オフショア開発とは新しい業務委託の形!オフショア開発の基礎知識

IT開発における外部委託には、いろいろな形があります。
その一つが、オフショア開発です。
オフショア開発は、新しい外部委託の形で、たくさんのメリットがあります。
オフショア開発のメリットを最大限に活かせれば、低コスト・短納期での開発も実現可能になります。
この記事では、オフショア開発というものがどういうものなのか、といった基本的な内容から、オフショア開発を成功させるためのポイントを解説します。

目次

 

1. オフショア開発とは

まずはオフショア開発がどういうものなのか、その目的などについて解説していきます。
オフショア開発の仕組みや目的・開発に深く関係している国などについてご説明します。

1-1.  海外へ委託する開発方法の一種

オフショア開発とは、日本より賃金が安い海外にある企業や子会社に、システムやアプリ開発などの業務を一部委託することです。
オフショア開発の「オフショア」は、岸を意味する「shore」と、離れたを意味する「off」を合わせた言葉で、この二つの意味を指して「海外で(開発をする)」という意味になります。
電化製品や建築物の中には、材料費や人件費の安い海外で製品を作り、日本で販売する形がありますが、このオフショア開発もそれに近い形の委託方法です。

1-2.  オフショア開発の目的

オフショア開発の目的は、主に2つあります。
【オフショア開発の主な目的】
・開発にかかるコスト削減
・海外の優秀なIT企業や人材とのつながりを作る
オフショア開発の一番の目的として、開発にかかるコストの軽減があります。
海外には優秀なIT技術者が多く、人件費が日本よりも低コストな国がたくさんあります。
そういった国のIT企業や人材に仕事を頼めれば、日本のエンジニアに仕事を全て任せたときよりも、人件費を安く抑えられます。
このほか、海外にいる優秀なIT企業や人材とつながりを持つことで、日本における人材不足やリソース不足を改善する効果も得られます。
これらの効果から、オフショア開発は近年特に注目されるようになりました。

1-3.  委託先となっている主な国

オフショア開発は、ITに強い人材が多く、かつ人件費の安いインドに業務を委託したのが始まりといわれています。
このインドをきっかけにして、現在ではいろいろな国でオフショア開発が行われています。
委託先として選ばれることが多いのが、以下の国です。
【オフショア開発の主な委託先】
・インド
・中国
・ベトナム
・フィリピン
・ミャンマー
・インドネシア
この中でも、特に人気を集めているのがベトナムです。
オフショア開発が始まったころはインドや中国が中心でしたが、近年はそれらの国よりも人件費が安いベトナムへ委託する企業が増えているのです。
ベトナムが人気な理由は、人件費の安さだけではありません。
ベトナムでは2000年頃から国策としてIT人材の育成に取り組んでおり、優秀なIT人材が多数生まれています
その上、仕事に対してまじめな国民性を持ち、親日でもあります。
ベトナムは人件費が安いことや優秀な人材が多いだけでなく、日本企業との相性にも優れている国なのです。

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ベトナムでのオフショア開発の様子

2. オフショア開発のメリット

オフショア開発の目的であるコスト削減や優秀な人材確保は、そのままオフショア開発のメリットにつながります。
また、オフショア開発のメリットはそれだけではありません。
オフショア開発で得られる大きなメリットを解説していきます。

2-1.  コスト削減

先程も何度か取り上げましたが、オフショア開発の最大のメリットは開発にかかるコストの削減です。
日本よりも人件費の安い海外に業務委託することで、開発にかかる人件費を削減できます。
エンジニアに支払う人件費は、システム開発にかかるコストの中でも大きな割合を占めています。
この人件費を最低限まで抑えることで、低コストで高品質なシステムを開発できるようになるのです。

2-2.  優秀なエンジニアを確保できる

コスト削減と同じくらい大きなメリットとして、海外の優秀なIT企業や人材の確保があります。
現在、急激なグローバル化や情報化が進む日本では、ITシステムやソフトウェアの開発に多くの人材を必要としています。
2030年には40万人もの人材が必要となるとされており、これは日本国内のIT人材だけでは到底まかないきれないといわれているのです。
この人材不足を解消し、IT開発を進めていくには、海外の優秀なIT人材を確保する必要があります。
オフショア開発を通して海外の優秀なIT企業や人材とつながりを作り、仕事を行っていけば、仕事を通して人材確保も行えるようになるのです

2-3.  短期納期

オフショア開発のメリットはそれだけではありません。
オフショア開発は、クラウドシステムなどを通して、国内外のエンジニアたちが同時に開発作業を行っていきます。
作業を常に同時進行させることで、納品にかかる期間を大幅に短縮できるのです。
優秀な人材を多数確保し、納期を短縮できるということは、大規模な開発や複雑なプログラムにも柔軟に対応できるだけのリソースを確保できるということでもあります。
今よりも多彩な注文に対応できるようになるため、受注できる内容に幅を持たせられる可能性も生まれるのです。

3. オフショア開発を成功させるポイント

メリットがたくさんあるオフショア開発ですが、何も考えずにそのまま海外へ業務委託すればいい、というものではありません。
オフショア開発を成功させるには、成功につながるポイントを押さえた上で行わなくてはなりません。
次の項目では、オフショア開発を成功させるポイントについて解説していきます。

3-1.  発注前の準備は綿密に

オフショア開発の成功には、発注前の準備が深く関わっています。
海外の技術者は日本の技術者と違い、言葉や文化、仕事に対する価値観が違います。
意思の疎通はもちろん、仕事に対する認識も全く違うのです。
この大きな違いを埋めて、オフショア開発を成功させるには、事前準備をしっかり行っておく必要があるのです。
オフショア開発を行う際には、委託先の言葉や時差など、仕事に影響を与える要素は一通り確認しておきましょう。
また、海外にある国の多くが、契約書や仕様に明記されていないことは手を付けない、実装されないのが一般的です。
日本では書かなくても当然とされているような内容でも、抜けが生まれる可能性がありますから、これらの内容は必要なものは必ず明記しておきましょう
言葉や文化の違う技術者と仕事をする場合、委託先の言語を使える委託元メンバーか、日本語ができる委託先SEが、お互いの橋渡し役をする必要があります。
このいわゆるブリッジSEと開発開始時から良好な関係を構築することも、オフショア開発を成功させる重要な要素です。
このほか、成果物に対して委託先がどのような受入テストを行うかについても、確認しておくと安心できます。

3-2.  コミュニケーションは細かく行う

先程の内容とつながりますが、委託先とのコミュニケーションは細かく行いましょう。
言語や文化の違いから食い違いが生まれても、コミュニケーションを細かく取っていれば早い段階で正しい方向に軌道修正できます。
特に、お互いの橋渡しを務めてくれるブリッジSEとのコミュニケーションはかなり大切です。
対面のコミュニケーションができるなら、積極的に行ってください。
ブリッジSEがいるからと、委託先の管理を全てブリッジSEに任せてはいけません。
こまめにコミュニケーションを取り、タスク管理やフィードバックをしっかり行うようにしてください。

3-3.  進捗と納期の管理に注意

オフショア開発で大変なのが、進捗と納期の管理です。
海外と連絡を取りながら仕事をする関係上、時差の影響は必ず受けます。
たった数時間のズレでも、納期に大きな影響を与えてしまうのです。
また、文化や仕事に対する価値観の違いから、進捗や納期の管理が日本よりもゆるい国もあります。
国内の感覚で管理していると、思わぬところで計画が崩れていく可能性もあるのです。
コミュニケーションを密にとるのは、この進捗と納期の管理を行いやすくするためでもあります。
進捗と納期の管理は、国内のみの開発の時よりもこまめに、慎重に行うようにしてください。

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