海外に業務委託をして行う オフショア開発 は、委託先の国との綿密な連携が開発を成功させるカギとなります。
この委託先の国との連絡やコミュニケーションを支えてくれるのが「ブリッジSE」です。
オフショア開発におけるブリッジSEの役割について解説します。
目次
1. オフショア開発とは
ブリッジSEの役割を知るには、オフショア開発がどのようなものなのかという所から知っておく必要があります。
まずはオフショア開発がどういうものなのか、成功させるにはどうすればいいかを簡単にご解説します。
1-1. オフショア開発とは海外のIT企業や人材に業務委託して行う開発
オフショア開発はインドや中国・ベトナムなど、人件費が日本よりも安い国に業務を委託する開発方法です。
IT開発・システム開発・アプリ開発などの企業があり、人件費の安い国に業務を委託することで、開発にかかる時間やコストを抑えることができます。
オフショア開発が始まった当初は、インドや中国が委託先として選択されることが多かったのですが、最近はベトナムをはじめとした東南アジアの国への委託が主流となりつつあります。
1-2. オフショア開発の成功は、委託先とのコミュニケーションで決まる
オフショア開発は、言語や文化の違う外国へ業務委託をする開発方法です。
言語や文化が違えば、当然仕事に対する姿勢も変わります。
仕事に対する姿勢や、開発するシステムの仕様に対する認識が違うということは、通常の開発よりもトラブルが起きやすいということでもあります。
このトラブルを避けるには、委託先の国との綿密な連絡やコミュニケーションが重要になります。
しかし、開発業務を行いながら連絡やコミュニケーションを取り続けるのは大変です。
開発をスムーズに進めつつ、トラブルを回避するには、委託先と日本との橋渡し役を行う人が必要になります。
ベトナム人の開発者
2. オフショア開発でのブリッジSEの役割
オフショア開発における委託先と日本とのコミュニケーションをとるのが、ブリッジSEです。
このブリッジSEの存在は、オフショア開発の成功のカギを握っているといっても過言ではありません。
オフショア開発におけるブリッジSEの役割を知っておきましょう。
2-1. 委託先の国と依頼者の橋渡し役
ブリッジSEの主な役割は、委託先の国と依頼者との橋渡し役です。
委託先と依頼者の言語や文化の違いを正確に理解し、その上でお互いのコミュニケーションが円滑に行われるようなサポートを行います。
お互いの開発が上手くいくよう、進捗を確認しスケジュールを調節していくのが主な仕事です。
このほか、委託先で依頼者から送られてきた仕様書などの資料の補足説明や、納品物の確認などの仕事も行います。
これらの業務を行うには、委託先の国と日本の両方における言語や文化について深く理解していなくてはなりません。
異文化同士をつなぐための高度なコミュニケーション能力も要求されます。
2-2. 委託先の開発におけるマネージメント
委託先の国と依頼者との橋渡し役に加えて、委託先の開発をマネージメントする業務も行います。
委託先で仕事をする場合、ブリッジSEは開発チームのリーダーとして行動することが多いです。
委託先と依頼者でコミュニケーションを取り、それに合わせてチームのスケジュールを調節していきます。
開発先の生産性を維持し、依頼者が納得できる製品を作っていくのも、ブリッジSEが行う重要な仕事です。
場合によっては、開発先のSEの指導や教育も行う場合があります。
この仕事を行うには、SEとしての能力だけでなく、プロジェクトマネージャーとしての能力や経験も求められます。
ブリッジSEは複数の言語や文化を理解するだけでなく、プログラミングやマネージメントの知識や経験も求められる仕事なのです。
3. オフショア開発ならカオピーズ
様々な能力が要求されるブリッジSEですが、オフショア開発を成功させるためには必要不可欠の存在です。
はじめてオフショア開発に取りかかる場合や、高品質なシステム開発を行いたい場合は、ブリッジSEは必ず必要になります。
カオピーズでは創業してから優秀なブリッジSEの採用と育成に注力しております。
日本語が話せるのみならず、なるべく日本でIT関係の仕事をした経験のある人をブリッジSEとしてアサインします。
その日本語力、日本での就職経験、ITの知識を生かすことで、コミュニケーションを円滑に行い、オフショア開発を成功ることができます。
ソフトウェア開発をはじめとした、幅広い案件に対応できます。
オフショア開発にご興味を持たれた方は、ぜひカオピーズへご相談下さい。