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オフショア開発とは?最新トレンド、失敗しない進め方、ベンダー選定のコツを徹底解説
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2017.02.22
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2026.01.28

オフショア開発とは?最新トレンド、失敗しない進め方、ベンダー選定のコツを徹底解説

オフショア開発とは何か、メリット・デメリット、費用感や進め方を手早く知りたい方へ。
オフショア開発は、ベトナムなど海外拠点を活用し、コスト最適化と開発スピード、人材不足の解消を両立する有効策です。

何から始めるべきか?
・要件定義の粒度を揃える
・コミュニケーション設計(言語・時差・会議頻度)
・品質管理とセキュリティ基準
・契約形態(ラボ型/受託)の適合
・ブリッジSE配置

本記事では、オフショア開発の基本情報と導入メリットから、意思決定時に重視すべき契約、失敗しない進め方やコスト管理のポイントまでについて解説します。
さらに、グローバル人材やクラウド技術の活用など、最新のオフショア開発トレンドも詳しく紹介します。
たとえば、人件費の安いアジア諸国のベンダーを活用することで、開発コストを30%以上抑えた実例が増加中です。
また、自社では採用が難しいAI人材を外部で確保し、事業拡大につなげた成功例も多く見受けられます。
IT責任者や経営層の方には、最新情報をもとに、自社に最適なオフショア開発の活用方法や、ベンダー選定のコツまでを網羅的に理解していただけます。

目次

オフショア開発とは?基礎知識と注目される理由

まずはオフショア開発がどういうものなのか、その目的や注目される理由などについてご説明します。

オフショア開発とは何か?

オフショア開発(Offshore Development)とは、コスト最適化と開発スピード、人材不足の解消を目的に、システム開発や運用保守などの業務を、人件費の安いベトナム・中国・インドなどの海外IT企業や現地法人に委託する開発手法です。

海外へ委託する開発方法の一種

「オフショア」(offshore)という言葉は、「岸」を意味する「shore」と、「離れた」を意味する「off」が組み合わさった言葉で、海外で開発を行うことを指します。
オフショア開発はソフトウェア開発の企画〜設計〜実装〜テスト〜運用の一部または全部を海外で実施する体制を指し、コミュニケーションや管理は日本側と共同で行います。
具体的には、開発コストが日本より安いベトナムや中国、インドなどが代表的なオフショア開発先で、これらの国でソフトウェア開発やITサービスが行われています。
オフショア開発を活用することで、経費削減や生産性向上、または優秀な海外人材の確保が可能となります。
委託先エンジニアが要件定義から設計・開発・テスト・運用保守までを担う事例も増加中です。
また、AIやクラウド、IoT、自然言語処理など、国内ではリソース不足の専門領域にも広く対応できる点が特徴です。

  • 対象業務:システム開発、アプリ開発、インフラ構築、テスト、運用・保守
  • 目的:コスト削減、人材確保、納期短縮

オンショア/ニアショアとの違い

オンショアは国内同一国での委託、ニアショアは近隣地域(国内地方や近接国)での委託を指します。
オンショア開発:国内の外部ベンダーに委託する開発方法。言語や文化の差がない反面、コスト面では高くなる傾向があります。
ニアショア開発:地理的に近い国や地域に委託する方法。時差や文化差が比較的小さく、コミュニケーションがスムーズです。
コストメリットはオフショアが最も大きい一方、コミュニケーションやガバナンスのハンドリングが重要になります。

3つの開発モデルの比較
区分 委託先 特徴 コスト コミュニケーション 人材確保 品質管理
オンショア 国内(自社または国内企業) 高い品質・円滑なコミュニケーション・高コスト 高い 容易 限定的 容易
ニアショア 国内地方都市 コスト抑制・時差なし・地方活性化 中程度 比較的容易 限定的 比較的容易
オフショア 海外(主にアジア圏) 大幅なコスト削減・グローバル対応・文化の違い 低い やや難 豊富 工夫が必要

オフショア開発は、安価かつ優秀な開発リソース確保や、スケーラビリティの確保多言語・多文化対応によるグローバル展開の加速などが企業の注目理由です。
・世界的なDX加速が背景にあり、研究成果や最先端技術が現地エンジニアに蓄積されています。
・クラウドの普及により、オンラインでの高頻度レビューやリアルタイム協働が実現。
オフショア開発は今後ますます成長が期待される分野です。

オフショア開発の基盤知識

オフショア開発の価値は、単なる人件費差だけではありません。開発スピード、技術アクセス、運用継続性など、複数の経営課題を同時に解決します。

基本構造(役割分担と体制)

体制の核は「日本側プロダクトオーナー/PM」「BrSE(ブリッジSE)」「海外開発/QA」です。要件は日本語で定義し、BrSEが仕様分解・翻訳・進捗/品質の同期を担い、海外側が実装・テスト・自動化を進めます。アジャイルではスプリント単位のレビューとバーンダウンで可視化すると効果的です。

向いている案件・組織

  • 要件が変化しやすいプロダクト開発
  • 既存システムのモダナイゼーション、運用保守の効率化
  • 急速なスケールが必要なスタートアップ/新規事業
  • ドキュメント整備・自動化で再現性を高めたい組織

協業モデルの代表例

  • 請負型:成果物ベースで固定範囲・固定価格。要件が固い案件に向く。
  • 準委任型:時間単価ベースで柔軟に対応。変化の多い案件に向く。
  • ラボ型:専属チームを継続確保。中長期の機能拡張やプロダクト開発に適合。
契約形態 特徴 適した用途 カオピーズ取扱
請負契約 固定範囲・定額 成果物定義済の開発、短~中期プロジェクト 対応
ラボ型開発 専属チーム・月額課金 長期・柔軟性必須/要件変動する開発 強み
準委任型 工数ベース課金 要件不明確・継続保守フェーズ 要望に応じ対応

オフショア開発が日本で注目される理由とは?

近年、日本では、多くの企業がオフショア開発に注目し、委託先としてベトナムや中国、インドを選んでいます
理由については、以下のような要素が挙げられます:

人材不足の解消

日本のIT人材不足の深刻化が背景にあります。
経済産業省の調査によると、今後もIT人材の需給ギャップは拡大傾向です。
2030年には日本のIT人材は16万人から79万人程度不足すると予想されています。

経済産業省のIT人材需給に関する調査(2030年の需給ギャップ予測)
出典:経済産業省「IT人材需給に関する調査」

今、日本では「空前のIT技術者不足」が続いている。
パーソルキャリアの転職サービス「doda」が毎月公表しているデータによると、
2025年5月時点での「エンジニア(IT・通信)」の転職求人倍率は10.51倍となっている。
2024年12月には14.15倍を記録するなど、近年は10倍を超える高水準で推移している。

― 出典: 日経クロステック「『空前のIT技術者不足』は蜃気楼、人を無駄遣いした果ての結末は厳しいものに」

そのため、オフショア開発では、外国の優秀なエンジニアを活用することで、人材不足の問題を解決できます。

コスト最適化

日本国内では、ITエンジニアの転職市場における求人倍率が10倍を超える状況が続いており、特に高度な技術を持つIT人材の確保が年々難しくなっています。
その結果、日本国内でのIT開発は人件費が高騰し、開発コストそのものが経営上の負担となるケースも少なくありません。
こうした背景から、人材リソースを安定的に確保しつつコストを抑えられるオフショア開発が、日本企業の有力な選択肢として注目されています。

  • 日本国内のIT人材は慢性的に不足している
  • 国内開発は人件費が高く、コスト負担が大きい
  • オフショア開発では日本の約1/3〜1/2の人月単価が一般的

優秀なエンジニア確保とスキルの多様化

オフショア開発を活用することで、企業は多様な専門スキルを持つエンジニアと柔軟に協業することが可能になります。
AI、ブロックチェーン、データサイエンス、IoTなどの先端分野では、特定領域に精通した人材の確保が不可欠ですが、国内採用のみで対応するのは容易ではありません。

  • AI・画像認識・自然言語処理・IoTなどの専門人材を確保しやすい
  • 必要なスキルを持つエンジニアを迅速にチームへ組み込み可能
  • 技術領域ごとに最適な体制を構築できる

実際に、MicrosoftやAccentureなどのグローバル企業も、インドやベトナムのオフショア拠点を活用し、クラウドやAI分野の開発を加速させています。
ベトナム拠点を持つカオピーズでは、AI・画像認識・自然言語処理・クラウド・IoT分野に強いエンジニアが在籍し、「品質とコストの両立」を重視した開発体制を提供しています。

拡張性の高いリソース管理と開発スピードの向上

オフショア開発の大きな特長は、プロジェクトの状況に応じてリソースを柔軟に調整できる点にあります。
PoC段階の小規模開発から大規模システムまで、案件に応じた体制構築が可能です。

  • 必要なタイミングでエンジニアを増減可能
  • 予算・納期に合わせた柔軟なリソース運用
  • 開発スピードを維持しつつ遅延リスクを低減

これらの理由から、オフショア開発は、コスト削減・スピード向上・高度な技術力の確保・柔軟なリソース管理を同時に求める日本企業にとって、有効な選択肢といえます。

オフショア開発のメリット・デメリットは?日本企業の判断基準

導入の成否は「期待する価値」と「許容できるリスク」の見極めにかかっています。両面を冷静に把握しましょう。

メリット(コスト・スピード・スケール)

価値の源泉を具体的に整理します。

  • コスト最適化:一般に日本内製の3〜6割程度の人月単価で、固定費から変動費化しやすい
  • 調達力の拡張:採用難のスキル(モバイル/クラウド/テスト自動化など)を迅速に補完
  • 開発速度:時差活用でレビュー/実装を並行化、夜間バッチやQA体制を24hで回せる
  • スケーラビリティ:スプリント単位で規模を上下でき、複数プロジェクトを並行推進
  • 標準化の機会:ツール/プロセスを刷新し、ドキュメンテーションが進む

デメリット(コミュニケーション・品質・セキュリティ)

想定すべき制約と対策の前提です。

  • コミュニケーション摩擦:言語/文化差による認識ズレ、間接コミュニケーションの増加
  • 品質ばらつき:レビュー密度やテスト設計力の差、属人化による再発
  • セキュリティ/法務:個人情報・機密の取扱、知財の帰属、海外法制への配慮
  • 管理コスト:PM/BrSE/QA/自動化の初期整備に時間と工数が必要
メリット・デメリット一覧(表形式)
観点 メリット(利点) デメリット(課題・リスク)
コスト 日本内製比で人月単価が約3〜6割と低く、固定費を変動費化しやすい PM・BrSE・QA体制など初期立ち上げコストが必要
人材確保 AI・クラウド・自動化など採用難スキルを迅速に補完できる ベンダーによりスキル・品質のばらつきが生じる可能性
開発スピード 時差を活用しレビューと実装を並行化、24時間体制も可能 進捗・品質の可視化が弱いと遅延リスクが高まる
スケーラビリティ スプリント単位で人員増減が柔軟、複数案件を並行推進 管理ルールが不十分だと属人化・統制不足が起きやすい
プロセス ツール刷新を機に標準化・ドキュメント整備が進む 国内開発と比べコミュニケーション摩擦が発生しやすい
セキュリティ/法務 契約・技術設計により統制された運用が可能 個人情報・知財・海外法制への追加配慮が必要

日本企業の判断基準

導入判断は目的との整合で行います。

  • スピードが最優先:アジャイル×ラボ型で、要件を動かしながら価値検証
  • 機密度が高い:データ分離/ゼロトラスト/秘密保持の運用を契約・技術で担保
  • 仕様が固い:受託(請負)で成果物検収型に
  • 中長期の内製化:ハイブリッド(内製×ラボ)で知見移管のロードマップを敷く

解決の方向性を見てみましょう。

費用感と契約形態はどう選ぶ?ラボ型・受託・KPI設計

費用は「人月単価×体制×生産性」で決まります。契約は運用の自由度に影響します。

相場感とコスト構造

概ねの相場観と見落としがちなコストを明確にします。

  • 人月単価:東南アジアは日本内製の3〜6割程度が目安(スキル/経験で変動)
  • 役割別単価:BrSE/PM/アーキテクトは開発者より高単価、QAはスキル次第
  • 変動費:通訳/ドキュ品質向上、自動テスト整備、セキュリティ対策
  • 隠れコスト:要件不備による手戻り、レビュー不足、環境整備遅延による待機
  • 合理化ポイント:テンプレ/RFP整備、定義済みDoD/DoR、CI/CD・IaCの標準化

コスト最適化のポイント

✓詳細な要件定義・WBS作成による見積精度の向上
✓進捗・コストレポートの定期共有
✓品質コントロールで手戻りや追加コストを予防
✓フェーズ分割でリスク分散し、段階的なリリースを実現

人月単価やチーム費用だけでなく、間接費・追加費用の事前明示が必須です。
見積明細と納品管理の突き合わせで進捗・コスト両面の厳格なトラッキングを行いましょう。
カオピーズは要件定義書や工程管理表、月次請求レポートなど標準化でコスト透明化を徹底しています。

契約形態の比較(請負/準委任、ラボ/受託/BOT/ハイブリッド)

目的に応じて選びます。

  • 請負(受託):固定スコープ×成果物検収。仕様が安定した案件に適合
  • 準委任(ラボ型):期間・体制を確保し、バックログの優先順位で柔軟に開発
  • BOT:立ち上げ後にチームを顧客側に移管。現地の自社開発拠点化に
  • ハイブリッド:基盤は請負、アプリはラボなどの組合せでリスク分散

ラボ型の活用イメージは、カオピーズのラボ型開発ページが参考になります。

KPI設計(見える化の設計図)

計測できないものは改善できません。

  • スループット/ベロシティ:ストーリーポイント/スプリント、バーンダウン
  • 品質:欠陥密度、テストカバレッジ、MTTR/リリース不具合率
  • 工程健全性:レビュー率、コードカバレッジ、CI成功率
  • 経営指標:予実差(コスト/スケジュール)、リードタイム、NPS/CSAT

最新のオフショア開発トレンドと注目される国・エリア

最新のオフショア開発トレンド ー テクノロジー新潮流

近年、オフショア開発ではAI・機械学習開発の委託需要が急増しています。特にベトナムは、高度なAI人材と日本語BrSEが豊富で、スタートアップから大企業まで幅広く注目される国となっています。
また、クラウドサービスの普及に伴い、AWSやAzureなどのクラウド開発に対応可能なベンダーが重視される傾向にあります。
さらに、短期プロジェクトだけでなく、ラボ型専属チーム契約による長期運用・保守フェーズを含む体制構築も主流となっており、顧客企業は運用フェーズまで見据えた柔軟な開発体制を求めています。

・AI/機械学習開発での委託増加(特にベトナム・インドのAI人材が注目)
・クラウドシフト(AWS・Azure等のクラウド開発対応力が重視)
・ラボ型専属チーム契約で、長期・運用フェーズ含むニーズに応える動きが主流

具体的なケーススタディ

ケース1:カオピーズによる画像認識AI開発—小売業向けの映像解析技術を活用した棚割り管理自動化。ベトナムのエンジニアが画像認識AIを設計し、大規模PoCから本番リリースまでを日本本社と連携し実現。 導入事例はこちら

ケース2:教育業向けNLPエンジン(自動採点AI)—東南アジア市場向けに多言語対応NLPエンジンをオフショアで開発。翻訳APIも組み込むことで日本語・英語・現地語対応を実現。 AI教育ソリューション事例

オフショア開発の委託先として注目される国・エリア

オフショア開発.comの運営会社である株式会社Resorzの『オフショア開発白書2024年版』にて発表されているオフショア開発委託先国別ランキングは、以下のような結果となっています。

オフショア開発の委託先国別ランキング(白書2024)
出典:オフショア開発白書 2024年版(Resorz)
◆ オフショア開発を委託先として人気を集めている国が「ベトナム」です。

国・エリア 人件費水準 技術力 言語対応 主なトレンド
ベトナム 低~中 日本語BrSE豊富 AI, ラボ型, DX
インド 非常に高 英語中心 大規模SI, AI, データ分析
フィリピン 英語力強 BPO, アプリ開発
中国 一部日本語対応 モバイル, IoT, 大規模案件

※各国の特徴や最新動向をもとにベンダー選定しましょう

上記の特徴を踏まえ、特にベトナムはコスト効率が高く、技術力と日本語対応力のバランスが良いため、オフショア開発先として優先的に検討すべきエリアです。

最新のオフショアベンダー選定基準は、「DX・AIなど先端技術対応力」「高度なセキュリティ体制」「日本顧客対応ノウハウ」の有無です。
カオピーズはAI開発ラボ型開発など、現代ニーズに即した体制を拡充しています。

失敗を避けるには?よくある課題とリスク対策

失敗パターンは予測可能です。起こしやすい問題を事前に潰し込みましょう。

よくある課題

典型事例を先回りで抑えます。

  • 要件の粒度不足:期待値が言語化されず、受け取り手によって解釈が変わる
  • スコープ膨張:優先順位が曖昧で、手戻りと遅延が累積
  • 属人化:キーパーソン不在時に停滞、移管が進まない
  • テスト不備:E2E/非機能の抜け漏れ、受入基準が曖昧
  • セキュリティ:アカウント共有、監査証跡なし、機密データの扱い不明瞭

リスク対策(実務チェック)

具体的な手当で未然防止します。

  • 要件:ユーザーストーリー、例外/非機能、受入基準(DoD)をテンプレ化
  • レビュー:二重レビュー(コード+仕様)、静的解析/テスト自動化をCIに組込
  • 体制:RACI/権限管理、代替リードの指名、オンボーディングの標準化
  • 情報保護:ゼロトラスト、権限最小化、監査ログ、越境データの分離
  • 可視化:バーンダウン、リスク登録簿、変更管理(CAB)

最初の90日プラン(小さく始める)

短期で学習サイクルを回します。

  • 0〜2週:RFP/要件の仮説化、スプリント設計、セキュリティ基準合意
  • 3〜6週:優先バックログからMVP着手、CI/CDと自動テストの雛形構築
  • 7〜10週:ユーザーテスト/本番想定の負荷・監視、欠陥分析で改善計画
  • 11〜12週:総括(KPI/NPS/予実差)、次四半期のスケール計画

現実的な進め方を確認しましょう。

導入の進め方は?選定時の主な比較ポイントと成功を導く運用ポイント

オフショア開発の進め方は?

オフショア開発を展開する際の手順について、計画的なアプローチと実行が重要です。以下のような流れをお勧めします。

STEP① 目的の明確化と戦略立案
オフショア開発を導入する目的(コスト削減、技術力向上など)を明確にし、その目的に応じた戦略を立てます。

STEP② 開発先とパートナー選定
開発先国(例:ベトナム、インド、中国)を選ぶ際は、コスト、技術レベル、文化的な違いを考慮し、信頼できるオフショア開発企業を選びます。過去の実績や品質管理体制を調査し、信頼性を確認することが重要です。

STEP③ 契約の締結
納期、コスト、成果物、知的財産権について明確に定め、両者の合意のもとで契約を結びます。

STEP④ コミュニケーションと進行管理
定期的な進捗報告やミーティングを行い、プロジェクト管理ツールを使用してスムーズに進行管理を行います。言語や文化の違いを考慮し、効果的なコミュニケーションを確保します。

STEP⑤ 品質管理とテスト
定期的なコードレビューとテストを実施し、品質を確保します。

STEP⑥ 納品と運用・保守
納品後に最終テストを行い、フィードバックをもとに改善を加えます。また、システムが運用に入った後も、アフターサポートや保守作業を行い、長期的な運用の安定性を確保します。

上記のステップを順に実施することで、円滑で効率的にオフショア開発を導入することができます。

選定時の主な比較ポイント(表形式)

比較項目 ポイント/確認事項 カオピーズの特徴例
技術力・実績 専門領域の対応力、過去プロジェクト、認証 豊富なAI・DX・クラウド実績
コミュニケーション体制 日本語対応のPM・SE配置、定期報告、トラブル時の迅速対応 日本法人常駐・日本語SE在籍、オンライン定例会議
セキュリティ・信頼性 情報管理基準、外部認証、NDA等契約体制 国際規格準拠、NDA徹底
コスト・運営の透明度 明朗な価格体系、成果物のクオリティ&納期 ラボ型開発や見積明細の詳細提示
柔軟性・対応力 拡張性、急な仕様変更対応、スケーラブルな体制 ベトナム大規模リソースプールと日本本社の二拠点体制

成功を導く運用ポイント

異文化理解と柔軟コミュニケーションを意識し、要件定義や週次レビューなど密な協働フロー設計が必要です。
開発初期・中間・リリース後と各フェーズごとにフィードバック体制を徹底しましょう。

発注前の準備は綿密に

オフショア開発の成功には、発注前の準備が深く関わっています。
海外の技術者は日本の技術者と違い、言葉や文化、仕事に対する価値観が違います。
意思の疎通はもちろん、仕事に対する認識も全く違うのです。
この大きな違いを埋めて、オフショア開発を成功させるには、事前準備をしっかり行っておく必要があるのです。
オフショア開発を行う際には、委託先の言葉や時差など、仕事に影響を与える要素は一通り確認しておきましょう。
また、海外にある国の多くが、契約書や仕様に明記されていないことは手を付けない、実装されないのが一般的です。
日本では書かなくても当然とされているような内容でも、抜けが生まれる可能性がありますから、これらの内容は必要なものは必ず明記しておきましょう
言葉や文化の違う技術者と仕事をする場合、委託先の言語を使える委託元メンバーか、日本語ができる委託先SEが、お互いの橋渡し役をする必要があります。
このいわゆるブリッジSEと開発開始時から良好な関係を構築することも、オフショア開発を成功させる重要な要素です。
このほか、成果物に対して委託先がどのような受入テストを行うかについても、確認しておくと安心できます。

コミュニケーションは細かく行う

先程の内容とつながりますが、委託先とのコミュニケーションは細かく行いましょう。
言語や文化の違いから食い違いが生まれても、コミュニケーションを細かく取っていれば早い段階で正しい方向に軌道修正できます。
特に、お互いの橋渡しを務めてくれるブリッジSEとのコミュニケーションはかなり大切です。
対面のコミュニケーションができるなら、積極的に行ってください。
ブリッジSEがいるからと、委託先の管理を全てブリッジSEに任せてはいけません。
こまめにコミュニケーションを取り、タスク管理やフィードバックをしっかり行うようにしてください。

進捗と納期の管理に注意

オフショア開発で大変なのが、進捗と納期の管理です。
海外と連絡を取りながら仕事をする関係上、時差の影響は必ず受けます。
たった数時間のズレでも、納期に大きな影響を与えてしまうのです。
また、文化や仕事に対する価値観の違いから、進捗や納期の管理が日本よりもゆるい国もあります。
国内の感覚で管理していると、思わぬところで計画が崩れていく可能性もあるのです。
コミュニケーションを密にとるのは、この進捗と納期の管理を行いやすくするためでもあります。
進捗と納期の管理は、国内のみの開発の時よりもこまめに、慎重に行うようにしてください。

信頼できるオフショア開発ベンダーの見極め方は?

選定は「実力×透明性×相性」。短期PoCで検証可能性を確かめます。

ベンダー選定チェックリスト

評価項目を定量化し、比較可能にします。

  • 日本語/BrSE:要件の抽象具体を往復できるか、レビュー品質
  • 実績/ドメイン:近似事例の再現性、アーキ設計の妥当性
  • QA/自動化:テスト設計/自動化/静的解析の標準
  • セキュリティ/法務:権限管理、監査証跡、データ分離、NDA/知財条項
  • 可視化:KPIダッシュボード、予実管理、ガバナンスの透明性
  • 体制拡張性:3カ月でのスケール計画、バックアップ要員

トライアル/PoCの進め方

短期で「作り方」と「成果」を同時評価します。

  • 期間/範囲:2〜4週間、ユーザーストーリー3〜5本
  • 合否基準:DoD達成率、欠陥密度、レビュー指摘の反映速度、コミュ密度
  • 引継ぎ:コード/ドキュ/環境、再現手順、ナレッジのオープン化

カオピーズの提供価値(要点)

実績と体制の両輪で支援します。

  • 日本語BrSE中心の要件分解とレビュー運用、図解とテンプレでの合意形成
  • QA標準(テスト設計/自動化/静的解析)とCI/CDで品質を継続的に可視化
  • ドメイン知見(製造/教育/小売・ECなど)とクラウド/AIの横断スキル
  • 小さく始めるラボ型→必要に応じて請負/ハイブリッドへ拡張可能

詳細はカオピーズのオフショア開発サービスをご覧ください。

最適な進め方を確認しましょう。

ケーススタディ-カオピーズの信頼への取り組み

① AI・クラウド・教育・小売など多彩な導入実績導入ポートフォリオ
② 日本法人による日本語サポートや柔軟体制提案
③ 高度な情報セキュリティポリシーを施策・運用

オフショア開発のご相談はカオピーズへ

オフショア開発とは、海外拠点を活用して開発のスピードとコストを最適化する手法です。本記事では、定義と背景、ニアショアとの違い、オフショア開発のメリット・デメリット、協業モデル(請負/準委任/ラボ)、進め方とガバナンス、費用相場と隠れコスト、会社選びの評価軸、法務・セキュリティの要点、失敗を避ける運用までを整理しました。

自社の目的(スピード/品質/費用)と制約を言語化し、適切なモデルで小さく始めてメトリクスで検証するのが近道です。

もし最適な進め方や費用感、ベンダー選定に迷う場合は、要件の粒度や契約形態、RFP/PoC設計の壁打ちからご相談ください。ニアショアや内製/SESとの違いも比較し、自社に合う組み合わせを検討しましょう。

カオピーズ(Kaopiz)の社員画像

カオピーズはベトナム最大級の規模・日本語対応力、数多くの日本顧客実績で高評価。幅広い業種別ソリューションAI開発事例も豊富で、会社概要を確認することで信頼度の可視化が可能です。

国内に日本法人の「株式会社カオピーズ」を置き、日本語堪能なブリッジSEが皆様のご要望をお伺いします。
コミュニケーションに不安を感じている方もご安心ください。
理解できていないと感じた点に関してはしつこいほど質問させていただきます。
もちろん納期は順守。
残業・休日出勤もいとわないエンジニアがスピード感をもって仕上げます。

ベトナム拠点でのオフショア開発チームの開発風景

※ カオピーズは、オフショア開発を通して、ベトナムの優秀な人材とともに幅広いシステム開発に取り組んでいます。
弊社は2014年に創業し、10年の実績を積み重ねています。高品質なシステム開発DX推進支援AWS導入支援AI画像認識等のオフショア開発サービスをリズナーブルな価格で提供しています。お客様のニーズに合わせて、開発基盤やプロセス、体制を提案し、共に合意した上でシステム開発に取り組んでいます。500件以上の実績から得た豊富な知見とノウハウを活かし、クラウドサービスの提案から設計、構築、運用までトータルでサポートします。お客様の要望に柔軟に対応し、開発期間中に発生する課題にも迅速かつ適切に対処します。Webシステムからゲームアプリまで、幅広い分野のシステム開発を、高品質でリーズナブルに提供しています。
最先端の技術で作られた高品質なシステムに興味がある方、IT人材不足のお悩みを抱えて、オフショア開発を検討されている方は、ぜひカオピーズへご相談ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. オフショア開発とはどのような形態で行われるのですか?
オフショア開発とは、海外の企業や開発拠点にシステム開発や保守運用を委託する形態です。人件費の低い国に委託することで、コスト削減と多様な技術活用が可能になります。たとえば、ベトナムやインドにソフトウェア開発を外注する事例が増えています。
Q2. オフショア開発のメリットはどのような点にありますか?
オフショア開発のメリットは、コスト削減や人材不足の解消、24時間体制での開発が可能なことです。自社だけでは確保が難しい技術者や専門知識を活用でき、納期短縮や品質向上にも繋がります。実際に先進技術開発を目的とした企業が多く利用しています。
Q3. 近年のオフショア開発トレンドには何がありますか?
近年のオフショア開発トレンドでは、AIや自然言語処理など高度なIT技術活用が進んでいます。これにより、単なるコスト削減だけでなく、付加価値の高いシステム開発が可能となっています。特に東南アジアへの委託が拡大し、多様化も進んでいます。
Q4. オフショア開発を活用する際の注意点は何ですか?
オフショア開発を活用する際は、言語や文化の違い、プロジェクト管理体制の確立が重要です。不明確な要件定義や齟齬が生じやすいため、細かなコミュニケーションと進捗管理が必要になります。実績あるベンダー選定も成功の鍵となります。
Q5. オフショア開発導入を検討したい企業におすすめの支援サービスはありますか?
オフショア開発とは何かをしっかり理解し、安心して導入したい企業には、カオピーズのサービスがおすすめです。豊富な実績を持ち、最適なオフショア開発パートナー選定や契約・運用の導入支援までサポートします。初めての企業も安心してご相談いただけます。
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