hero-image
NEWS
インタビューコーナー:アウトソーシング事情と推進活動
calendar
2020.04.22
repeat
2022.11.21

インタビューコーナー:アウトソーシング事情と推進活動

日本法人設立時からの日本人社員で、セールス活動、経営へのアドバイスを担っている有井さんに日ごろから感じていることを伺いました。 

──簡単な自己紹介をお願いします。

4年前(2016年)にベトナム人の友人からフアン社長(日本法人社長)を紹介されました。フアン社長の会社設立の動機に共感し一緒に働きたいと思いました。実は、フアン社長とは親子ほど年齢が離れています。 カオピーズへの入社前は、㈱東芝で火力発電所の建設におよそ30年間携わりました。その後、環境省の補助金を執行する団体におりました。いすれの前職も、今の仕事にはあまり役になっていないように思えます。
ジャパンITウィーク出席

ジャパンITウィーク出席

──カオピーズのような外国系の会社で仕事をする理由を教えてください。

フアン社長の会社設立の動機は、人手不足の日本をベトナムから支援したいという事でした。その素晴らしい動機に、フアン社長の夢をかなえるために少しでも力になりたいと考えています。 ベトナムの若いエンジニアと一緒に仕事をしていると、彼らの人生への向き合い方がとても自然体であると感じ、勉強になります。まさに、毎日刺激が多く、楽しく仕事をさせていただいております。

日本の経済産業省の調査によりますと、2030年までに約60万人のIT技術者が不足すると予測しています。日本企業の今までのアウトソーシング先は主に中国系企業ですが、だんだんベトナム企業のアウトソーシングサービスを利用していくトレンドがあります。これについての意見を聞かせてください。

ベトナム企業がアウトソーシング先として選ばれる機会は、今後ますます多くなると期待しています。 特に、ベトナムは国を挙げてソフトウエア産業を育成しています。ですから、ベトナム国内の優秀な若い人材は、こぞってソフトウエア産業に集まります。日本からみるとうらやましい。と同時に、ベトナム企業とのかかわりを強くすることは、日本の大きな支えになると期待しております。

──ベトナム人のIT技術者についてどのように評価していますか。(仕事に関する態度、レベル、短所、長所等です。)

親日家が多く、考え方や生活習慣などもベトナムと日本で似ている面がたくさんあります。一緒に仕事をしていても面白いです。 ソフトウエアの技術レベルは非常に高く、また勉強家が多いと感じます。ベトナムの大学ではソフトウエアを英語で学ぶと聞きました。ですから、世界の最新技術を、英語でいち早く入手し、導入しようとします。 その反面、「オタクかな」と思う場面に遭遇することもあります。
ジャパンITウィーク出席

ジャパンITウィーク出席

──ベトナム人エンジニアと仕事をするときに気を付けたいことはありますか。

出来るだけコミュニケーションを多くとることだと思います。業務に対する取り組み方、考え方、対応の仕方など、微妙に違うことがあります。しかし、コミュニケーションが多くなると、お互いの理解が深まり、結果として業務もうまくいくと思います。 ベトナム人エンジニアからは、言葉の問題もありますが、なかなか積極的にコミュニケーションを取り難いようです。ですから、日本人から積極的に話しかけてください。しばらくすると、ベトナム人エンジニアからの問い掛けがきっと多くなっています。

カオピーズベトナムにて内部打合せ

──お客様に最高の満足度をもたらすために、わが社には何が必要だと思いますか。

システム開発では、「お客様が何を期待しているかを知り、それに最新技術でどのように解決するかをご提案し、解決していく。」ことが常に求められていると考えます。 ですから、まず、お客様のご要望をきちんと理解し、自分たちが納得することではないでしょうか。そのうえで、自分たちの持つ最高のパフォーマンスを発揮すれば、結果としてお客さからご満足いただけると信じています。

──お客様に提案活動を実施する時、どんな点に注意をしていますか。

ベトナムとか日本とか、できるだけ意識しないように心掛けています。 カオピーズに入社した当初は、会社をご紹介させて頂く際に、オフショア会社です、ですから・・と切り出していました。しかし、最近は、システム開発会社です、とご紹介しています。 お客様にとっての最適なご提案ができ、それを速く確実に実現する、そういう会社であるという気持ちを込めて、ご提案しております。
ジャパンITウィーク出席

ジャパンITウィーク出席

番外編

ベトナムの料理というと、フォー、生春巻き、バインミーなどが思い浮かびます。しかし、ベトナムの人に聞くと、ブンチャーが好きという人が多いです。ブンチャーはあまり日本のベトナム料理店でもメニューにありません。 ハノイ本社から歩いて5分ほどの所に、地元のおじさんがやっているブンチャー屋さんがあります。バイクの走る道端の小さな椅子に腰かけて待っていると、おじさんがハサミで麺を切り分けてくれます。 えっ!? でも、この店のブンチャーは絶品です。特にスープがおいしい。是非一度、ご賞味ください。

おススメベトナム料理

カオピーズ5年周イベント

カオピーズ5年周イベント

メンバーと懇親会

メンバーと懇親会

メンバーと飲み会

メンバーと飲み会

箱根へ遠足

箱根へ遠足

よく読まれている記事

https://kaopiz.com/wp-content/uploads/2024/11/勘定系システム.png
ブログ
24.11.20
勘定系システム | 導入メリットとクラウド型の利点を徹底解説
勘定系システムとは、会計や決済業務を効率化し、データを一元管理するための基盤となるシステムであり、日々の取引や決算業務を支える重要な役割を果たしています。この記事では、「勘定系システムとは何か?」をはじめ、クラウド型勘定系システムの特徴や導入のメリットについて詳しく解説します。
https://kaopiz.com/wp-content/uploads/2024/11/HP-41.jpg
ブログ
24.11.18
金融システムとは|基礎知識から開発方法まで徹底解説
銀行や証券取引所のように「お金のやり取り」を支える場所では、毎日多くの取引が行われています。これらの取引を滞りなく進めるためには、金融システムが不可欠です。今回は、金融システムの基本的な知識から、開発方法に至るまでをわかりやすくご紹介します。
https://kaopiz.com/wp-content/uploads/2024/11/HP-40.jpg
ブログ
24.11.15
情報系システムと基幹系システム:システム選定のポイントと活用の違い
企業の成長に伴い、業務を支えるシステムの役割も多様化しています。中でも「情報系システム」と「基幹系システム」は、企業運営に欠かせない二大要素です。本記事では、情報系システムと基幹系システムの具体的な役割と特徴、さらに導入する際に考慮すべきポイントについて詳しく解説します。