紙の書類をデジタルデータに変換する作業は、時間と労力を要するため、多くの企業で悩みの種となっています。
AI-OCR導入 をすることで、作業を効率化・自動化することが可能です。
本記事では、AI-OCRの概要やメリット・デメリット、導入費用相場などについて解説します。
最後まで読むことで、AI-OCRの導入を検討している企業担当者の方は、導入のメリットやデメリットを理解し、自社に最適なAI-OCRを選ぶための知識を身につけることができます。
目次
- AI-OCRとは?
- AI-OCRでできること
- AI-OCR導入のメリット
- AI-OCR導入のデメリット
- AI-OCRの費用相場
- AI-OCRならカオピーズのYomokkaがおすすめH3:AI-OCR Yomokkaの特徴
- まとめ
AI-OCRとは?
AI-OCRとは、AI(人工知能)技術を活用したOCRです。OCRの文字認識機能にAIを組み合わせることで、従来のOCRよりもさまざまな機能を持っています。
AI-OCRの特徴は、大きく分けて以下の3つです。
1.高い文字認識率
AI-OCRは、ビッグデータや機械学習の活用によって、従来のOCRよりも高い文字認識率を実現しています。これにより、手書き文字や汚れや折れ曲がりのある書類でも、高い精度で文字を認識することが可能です。
2.さまざまな書類に対応
AI-OCRは、従来のOCRよりもさまざまな書類に対応しています。これは、AIが書類のレイアウトや文字の特徴を学習することで、書類の種類に応じた文字認識を行うことができるためです。
3.データの活用を促進
AI-OCRは、文字認識したデータをそのまま活用できるだけでなく、データの集計や加工などの機能を備えているものもあります。これにより、データの活用を促進し、業務の効率化や意思決定の改善に役立てることが可能です。
AI-OCRを活用することで、データ処理のスピードと質の向上に期待ができます。
AI-OCRでできること
ここからは、AI-OCRを導入することによってできることを解説します。
紙の書類をデジタルデータに変換する
AI-OCRは紙の文書をデジタル化し、業務を効率化します。手書きや印刷された文書を迅速に電子データに変換する能力を持ち、データ入力の時間を大幅に短縮するのです。
例えば、契約書や領収書をスキャンし、重要な情報を自動でデータベースに登録するプロセスを自動化します。このように、AI-OCRは文書管理をシンプルかつ迅速にする強力なツールです。
FAXや名刺のペーパーレス化
AI-OCRを活用すれば、FAXや名刺を簡単にデジタルデータ化することができます。これにより、紙の保管や管理にかかる手間やコストを削減し、業務の効率化を実現します。
例えば、FAXの受信をAI-OCRで自動化することで、紙のFAXをスキャンしたり、データ入力したりする手間を省くことが可能です。
また、名刺の情報をAI-OCRで読み取ることで、名刺管理システムに自動で登録することができます。
非定型フォーマットの帳票も読み取りできる
AI-OCRは、従来のOCRよりも高い認識率を誇り、手書き文字や非定型の帳票も読み取ることが可能です。そのため、請求書や領収書、納品書などの紙の帳票を、簡単にデータ化できます。
AI-OCRは、従来のOCRが苦手としていた手書き文字や、罫線や図形などの複雑なレイアウトの帳票も、高い精度で読み取ることができます。
AI-OCR導入を検討している方は、ぜひこの機会にカオピーズのAI-OCR製品であるKaopiz OCRをご検討ください。
Kaopiz OCRは、運転免許書、パスポート、領収証、在留カードなどの様々な書類の画像から、AIとOCR技術により簡単・正確・高速で情報を読み取り、データ化することが出来る画像認識のAIモデルの総称です。
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AI-OCR導入のメリット
ここからは、AI-OCRを導入する3つのメリットについて解説します。
コスト削減
AI-OCRの導入は、企業にとって顕著なコスト削減をもたらします。従来の手作業でのデータ入力に比べ、AI-OCRは文書処理の時間を大幅に短縮し、それに伴う人件費や運用コストを削減することが可能です。
例えば、大量の請求書や申請書の自動処理により、迅速かつ正確なデータ管理が可能になり、コスト効率が大幅に向上します。
業務効率化・生産性向上
AI-OCRの導入は、業務の効率化と生産性の向上に直接貢献します。例えば、大量の書類を手動で処理する代わりに、AI-OCRを利用することで、文書の自動読み取りとデータの抽出が可能になります。
これにより、従業員は繁雑なデータ入力作業から解放され、業務効率や生産性の向上に期待できるでしょう。
データ活用の促進
AI-OCRの導入は、データ活用を促進し、業務フローの自動化を実現します。
例えば、帳票や書類をスキャナーで読み取り、AI-OCRによりデジタルテキスト化することで、情報が即座にシステムに統合されます。
さらに、RPAと連携することで、経理システムや表計算ソフトへの自動入力が可能になり、手作業によるエラーや時間のロスを削減可能です。
AI-OCR導入のデメリット
便利なAI-OCRにもいくつかのデメリットがあります。
導入コスト
AI-OCRの導入には初期投資が必要です。具体的には、システムのライセンス費用や導入費用がかかります。
ただし、AI-OCR導入に関するコストは長期的な視点で見れば、効率化とコスト削減によって回収できる可能性があります。
効果的な計画と段階的な実装により、初期コストを管理し、投資のリターンを最大化することが可能です。
完全に自動化できるわけではない
AI-OCRは多くの業務を自動化しますが、完全な自動化は保証されません。特に複雑な文書や低品質なスキャンでは、誤認識が発生することがあります。
しかし、AI-OCRシステムの継続的なトレーニングと改善により、精度を高め、自動化の範囲を徐々に拡大していくことが可能です。
導入までの運用整備に手間がかかる
AI-OCRを導入する際は、運用整備に時間と労力が必要です。システムのカスタマイズや従業員のトレーニング、適切なプロセスの設計などが含まれます。
しかし、これらの作業は、将来の効率化と生産性向上につながる投資と考えることができます。
導入をスムーズに行うためには、計画段階で詳細なニーズ分析を行い、段階的に実装することが効果的です。また、専門家と連携することで、導入の複雑さを軽減し、運用開始までの時間を短縮することができます。
AI-OCRの費用相場
AI-OCRを利用する際に発生する費用の相場について解説します。
初期費用
AI-OCRの初期費用の相場は、一般的に10万円〜20万円程度です。
しかし、クラウドベースのサービスの場合、初期費用が不要なケースも多く見られます。月額料金は10,000円〜50,000円程度で、使用する文字数に応じて料金が変動するサービスも存在します。
具体的な料金体系については、各ベンダーに直接問い合わせることをお勧めします。
ランニングコスト
AI-OCRのランニングコストは、読み取る項目数や枚数に応じて変動します。利用する際には、どちらのカウント方法がコスト効率に優れるかを計算しておくことが重要です。
また、一定の範囲内で固定金額のプランが多いですが、超過分については従量課金されることが一般的です。したがって、費用対効果を厳格に検証する場合、従量課金の金額も事前に確認することがお勧めです。
オプション料金
AI-OCR製品のオプションでは、基本プランに含まれない機能の拡充ができます。製品によってはカスタマイズ可能なオプションが用意されており、特定の機能が必要な場合には追加料金が発生します。
オプションの内容と価格を事前に確認し、その必要性を検討することが重要です。効果的な導入のためには、自社にとって本当に必要な機能を見極め、そのコストを考慮する必要があります。
サポート費用
AI-OCR製品の中には、専門スタッフによるサポートサービスが提供されているものもあります。サポートの内容や範囲、料金の有無は、製品や販売元によって異なります。
そのため、製品選定時には、サポートの詳細を確認し、それが自社のニーズに適しているかどうかを検討することが大切です。適切なサポートを受けることで、製品の効果的な活用やトラブル時の迅速な対応が可能になります。
AI-OCRならカオピーズのYomokkaがおすすめ
AI-OCRのYomokkaを活用することで、業務効率を最大限に高められます。
AI-OCR Yomokkaの特徴
Yomokkaは、汎用から特化型エンジンまで、あらゆる書類と画像の読み取りに対応し、複数のフォーマットでの一括データ化を可能にします。
キーワードに基づく読み取り精度は業界トップクラスで、手書き文字や多様なフォント、スマートフォンで撮影した画像からの読み取りも可能です。
さらに、カスタマイズによる専用エンジン開発も行い、お客様のニーズに合わせたサービスを提供します。
AI-OCR領域におけるカオピーズの強み
株式会社カオピーズは、AI開発で培ってきた技術力を活かし、幅広い書類に対応する高精度なAI-OCRを開発しています。
また、Yomokkaは、ベトナム政府主催の「Make in Vietnam 2023」のトップ10優秀技術ソリューションに選出されるなど、国内外で高い評価を受けています。
カオピーズは、今後もAI-OCRの技術革新を進め、より高精度で使いやすい製品の開発に取り組んでいきます。
ベトナムの開発会社カオピーズを選ぶ理由
カオピーズはOCRソリューション提供にとどまらず、システム統合の複雑さを解消する包括的なサービスを提供します。
多くの企業は、ITシステムの開発や改善において、質とコストのバランスに悩んでいます。
ベトナムのカオピーズは、ITスキルが高く、日本とのコミュニケーションもスムーズに行える人材を有しています。さらに、開発費用の抑制と高品質なサービスを両立することが可能です。
なお、カオピーズのメリットについては「ソフトウエア開発会社ならカオピーズ|ベトナムの開発会社を選ぶ6つのメリットも解説」にて詳細を解説しているので、あわせてご覧ください。
まとめ
カオピーズは、AI開発で培った画像解析技術と研究開発経験を活かし、幅広い書類に対応する高精度なAI-OCRを開発しています。
また、システム統合の複雑さを解消する包括的なサービスを提供しており、費用対効果と品質の高さを両立させることが可能です。
企業のITシステム開発において、以下の課題を抱えている場合は、カオピーズに問い合わせることをおすすめします。
・OCRソリューションの導入を検討している
・システム統合を検討している
・費用対効果と品質の高さを両立させたい
興味を持たれた方や具体的な相談をしたい方は、カオピーズの公式サイトよりお気軽に問い合わせてください。