを使っていた場合は移行作業を伴います。

保守
運用開始したら終わりではなく、トラブルなく運用できるよう継続的に管理します。

システム開発工程

「スクラッチ開発」「パッケージ開発」のメリット・デメリット

一見、スクラッチ開発の方がオリジナリティがありよいのではないかと考えるかもしれません。
しかしどちらの開発方法にもメリット・デメリットがあります。
ここからは「スクラッチ開発」「パッケージ開発」のメリット・デメリットをそれぞれ確認していきます。
これらを把握した上で、どちらの開発方法が自社に合っているかを検討するとよいでしょう。

「スクラッチ開発」のメリット・デメリット

スクラッチ開発は一から開発するため、唯一無二のシステムになります。
他社との差別化をはかる上で有効な方法です。しかしデメリットもあります。
《スクラッチ開発のメリット・デメリット》

メリット
デメリット
・完全オリジナルのシステムができる
・何かの事情でシステムが使えなくなるという心配がない
・初期費用がかかる
・仕上がりまで時間がかかる
・要件定義に時間が必要で発注者側も負担が大きい

パッケージ開発は、既存のシステムを開発した会社の倒産やサポートが打ち切られた場合、そのシステムを利用したものは使えなくなる心配がありますが、スクラッチ開発ならその心配がありません。
開発後の保守や機能の拡張なども対応しやすく安心です。
ただしパッケージ開発と比べ初期費用と開発時間がかかる点はデメリットです。
要件定義に時間がかかるので、パッケージ開発を選択したときよりも発注側の負担が大きくなる傾向があります。

「パッケージ開発」のメリット・デメリット

ではパッケージ開発はどうでしょうか?
《パッケージ開発のメリット・デメリット》

メリット
デメリット
・初期費用が抑えられる
・開発期間が短い
・業務のやり方をシステムに合わせる必要がある
・完全にオリジナルなシステムではない
・必ずしも必要なシステムがあるとは限らない

開発にそれほど費用・時間の余裕がない場合、パッケージ開発は非常に有効です。
また以前と比べ既存のシステムも非常に高度になっているため、あらゆる要件に対応できるものが増えています。
ただし独自性のあるシステム開発を望んでいる場合、希望にぴったり合うような既存のシステムがあるとは限りません。
パッケージをカスタマイズして使用する場合、その分の費用がかさむことも考えられます。
またそのシステムに合わせて業務の方法の方を変更しなければならない場合もあるでしょう。

「スクラッチ開発」「パッケージ開発」どちらを選ぶ?

では上記を踏まえたうえで、どのように「スクラッチ開発」「パッケージ開発」を選べばよいのでしょうか?
上記のメリット・デメリットから分かるように、スクラッチ開発は導入までにコストと時間がかかります
会社としての体力がそこまでなく、まとまった金額を用意できない、長くは待てない可能性もあるでしょう。
既存のシステムでも優秀なものはあります。
自社業務にあった既存システムがあるかどうかをまず調べてみる必要があるでしょう。
パッケージ開発で十分対応可能であれば、コスト・納期の面からもあえてスクラッチ開発を選択する必要性はありません。
既存のシステムではどうしても対応できない場合に、スクラッチ開発を検討してみましょう。

システム開発で失敗しない発注先を見つける方法

システム開発に明るい会社で自社開発が可能であれば問題ありませんが、他社に発注する場合どこへ発注すればよいのか悩む方が多いようです。
いざ稼働を開始してから「問題だらけで使いにくい」とならないよう、注目すべき点をご紹介します。

コミュニケーション力がある

まずはコミュニケーション能力があるかどうかが重要です。
スクラッチ開発ではとくに「要件定義」に時間がかかり、発注者の希望をどれだけ正確に聞き出せるかによって開発内容や進捗に差が出ます。
システムに関して知識の少ない相手でも、丁寧に説明し聞き取りにじっくり時間をかけられる企業の方がより信頼できる企業だと言えます。

システム開発工程
不明点や知りたいことがあれば、契約前でもどんどん問い合わせるとよいでしょう。
その問い合わせに対しどの程度スピーディーで丁寧な対応ができるかも、コミュニケーション能力をはかる一つの方法です。

経験と技術力がある

自社が希望するシステムに近いものを開発した経験がある会社であれば、ある程度のノウハウが身についていると考えられます。
また今までの実績を確認することで、現在どの程度の技術力があるかも把握できます。
複数の会社を比較検討するのであれば、各社のサイト内に挙げられている実績を見てみましょう。

経験と技術力がある
/

コストを抑えるなら「オフショア開発」

コスト面が心配であれば「オフショア開発」を検討するとよいでしょう。
「オフショア開発」とは、海外の企業にシステム開発を依頼することです。
国内で開発するのと遜色のないシステムを低価格で実現できる点がメリットです。

「オフショア開発」に興味がある方はこちらで詳しく紹介していますのでご覧ください。

まとめ

「スクラッチ開発」とは一からオリジナルのシステムを作り上げていく開発方法です。 スクラッチ開発は独自性の強いシステム開発ができるものの、時間とコストがかかる点がネックです。
それに対し既存のシステムを活用する開発方法が「パッケージ開発」。
「パッケージ開発」は時間短縮とコスト抑制が可能ですが、オリジナリティのあるシステム開発は難しくなります。
どちらにもメリット・デメリットがあるため、開発したいシステムにはどちらが適しているのかを見極めて満足のいくシステム開発を行いましょう。

理想のシステム開発なら「カオピーズ」

「カオピーズ 」はベトナムに本社を置くシステム開発の会社です。
オフショア開発のメリットである低コストはもちろん、多くの経験とエンジニアの豊富な知識で満足のいくシステムをご提供いたします。
国内では日本法人「株式会社カオピーズ」がベトナムのエンジニアとお客様を仲介し、システム開発をお手伝いいたします。
もちろん日本語にも対応しコミュニケーションも問題ありません。
お客様のニーズに合わせ開発方法に関して適切なアドバイスをさせていただきます。

※弊社株式会社カオピーズは、2014年9月に創業してから7年目を迎え、お客様に高品質なシステム開発DX推進支援AWS導入支援AI画像認識等のオフショア開発サービスをリズナーブルな価格で提供しています。お客様のご要望をヒアリングした後、それに見合った開発基盤、プロセス、体制などを提案し、お客様と合意した上、システム開発を行なっていきます。多くの企業様を支え続けてきた300案件以上からくる豊富な知見とノウハウで、ご要件に見合ったクラウドサービスの提案からクラウド環境の設計、構築、運用をまでサポートいたします。カオピーズにとって、案件の初期のみならず、開発期間中に出てくる課題を解決し、要件変更に対して最適な対策を取るなどが必要です。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

お見積もり・ご相談はこちら

よく読まれている記事

https://kaopiz.com/wp-content/uploads/2024/10/完全ガイド-不動産管理システム-REMS-|.png
ブログ
24.10.30
不動産管理システム REMS 完全ガイド|業務効率化を実現!
不動産管理システム(REMS)を導入するメリット、また、選ぶヒントを紹介します。日常業務の自動化、入居者対応、財務パフォーマンスの最適化を図るにはタスクの自動化が不可欠です!  そんな不動産管理業務を改革する強力なDX推進ツールを完全ガイドします!
https://kaopiz.com/wp-content/uploads/2024/10/アプリ開発.png
ブログ
24.10.28
AWSアプリ開発|AWSを用いたクラウド開発のメリット・デメリット
AWSアプリ開発とは何か? AWS を使ってアプリケーションを開発するメリット、注意しておきたいデメリットを説明します。AWSパートナーネットワーク (APN) のアドバンストコンサルティングパートナーに認定された弊社のオフショア開発・AWS移行支援もご検討ください!
https://kaopiz.com/wp-content/uploads/2024/10/Real-Estate.png
ブログ
24.10.25
不動産ライセンス管理|システム管理で自動化するメリット
不動産ライセンス管理をシステム管理に移行するメリットや注意点など、要点を抑えて解説いたします!不動産業務につきものな「紙の処理」ーそれはライセンスなり資料なり、多くの文書をやり取りすることから自由になりましょう!また、国内だけじゃない、外注のヒントもご提供します!