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オフショア開発の基本フロー|4つの工程でスムーズに進める方法
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2025.08.19

オフショア開発の基本フロー|4つの工程でスムーズに進める方法

近年、多くの企業がオフショア開発を活用して、システム開発やプロダクト開発を効率的に進めています。オフショア開発を成功させるために、企業が最も気になるのが「オフショア開発の基本的な流れ」です。

本記事では、オフショア開発とは何か、そしてその進行フローを詳しく解説します。オフショア開発の流れを理解することで、スケジュールの策定や予算の決定がスムーズに行え、プロジェクトの成功に繋がります。

オフショア開発における各工程を明確にすることで、より具体的なイメージが湧き、実際の開発プロセスに自信を持って取り組むことができるでしょう。本記事を参考に、オフショア開発の成功に向けた一歩を踏み出してみてください!

目次

1. オフショア開発とは

オフショア開発は、自社開発とは違う形で進めていきます。この違いを理解しなくては、オフショア開発の成功は難しくなります。 まずはオフショア開発とはどういうものなのかを知っておきましょう。
オフショア開発 ( Offshore development ) とは、ソフトウェア開発やWebシステム開発、また今流行りのアプリケーション開発、運用保守管理などを海外の開発会社にアウトソースすることで、開発コストを削減する手法のことです。

1-1. 海外に業務委託して行う開発のこと

オフショア開発は、日本よりも人件費の安い国にあるIT企業や人材に、業務を委託して行う開発です。 システム開発の主な費用である人件費を抑え、委託先と並行して作業を行うことで、開発にかかる費用や時間を抑えることができます。
オフショア開発の主な委託先として、人件費が安い東南アジアに注目が集まっています。 カオピーズはその東南アジアの中でも、日本とコミュニケーションが取りやすく、優秀なIT人材も多数いるベトナムでオフショア開発を行っています。

1-2. オフショア開発と自社開発との違い

オフショア開発は、海外のIT企業や人材に業務を委託して行う開発です。 つまり、自社開発とまったく同じという訳にはいきません
一見同じように見える作業でも海外に委託する分、細かな違いが生まれてきます。
オフショア開発は、この細かな違いをどれだけ埋められるかが成功のカギとなります

オフショア開発の進め方

オフショア開発の流れ

2. オフショア開発の基本的な流れ

オフショア開発で発生するトラブルを少しでも減らすには、オフショア開発の流れを理解することが大切です。 オフショア開発の主な流れと、その工程ごとにあるポイントを解説していきます。

2-1. オフショア開発を行う国や企業を選ぶ

まず、オフショア開発を委託する国や企業を選びます。
オフショア開発は、開発の内容によって国や企業ごとに相性が生まれます。 この相性を正確に理解し、それにあった国や企業を選ぶことが最初に気を付けるべきポイントです。
具体的には、以下のポイントを明確にしておきましょう。

【オフショア開発の委託先を選ぶポイント】

オフショア開発を成功させるためには、適切な委託先の選定が重要です。以下のポイントを考慮しましょう:

  • 開発目的の明確化:コスト削減、リソース確保、技術力の向上など、目的を明確にします。
  • 候補国の特徴把握:ベトナム、中国、インド、フィリピンなど、各国のメリット・デメリットを理解します。
  • 企業の実績確認:過去のプロジェクト実績やクライアントの声を参考にします。

委託先候補を選ぶとき、開発の目的や意図がはっきりしていれば、選びやすくなります。 オフショア開発を行いたい場合、まずは自分たちが行う開発の内容を明確にしておきましょう。

2-2. 面談や見積書を基に契約や開発方式を決定する

委託先候補を選んだら、ネットや現地面談、見積書を通して委託先を決定します。 開発のスタイルによって違いますが、以下の点をチェックしてから決定するようにしましょう。

【委託先を選ぶときチェックすべきポイント】

委託先が決まったら、契約形態や開発方式を選定します。主な選択肢は以下の通りです:

  • 契約形態:固定価格契約、時間単価契約、成果報酬型契約など。
  • 開発方式:ウォーターフォール型開発、アジャイル開発、ラボ型開発など。

プロジェクトの特性や目的に応じて最適な方法を選びましょう。

ブリッジSEとは
委託先の国と依頼者の間に入り、コミュニケーションを取るSE。
委託先の開発チームに日本の仕様や指示を伝えるほか、マネジメントも行う。
委託先の国や企業は、これらの点を明確にしたうえで選びましょう。 少しでも分からないことがあればすぐに質問し、相手の反応や答えを確認してください。 ここで明確な対応を得られなければ、別の国や企業を選びましょう。
委託先の国と企業を選んだら契約に移ります。 オフショア開発は アジャイル開発 や ラボ型開発 など、システムによって開発方法が違います。 オフショア開発を依頼する内容によって、適切な開発方法を選んで契約してください。

2-3. コミュニケーションを取り開発状況を管理する

契約を結んだら開発をスタートさせます。 開発中は委託先とこまめにコミュニケーションを取りましょう。

  • 定期的なミーティングの実施:オンライン会議ツールを活用し、進捗状況や課題を共有します。
  • ブリッジSEの活用:日本と委託先の橋渡し役となるエンジニアを配置し、円滑な情報伝達を図ります。
  • 進捗管理ツールの導入:タスク管理ツールやバージョン管理ツールを活用し、作業の可視化を行います。
オフショア開発におけるトラブルの多くは、コミュニケーション不足によって発生しています。 委託先とのミーティングや、ブリッジSE との連絡はこまめに行いましょう。

2-4. 製品を確認・検品する

委託した製品が納品されたら、確認・検品しましょう。 このときのチェックを怠ると、後のトラブルにつながる場合があります。

  • 仕様書との照合:納品物が仕様書通りに作成されているか確認します。
  • 品質チェック:バグや不具合がないか、動作確認を行います。
  • ドキュメントの整備:ソースコードのコメントや設計書など、必要なドキュメントが整備されているか確認します。
仕様書通りに製品が完成しているか、細かい部分まで確認してください。
この際不具合やコンプライアンス違反などが見つかった場合は、すぐに委託先に連絡を取り、対処しましょう。

3. オフショア開発はカオピーズへ

オフショア開発の進行フローは、従来の自社開発とは異なるため、開発を委託する国や企業を選ぶ段階から適切に対応することが重要です。特に、オフショア開発の成功には、信頼できるパートナー選びが欠かせません。

カオピーズでは、ベトナムでのオフショア開発に豊富な経験を持つ専門家を多数擁しており、クライアントのニーズに合わせた最適な開発支援を提供しています。コスト削減、技術力向上、リソースの確保など、オフショア開発のメリットを最大限に引き出すためのサポートを行います。

オフショア開発を検討中の方は、ぜひカオピーズにご相談ください。お客様のプロジェクトがスムーズに進行できるよう、最適な開発パートナーとしてお手伝いさせていただきます。

お見積もり・ご相談はこちら

よくある質問

Q1. オフショア開発のメリットは何ですか?
オフショア開発の主なメリットは以下の通りです:
  • コスト削減:人件費が抑えられるため、開発コストを削減できます。
  • リソース確保:国内での人材不足を補うため、海外の優秀なエンジニアを活用できます。
  • 技術力の向上:最新の技術や知見を取り入れることができます。
Q2. ベトナムをオフショア開発先として選ぶ理由は何ですか?
ベトナムは以下の理由からオフショア開発先として選ばれています:
  • 高い技術力:IT教育が進んでおり、高度な技術を持つエンジニアが多いです。
  • コストパフォーマンス:人件費が抑えられ、コスト対効果が高いです。
  • 親日的な文化:日本の文化やビジネス慣習に理解があり、コミュニケーションが取りやすいです。
Q3. オフショア開発を成功させるためのポイントは何ですか?
オフショア開発を成功させるためには、以下の点が重要です:
  • 明確な要件定義:開発の目的や仕様を明確にし、共有します。
  • 適切なコミュニケーション:定期的なミーティングや進捗報告を行い、情報共有を徹底します。
  • 信頼できるパートナーの選定:実績や評判を確認し、信頼できる委託先を選びます。
Q4. オフショア開発のベンダー選定で重要なポイントは何ですか?
オフショア開発のベンダー選定においては、以下のポイントが重要です:
  • 過去の実績:過去に成功したプロジェクトの経験が豊富であること。
  • 技術力とスキル:プロジェクトに必要な技術や専門知識を持つエンジニアが揃っていること。
  • コミュニケーション力:進捗報告や課題解決の際に円滑にコミュニケーションができること。
Q5. カオピーズのオフショア開発サービスの特徴は何ですか?
カオピーズでは、ベトナムを拠点に高品質なオフショア開発サービスを提供しています。技術力が高く、クライアントとの円滑なコミュニケーションを重視し、プロジェクトの成功に導きます。また、コスト効率を最大限に活かし、迅速かつ柔軟な対応を実現します。
青木 美沙
青木 美沙
事業推進本部

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