hero-image
NEWS
オフショア開発費用まとめ|ベトナム活用でコスト削減【2026年最新版】
calendar
2025.06.03
repeat
2026.05.13

オフショア開発費用まとめ|ベトナム活用でコスト削減【2026年最新版】

オフショア開発は、コスト最適化とIT人材確保を同時に実現できる有効な手段です。しかし「実際どのくらいの費用がかかるのか」「国や契約形態によって何が変わるのか」を正確に把握せずに進めると、想定外のコスト増加や品質トラブルにつながります。

本記事では、オフショア開発白書(2025年版)をはじめとした最新データをもとに、国別の人月単価相場・役職別の費用内訳・契約形態別のコスト構造・費用を最適化する実践的なポイントを解説します。稟議資料の作成にも使えるよう、数値と根拠を中心に構成しています。

📄 オフショア開発サービスの費用・体制に関する資料(PDF)を無料でダウンロードいただけます。
資料ダウンロードはこちら →

オフショア開発の料金相場(2026年・白書2025年版)

オフショア開発の費用は、委託先の国・エンジニアの役職・契約形態の3要素で決まります。同じ案件でも、国選びと契約形態の組み合わせ次第でトータルコストが大きく変わります。

オフショア開発 料金相場 2026年最新 国別比較 | Kaopiz

【国別】人月単価の比較(白書2025年版・最新データ)

📊 オフショア開発白書(2025年版)最新単価動向
・人気6カ国のプログラマー平均単価:34万円(前年から下落。インド・フィリピンの単価低下が主因)
・ベトナム:PG・SE・PMが白書2024年版から微増、BrSEは横ばいで安定推移
・市場は「高品質・高単価型」と「低価格・競争型」に二極化が進む
出典:オフショア開発.com「オフショア開発白書(2025年版)」

委託先国 PG人月単価(目安) 特徴
ベトナム 約40〜43万円(微増傾向) コストと品質のバランスが最良。日本語対応人材が豊富。時差2時間
フィリピン 約40〜43万円(下落傾向) 英語が公用語。グローバル展開向きだが日本語対応は限定的
中国 約44〜48万円 技術力は高い。地政学リスクを背景に発注分散の傾向
インド 約48〜55万円(下落傾向) 英語対応・先端技術に強い。日本語対応は限定的
バングラデシュ 約28〜33万円 単価は最安水準。インフラ・品質面でのリスク管理が必要
ミャンマー 約25〜30万円 低価格だが政情不安など安定性リスクを考慮する必要あり

出典:オフショア開発.com「オフショア開発白書(2025年版)」をもとに弊社作成(2026年5月)

【役職別】ベトナムの人月単価(白書2025年版・2026年時点)

委託先がベトナムの場合、役職によって費用は以下のように異なります。白書2025年版ではPG・SE・PMが前年版から微増、BrSEは横ばいで安定しています。BrSEは日本語力とプロジェクト管理スキルが求められるため単価は高めですが、日本語対応の観点では必要不可欠な存在です。

役職 人月単価(2025年版・目安) 前年版比 主な担当業務
プログラマー(PG) 約40〜43万円 微増 ↑ 実装・コーディング
シニアエンジニア(SE) 約49〜53万円 微増 ↑ 設計・レビュー・実装
ブリッジSE(BrSE) 約59〜62万円 横ばい → 日本語対応・要件調整・PM補佐
プロジェクトマネージャー(PM) 約71〜76万円 微増 ↑ 全体管理・進捗・リスク管理
テストエンジニア(QA) 約29〜42万円 微増 ↑ テスト設計・実行・品質保証

出典:オフショア開発.com「オフショア開発白書(2025年版)」をもとに弊社作成(2026年5月)。
※ 白書2025年版ではPG・SE・PMが前年版(PG 39.4万・SE 48.3万・BrSE 59万・PM 70万)から微増、BrSEは横ばいで安定推移。
※ 単価は企業規模・技術スタック・委託都市(ハノイ/ホーチミン/ダナン)により変動します。

2026年時点の注目トレンドとして、上級BrSEの場合、日本側の同等人材(月80万円)と比較してベトナム側は月46万円程度(約42%削減)で確保できるケースが報告されています(出典:DEHA「ベトナムオフショア開発の人月単価相場」2025年)。PM・BrSEなど上流工程人材でも日本国内より大幅にコストを抑えられる点が、ベトナムの強みのひとつです。

【契約形態別】費用の構造と選び方

同じ規模の案件でも、契約形態によって費用の性質が大きく変わります。選択を誤ると想定外のコスト超過につながるため、案件特性に合った形態を選ぶことが重要です。

契約形態 費用の特徴 向いているケース
請負型(成果物保証) 着手前に総額が確定。仕様変更のたびに追加費用が発生 仕様が確定した短期・単発案件(3か月以内)
ラボ型(準委任契約) 月額固定。仕様変更に追加費用なし。長期ほどTCOが低下 6か月以上継続・仕様変動が多いプロダクト開発
タイムチャージ型 工数に応じた課金。費用の透明性が高い 要件が流動的・スモールスタートで検証したい案件
ハイブリッド型 フェーズ別に請負とラボ型を組み合わせ、コスト管理を最適化 設計は請負、開発・保守フェーズはラボ型

白書2025年版では、ラボ型契約の割合が全体の63%を占めており、継続的なリソース確保の重要性が高まっていることを示しています(出典:オフショア開発.com「オフショア開発白書(2025年版)」)。

【実例】ベトナム3名体制・3か月での費用概算(2026年版)

項目 月額概算 3か月合計
エンジニア(3名・PG〜SE) 約126〜129万円(3名×42〜43万円) 約378〜387万円
ブリッジSE(1名) 約60〜62万円 約180〜186万円
管理費・通信費等 約10万円 約30万円
合計(3か月) 約196〜201万円/月 約588〜603万円

※ 白書2025年版の単価(微増後)をもとに弊社試算(2026年5月)。案件規模・技術スタック・委託都市により変動します。

見落としがちな「隠れコスト」として、初期立ち上げ費(50〜200万円)・通信・コラボツールライセンス(Zoom、JIRA等)・保守運用フェーズの費用(開発費の10〜20%/年)があります。総費用(TCO)を正確に把握するために、事前に確認が必要です。

御社の案件規模に合った費用を確認したい方へ

案件内容・期間・チーム規模をお聞かせいただければ、1週間以内に概算見積りをご提示します。初回のお見積りは無料です。

無料お見積り・ご相談はこちら →

オフショア開発費用を最適化する6つのポイント

オフショア開発の費用最適化とは、「単価を下げること」ではなく「総費用(TCO)を下げること」です。表面上の単価が低くても、コミュニケーション齟齬や品質問題による手戻りが発生すると、結果的にコストが増加します。

ポイント①:コストと品質のバランスが最良の国を選ぶ

白書2025年版でも指摘されているように、市場は「高品質・高単価型」と「低価格・競争型」に二極化しており、単価だけで委託先を決めると品質リスクを招きます。ベトナムはコストと品質のバランスが最良と評価されており、初めてオフショアを導入する企業や長期ラボ型を検討している企業に引き続き有力候補です(出典:オフショア開発白書2025年版)。

ポイント②:案件特性に合った契約形態を選ぶ

仕様変動が多いプロダクト開発では請負型を選ぶと「仕様変更のたびに追加費用」が発生し、当初見積もりを大きく超えるケースがあります。6か月以上継続する案件はラボ型(準委任契約)を選ぶことで、仕様変更に追加費用が発生せず、長期的なTCO削減につながります。契約形態の詳細は「ラボ型開発とは?仕組みとメリット・請負との違いを完全ガイド」も参照ください。

ポイント③:要件定義を丁寧に行い「手戻り」を防ぐ

手戻りはオフショア開発における最大のコスト増加要因のひとつです。ユーザーストーリーやワイヤーフレームで要件を具体化し、フロントとバックエンドの機能範囲を明確に定義しておくことで、スコープクリープ(際限ない機能追加)を防ぎます。弊社では、日本語N2以上のBrSEが要件定義の段階から参画し、仕様の取り込み漏れを事前に防ぐ体制を整えています。

ポイント④:進捗管理を構造化し、遅延コストを防ぐ

納期遅延は「チーム人数×人月単価×追加期間」という形で直接コストに跳ね返ります。Jira・Backlogなどのタスク管理ツールとGitによるバージョン管理を導入し、週次スプリントレビュー・日次スタンドアップで課題を早期に発見する体制が必要です。

ポイント⑤:チームの安定性(離職率)を確認する

チームメンバーが入れ替わるたびに「立ち上げコスト(引き継ぎ・ドキュメント整備・スキル習得)」が発生します。ベンダー選定時には年間離職率を必ず確認し、同一チームが継続して担当できる体制を持つ企業を選ぶことがTCO削減に直結します。

ポイント⑥:中長期視点でTCOを評価する

単発の開発コストだけでなく、保守・運用フェーズまでを含めた長期的なTCOで評価することが重要です。ラボ型で長期契約を結ぶことでチームにノウハウが蓄積され、開発スピードと品質が時間とともに向上します。これにより、中長期的には同じ予算でより多くの開発を実現できます。

オフショア開発の進め方|失敗しないための基本ステップ

費用を最適化するためには、進め方の各ステップで正しい判断が求められます。以下の7ステップが基本フローです。

  1. 開発目的の明確化:コスト最適化・IT人材確保・技術力強化のどれが主目的かを経営層と合意する
  2. 要件定義の実施:ワイヤーフレームやユーザーストーリーで要件を具体化し、仕様変動リスクを最小化する
  3. 委託先の選定:BrSEの技術判断力・品質認証・実績事例を個別面談で確認する
  4. 契約形態の決定:仕様確定→請負型、変動あり→ラボ型(準委任)の基本判断軸を持つ
  5. 開発開始・進捗管理:タスク管理ツールで可視化し、定期ミーティングで課題を早期発見する
  6. テスト・検収:UAT(ユーザー受け入れテスト)を業務担当者が主体となって実施する
  7. 納品・運用移行:ドキュメントの完備を確認し、保守フェーズへの移行条件を事前に合意しておく

進め方の詳細は「オフショア開発の流れと進め方|4工程で解説」をご参照ください。

おすすめのオフショア開発会社|なぜカオピーズが選ばれるのか?

カオピーズはコストと品質を両立した日本向けオフショア開発を、創業12年・200社・1,000案件以上の実績で提供しています。

カオピーズ ベトナムオフショア開発会社 概要 | Kaopiz
強み 内容
ハノイ工科大学卒業エンジニア中心 ベトナムトップクラスのIT人材。Java・PHP・TypeScript・Python・AWS・Reactなど幅広い技術スタックに対応
N2 BrSE 60名常駐・1時間ルール 技術判断ができるBrSEが要件定義から参画。課題発生から1時間以内に初動対応しプロジェクトを止めない
ISO9001・ISO27001・Pマーク 品質管理・情報セキュリティの第三者認証。金融・医療・公共分野の要件にも対応実績あり
AWS Advanced Consulting Partner クラウドネイティブ開発・移行・DX推進案件に対応
1名〜スモールスタートに対応 初期リスクを抑えながら小規模から始め、実績に応じてチームを拡大できる柔軟な体制

2026年以降のオフショア開発費用の動向

2026年のオフショア開発費用に影響を与える主な要因は3点です。

  1. 単価の緩やかな上昇継続:ベトナムのITエンジニア平均給与は過去5年で年率約8〜10%上昇しており、2026年以降もこの傾向が続く見通しです(出典:日経クロステック「日本にIT人材『買い負け』懸念」2024年)。早期に長期契約を結ぶことが単価固定リスクの軽減策として有効です。
  2. 円安リスクへの対応:円安が進むと同じドル建て契約の円換算支払いが増加します。為替変動を考慮した予算管理と、長期契約による単価・通貨固定化の検討が重要です。
  3. 「コスト削減」から「戦略的投資」へのシフト:白書2025年版での国内開発の課題1位は「価格」であり、日本国内でのIT人材確保自体が困難になっていることが背景です。「いかに安く外注するか」ではなく「いかに高い技術力を継続的に確保するか」が費用対効果の評価軸になっています。

まとめ|コストと品質を両立するオフショア開発を実現するには

オフショア開発費用を最適化するための要点を整理します。

  1. 白書2025年版でベトナムPGは微増(約40〜43万円)だが、コストと品質のバランスは依然として最良。6カ国PG平均(34万円)を大きく下回る国はリスク管理が必要
  2. 契約形態の選択が費用構造を決定する:仕様変動が多い案件はラボ型(準委任)でTCOを最小化する。2025年版ではラボ型が全契約の63%を占める
  3. 「隠れコスト」を含めた総費用(TCO)で評価する:立ち上げ費・ツール費・保守費を事前に確認する
  4. 要件定義と進捗管理の質が費用対効果を決める:手戻りを防ぐことが最大のコスト削減策
  5. 2026年以降も単価上昇・円安リスクへの対応が必要:長期契約による単価固定化が有効

オフショア開発費用・お見積りのご相談はカオピーズへ

案件内容・期間・規模をお聞かせいただければ、1週間以内に概算見積りをご提示します。初回のお見積り・ご提案は無料です。

無料お見積り・ご相談はこちら →   資料ダウンロード →

よくあるご質問(FAQ)

オフショア開発の人月単価はいくらですか?

白書2025年版では6カ国のプログラマー平均単価は34万円です。ベトナムのプログラマーは約40〜43万円(前年版から微増)、シニアエンジニアは約49〜53万円、BrSEは約59〜62万円(横ばい)、PMは約71〜76万円が目安です(出典:オフショア開発.com「オフショア開発白書2025年版」)。

オフショア開発費用を抑えるには何が重要ですか?

委託先の国選び・契約形態の選択・要件定義の明確化・進捗管理体制の整備の4点が重要です。特に「手戻り」の防止が最大のコスト最適化策です。仕様変動が多い案件はラボ型(準委任契約)を選ぶことでコスト超過リスクを抑えられます。

ベトナムオフショア開発のコスト削減効果はどのくらいですか?

役職・スキルレベルによって異なります。上級BrSEの場合、日本側80万円に対しベトナム側は46万円程度と約42%の削減が可能なケースが報告されています(出典:DEHA「ベトナムオフショア開発の人月単価相場」2025年)。

ラボ型と請負型はどちらがコスト最適化しやすいですか?

仕様が固まった単発案件は請負型が費用管理しやすいです。6か月以上継続する仕様変動が多い案件はラボ型が有利で、仕様変更のたびに追加見積もりが発生しないため長期的なTCO削減につながります。なお白書2025年版ではラボ型が全契約の63%を占めています。

円安がオフショア開発費用に与える影響は?

円安が進むと、ドル建て契約の円換算支払いが増加します。たとえば1ドル150円→160円になると、同じ契約額でも円換算では約6.7%増加します。長期プロジェクトでは為替変動を考慮した予算設計と、長期契約による単価固定化が有効な対策です。

参考文献

  1. オフショア開発.com(2025年)「オフショア開発白書(2025年版)」
    https://www.offshore-kaihatsu.com/faq/tanka.php
  2. DEHA(2025年)「ベトナムオフショア開発の人月単価相場(2025年版)」
    https://deha.co.jp/magazine/offshore-price/
  3. 日経クロステック(2024年)「日本にIT人材『買い負け』懸念、変調するオフショア開発市場に備えはあるか」
    https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00138/082601593/
  4. 経済産業省(2024年)「IT人材需給に関する調査」
    https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/index.html
  5. 経済産業省(2024年12月)「第7回日ベトナム産業・貿易・エネルギー協力委員会」
    https://www.meti.go.jp/press/2024/12/20241220004/20241220004.html

関連記事:

よく読まれている記事

https://kaopiz.com/wp-content/uploads/2026/04/オフショア開発とは?メリット・失敗しない進め方・ベンダー選定のコツを徹底解説.png
ブログ
26.04.14

オフショア開発とは?意味やメリット、失敗しない進め方を紹介

オフショア開発とは何か?定義・メリット・デメリットから、契約形態5種、ベトナム等の委託先国比較、費用相場、導入6ステップまでCTO・IT責任者向けに徹底解説。失敗しない選び方と2026年最新トレンドも紹介。
https://kaopiz.com/wp-content/uploads/2026/03/24365対応-1.png
ブログ
26.03.30

24/365とは?最も効率的なシステム運用を実現する完全ガイド

24/365とは?基本からリスクや具体的な運用内容をわかりやすく解説。自社運用と外注でコストを比較し、最適な選択ができるようになります。
お問い合わせ
このフォームに入力するには、ブラウザーで JavaScript を有効にしてください。
* 必須記入事項
Drag and drop files here or
Upload upto 5 Files. Max File Size: 2 MB
すべての * 必須項目に入力してください。
Table of Content