AI駆動開発をオフショアで|開発会社の選び方・支援内容・事例を解説【2026年版】
AI駆動開発(AIDD)を進めたいものの、社内にAIやモダン開発に精通したエンジニアが足りない——。経済産業省の試算では、国内のIT人材不足は2030年に最大で約79万人に達すると予測されており(出典:経済産業省・みずほ情報総研「IT人材需給に関する調査」2019年)、自社採用だけで体制を確保することは年々難しくなっています。さらに情報処理推進機構(IPA)「DX動向2025」(2025年)では、日本企業の85.1%がDXを推進する人材の不足を感じており、米国・ドイツと比べても著しく高い水準にあります。
その解決策として有力なのが、AI駆動開発の知見をもつオフショア開発会社への委託です。本記事では、オフショアに依頼するメリット、ベトナムオフショアが相性の良い理由、そして失敗しない開発会社の選び方をチェックリストで解説します。AI駆動開発そのものの全体像はAI駆動開発とは?をご覧ください。
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AI駆動開発の委託先 選び方チェックリスト(早見表)
AI駆動開発の開発会社は、「AI活用の実績・品質管理・日本語対応・セキュリティ・チーム定着率・コスト透明性」の6つの基準で選ぶのが失敗しないコツです。
| 選定基準 | 確認すべきポイント |
|---|---|
| ① AI駆動開発の実績 | Claude Code・Cursor等の実務経験、AI-SDLC(工程横断でAIを使う仕組み)の有無 |
| ② 品質管理体制 | ISO9001、AI出力を検証するレビュー・テスト体制 |
| ③ 日本語対応 | 技術判断ができるN2以上のブリッジSE(BrSE)が要件定義から参画 |
| ④ セキュリティ | ISO27001・プライバシーマーク、機密保持・情報管理体制 |
| ⑤ チーム定着率 | 同一チームで長期継続できるか、離職率の低さ |
| ⑥ コストの透明性 | 人月単価・見積り根拠の明確さ、追加費用の条件 |
なぜAI駆動開発をオフショアに依頼するのか
AI駆動開発をオフショアに依頼する最大の理由は、深刻化するIT人材不足を、コストを抑えながら解消できる点にあります。主なメリットは次のとおりです。
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 人材不足の解消 | 不足するAI・開発人材を、採用に頼らず外部体制で確保できる |
| コスト最適化 | AIによる工数削減に加え、国内より抑えやすい人月単価 |
| スピード | AI活用に慣れたチームに任せ、立ち上げを短縮できる |
| 一貫した委託 | 要件定義から実装・テスト・運用まで一括で任せられる |
総務省「令和7年版 情報通信白書」によると、生成AIの活用方針を策定している日本企業は49.7%にとどまり、米国(84.8%)や中国(92.8%)に後れを取っています。AI活用に慣れた外部パートナーの活用は、この差を埋めたい企業にとって現実的な手段です。
ベトナムオフショアがAI駆動開発と相性の良い理由
ベトナムオフショアは、若手AI人材の豊富さ・日本語対応・コスト優位性の3点で、AI駆動開発の委託先として適しています。
- 若手AI人材が豊富:平均年齢が若く、生成AIなど新技術の吸収・実装が速い。
- 日本語対応が可能:日本語人材・ブリッジSE(BrSE)を介し、要件定義から日本語で連携できる。
- コスト優位性:国内開発と比べ人月単価を抑えやすく、AIによる工数削減と相乗効果が出る。
オフショア開発全般のメリットや進め方はオフショア開発とは?もあわせてご覧ください。
AI駆動開発の開発会社の選び方【6つの基準】
早見表で挙げた6つの基準を、依頼前に必ず確認しましょう。とくにAI駆動開発は新しい領域のため、「AIを使えます」という言葉だけでなく、実績と品質担保の仕組みまで確認することが重要です。
① AI駆動開発の実績があるか
Claude CodeやCursorなどのツールを実案件で使った経験、そして工程横断でAIを活用する仕組み(AI-SDLC)があるかを確認します。ツール利用と、品質を担保した開発は別物です。
② 品質を担保する体制があるか
AIの出力には誤り(ハルシネーション)が含まれ得ます。ISO9001などの品質マネジメント、そして人によるレビューとテストの体制が整っているかが重要です。
③ 日本語で要件をすり合わせられるか
要件定義の精度がAI駆動開発の成否を分けます。技術判断ができるN2以上のブリッジSEが上流から参画できるかを確認しましょう。
④ セキュリティ・情報管理が万全か
ソースコードや機密情報を扱うため、ISO27001やプライバシーマークの取得、AIツール利用時の情報管理ルールを確認します。
⑤ チームが定着するか
ナレッジの蓄積とAIルールの継続運用には、同じチームでの長期継続が欠かせません。離職率や継続支援の実績を確認します。
⑥ コストが透明か
人月単価や見積りの根拠、追加費用の条件が明確かを確認します。安さだけでなく、品質とのバランスで判断しましょう。
オフショアでAI駆動開発を進める流れ
一般的には、①相談・課題ヒアリング → ②体制・見積り提案 → ③PoC・パイロット → ④本格開発 → ⑤運用・改善、という流れで進みます。進め方の詳細はAI駆動開発の進め方・導入ロードマップをご覧ください。
失敗しないための注意点
- 「AIで安く速く」だけで選ばない:品質担保の仕組みがないと、かえって手戻りが増えます。
- 要件を丸投げしない:目的・優先順位は自社で明確にし、上流から認識を合わせます。
- 小さく始める:いきなり大規模委託せず、PoCで相性と品質を確認します。
- セキュリティ条件を最初に握る:機密情報の扱い・AIツール利用範囲を契約前に確認します。
カオピーズのAI駆動開発・オフショア支援
カオピーズは、ベトナムを拠点にAI駆動開発を支援するオフショア開発会社です。これまで多くの日本企業のシステム開発・DXをご支援してきました。上記6つの選定基準を、次の体制で満たしています。
カオピーズの支援体制
・グループ800名規模、ハノイ・ダナンの開発拠点+日本法人(東京)による一貫支援
・技術判断ができるN2以上のブリッジSEが60名以上常駐、要件定義から日本語で対応
・ISO9001/ISO27001/プライバシーマーク取得、AWS Advanced Consulting Partner・ISTQB Platinum Partner認定
・自社開発のAIエージェント群「KARI AI」によるAI-SDLCで、要件定義〜実装〜テストを横断支援。最終確認は人(Human Review)が担保
・24時間365日の監視・運用サポート、ラボ型/請負型の両方に対応
サービス詳細はオフショア開発・ラボ型開発をご覧ください。体制構築の考え方はAI駆動開発チームの作り方で解説しています。
導入事例
AI駆動開発(SDD・AIツールによるコード/テスト自動生成)を取り入れた、カオピーズのオフショア開発事例をご紹介します。
業種:小売業(酒類・ビール・たばこを中心に扱う小売チェーン。複数の実店舗を運営)
課題:第三者ベンダー提供のPOSレジに依存し、仕様変更・機能追加の自由度が低い状態が続いていました。業務仕様書が存在せず、新システムへ移行するための業務理解の土台が欠けていました。
カオピーズの支援:要件定義フェーズでAIを用いて日本の小売業務を分析し、ビジネスルールやオープン項目を整理。開発フェーズはSDD(仕様駆動開発)で承認済み設計書を起点に進め、AIによるコード生成・テストケース自動生成とヒューマンレビューゲートで品質と効率を両立しました。
技術・体制:Flutter/AWS|21人月・3ヶ月|請負型(PM・チームリーダー・BrSE各1名、開発2名、デザイナー・テスター各1名)
業種:小売業/リユース(宝飾品・ブランドバッグの買取事業。店頭買取・出張買取など多様なチャネルを展開)
課題:買取から在庫管理、出荷までの業務プロセス全体をExcelの手作業で管理しており、ヒューマンエラーの発生や作業負荷が大きい状態でした。データが複数ファイルに分散し、リアルタイムでの状況把握や正確な経営判断が困難でした。
カオピーズの支援:営業のヒアリングシートをもとにAIで業務を分析し、as-is/to-beフローを設計。AIツールでプロトタイプを作成して要件を早期に合意し、SDD(仕様駆動開発)で開発を推進。AIによるコード生成・テストケース自動生成を活用し、買取・在庫・出荷・キャッシュフロー管理を一元化しました。
技術・体制:PHP・JavaScript・VueJS/AWS|18人月・5ヶ月|請負型(PM・チームリーダー・BrSE各1名、開発2名、デザイナー・テスター各1名)
いずれもAI駆動開発(SDD+AIによるコード・テスト自動生成)とヒューマンレビューを組み合わせた事例です。同様の課題をお持ちの場合は、お問い合わせより具体的な事例資料をご請求いただけます。
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- IT人材不足(2030年に最大約79万人)を背景に、AI駆動開発のオフショア委託は現実的な解決策です。
- ベトナムオフショアは、若手AI人材・日本語対応・コスト優位性でAI駆動開発と相性が良い選択肢です。
- 開発会社は「AI実績・品質管理・日本語対応・セキュリティ・定着率・コスト透明性」の6基準で選びます。
- 「安く速く」だけで選ばず、品質担保の仕組みと実績を確認することが失敗回避の鍵です。
- カオピーズは、ISO・N2以上のBrSE・KARI AI(AI-SDLC)を備え、要件定義から運用まで一貫支援します。
よくあるご質問(FAQ)
AI駆動開発はオフショアに依頼できますか?
依頼できます。国内のIT人材不足を背景に、AI駆動開発の知見をもつオフショア開発会社へ、要件定義から実装・品質管理まで一貫して委託する方法が有効です。進め方の設計から相談することも可能です。
AI駆動開発の開発会社はどう選べばよいですか?
AI駆動開発ツールの実務実績、品質管理体制(ISO9001/27001)、技術判断ができるN2以上のブリッジSE、セキュリティ体制、チーム定着率、コストの透明性の6点で比較することが重要です。
なぜベトナムオフショアはAI駆動開発と相性が良いのですか?
若手のAI人材が豊富で新技術の吸収が早いこと、日本語対応が可能なブリッジSEによる連携、国内開発と比べたコスト優位性の3点から、AI駆動開発の外部委託先として適しています。
AI駆動開発をオフショアに依頼する費用の目安は?
費用は体制(ラボ型・請負型)、人数、期間、対象工程により異なります。人月単価は国内より抑えやすい傾向があります。まずは開発内容を共有いただければ、概算見積りをご提示します。
日本語でのコミュニケーションは可能ですか?
可能です。技術判断ができるN2以上のブリッジSE(BrSE)が要件定義から参画し、日本語で要件のすり合わせや進捗管理を行う体制を構築できます。
参考文献
- 情報処理推進機構(IPA)(2025年)「DX動向2025」
https://www.ipa.go.jp/digital/chousa/dx-trend/dx-trend-2025.html - 経済産業省・みずほ情報総研(2019年)「IT人材需給に関する調査」
https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/daiyoji_sangyo_skill/pdf/001_06_00.pdf - 総務省(2025年)「令和7年版 情報通信白書」
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/nd112220.html - 経済産業省(2018年)「DXレポート ~ITシステム『2025年の崖』の克服とDXの本格的な展開~」
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/dx/dx.html
※本記事は当社の見解を含みます。統計値は各出典の公表時点のものです。費用・人月単価は案件により異なります。
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