【2023年】 AIトレンド 10選!ノーコードからイラストAIまで
「 AIトレンド を知りたい」
「 ノーコード開発やChatGPTについて知りたい 」
「AIの導入方法を知りたい」
新しいビジネスにAIを取り入れたいけど、何から始めればよいかわからないという方も多いのではないでしょうか?
今回はAI活用を検討されている方に向け、最新 AIトレンドと導入方法を解説します。
この記事を読めばAIへの理解が深まり、AI導入を一歩前進させることができます。
AIモデルの研究開発を行うベトナムのオフショア開発会社カオピーズがお届けします。
目次
- AIの今~第3次AIブームと第4次産業革命~
- AIトレンド10選【2023年最新】
- ジェネレーティブAI(イラストAIやChatGPT)
- ノーコードAI
- オープンソースAI
- AIとNFT
- AIとメタバース
- AIとデジタルツイン
- NLP(自然言語処理)
- RPA(業務自動化)
- 説明可能なAI(Explainable AI/XAI)
- マルチモーダルAI
- AI導入パターン
- AI導入手順
- まとめ:AI開発はカオピーズにお任せください!
1. AIの今~第3次AIブームと第4次産業革命~
AI(人工知能:Artificial Intelligence)は1950年代から様々な研究が行われてきましたが、歴史が大きく動いたのが2012年です。
トロント大学の深層学習(ディープラーニング)搭載AIが、コンテストで2位以下にダントツの差を付けて優勝し、研究者に衝撃を与えました。
2023年の現在も、ディープラーニング・マシンラーニング技術が進化を続けています。
このようなAIの現状は「第3次AIブーム」「第4次産業革命」とも呼ばれ、時代の大きな転換点になっています。
2. AIトレンド 10選【2023年最新】
今回は、2023年最新の「AIトレンドワード」10選をご紹介します。
2.1 ジェネレーティブAI(イラストAIやChatGPT)
ジェネレーティブAI(Generative AI:生成AI)は、テキストなど簡単な入力を与えると、それにマッチした文章や画像をAIが自動生成するものです。
ジェネレーティブAIの種類は以下の通りです。
活用事例
ジェネレーティブAIは多くのサービスで活用されており、代表的な事例には以下のようなものがあります。
- 広告チラシ・Webサイト用ロゴをAIで自動生成して経費削減
- ChatGPTを使用して、社内マニュアルを自動生成
2.2 ノーコードAI
ノーコードAIとは、コードを一行も書かずにAI開発を行う手法です。
ノーコードAIのプラットフォームとして有名なのは、Amazon SageMakerや Azure MLです。
※関連記事:AWS か Azure か: 大手クラウドサービス会社の徹底比較【最新版】
活用事例
ノーコードAIプラットフォームを利用すれば、専門家でなくても以下のようなAI機械学習による分析をビジネスで活用できるようになります。
- 商品配達時間の予測
- 過去の売上や天候データから最適な在庫数を予測
※関連記事:DXもビジネスも加速させる「ローコード・ノーコード」とは?ローコード・ノーコードアプリ開発の将来
2.3 オープンソースAI
AIモデルを一から開発するのは非常に困難なため、AI開発では事前に学習を済ませた「事前学習済みAIモデル」の活用が一般的です。
これらのAIモデルは、オープンソースで世界中の開発者に無料で公開されています。
有名なオープンソースAIには、Googleの「TensorFlow」などがあります。
※関連記事:ディープラーニングフレームワークの比較:TensorFlow vs. PyTorch ― 知っておくべきこととは!
活用事例
弊社カオピーズでは、これらオープンソースAIを活用しAI画像認識の研究開発を行っています。
実際に、カウントアプリシステムやAI-OCRエンジン「Yomokka」などの製品をリリースしています。
※関連記事:【カオピーズの独自技術】 AI画像認識・画像処理による個数カウントソリューション
2.4 AIとNFT
NFTは唯一無二のデジタル資産で、改ざん不可能なデジタルアートとしてOpenSeaなどのNFTマーケットプレイスで売買されています。
NFTとAIを融合させることで、新たな価値の創造が行われています。
- AIで生成した動画や音楽をNFTとして売買する
- NFTマーケットプレイスにAIによるマッチングサービスを追加
活用事例
NFTマーケットプレイスのHINATAでは、AIが生成した画像をアーティストがリライトする取り組みが行われており、AIとクリエイターのコラボレーションが進んでいます。
2.5 AIとメタバース
メタバースとはコンピュータで構築された3Dの仮想空間で、有名なメタバースには、NFTゲーム「Axie Infinity(アレックスインフィニティ)」などがあります。
メタバースにAI技術を活用すれば、仮想空間での活動はよりリアルなものになります。
AIによるリアルなアバター作成・AIアバターとのチャットなど、様々な機能が開発されています。
活用事例
Forbes JAPANの記事によれば、メタバースの学校「MEキャンパス」で学習アドバイスをするAIアバターが導入されることが発表されています。
2.6 AIとデジタルツイン
デジタルツインとは、センサー機器などから得た現実世界の情報を、そっくりそのまま仮想空間に再現する取り組みで、その土台となっている技術がIoTとAIです。
IoTによるデータ収集とAIによるデータ分析を組み合わせ、製造ラインの故障原因究明や出荷数予測が自動化されています。
活用事例
デジタルツインは、政府・自治体・民間などあらゆる組織で活用が進んでいます。
日本国内の有名なデジタルツインプロジェクトには、国交省の「PLATEAU(プラトー)」・東京都の「デジタルツイン実現プロジェクト」があります。
2.7 NLP(自然言語処理)
「NLP:Natural Language Processing(自然言語処理)」とは、人間の日常会話や論文などの文章をAIで処理する技術です。
NLPの身近な例に、チャットボットやGoogle翻訳、スマホ等での文字予測変換があります。
活用事例
Amazonのスマートスピーカー「Alexa」やAppleの「Siri」などはNLP技術によって構成されています。またAmazonなどのECサイトでは、ユーザーの商品レビューで頻繁に使われる単語がピックアップ表示されるようになっています。
※関連記事:AIスピーカー「Alexa」を活用したホテル業務システム構築支援
2.8 RPA(業務自動化)
「RPA:Robotic Process Automation(業務自動化)」とは、人間の知的な作業をAIで自動化する取り組みです。
AIが医師の代わりにレントゲン画像を解析したり、請求書や契約書などのチェックを自動化したりする取り組みが行われています。
活用事例
RPAの代表例に「UiPath(ユーアイパス)」があります。
UiPathは業界トップシェアを誇るツールで、データ入力・メールマーケティングなど様々な業務プロセスを自動化することができます 。
※関連記事:RPAツール おすすめ9選(有料・無料)【2022年最新版】
2.9 説明可能なAI(Explainable AI/XAI)
これまでのAIによる機械学習では、「なぜAIがそう判断したか」がわからない点が大きな課題でした。
この課題を解決する技術が「XAI」です。
XAIは、どのデータを基に予測・認識を行ったのかを人間にわかる形で提示します。
これによりAIに対する信頼性が高まり、AI技術の導入が大きく加速しています。
活用事例
Googleの「Explainable AI」は、既にGoogleの様々なサービスに組み込まれています。
また、プログラミング言語Pythonのライブラリで、XAIを実装できるものがリリースされています。
2.10 マルチモーダルAI
「マルチモーダルAI」とは、文字・画像・音声など複数の入力から学習を行うAIです。
人間のように、顔や声の調子から「その人が怒っているのか」などを総合的に判断するAIの開発が進んでいます。
活用事例
動画コンテンツの映像と音声をマルチモーダルAIで解析し、不適切な内容でないかを判断するシステムが実用化されています。
3. AI導入パターン
AI導入方法は、企業により様々です。
ここでは、代表的な導入パターンを3つご紹介します。
3.1 パターン1:自社AIエンジニアのみで開発
自社でAIエンジニアを確保し、オリジナルのAIモデルを開発するパターンです。
技術とノウハウを社内に蓄積しながら、オリジナルのAIモデルを構築できます。
3.2 パターン2:自社AIエンジニアが不足
自社AIエンジニアが不足している場合、AI開発企業とラボ型契約を結び開発する方法があります。
半年から一年契約でAIエンジニアを確保するやり方で、期間限定の専属開発チームを編成することができます。
※関連記事:ラボ型開発についての知っておくべきこと – 特長を徹底解説!【必見】
3.3 パターン3:ITに詳しくないがAIを導入したい
自社にAIに詳しい人材がいない場合、AI開発企業への依頼が有効な手段です。
アイディア段階から相談でき、企画・開発・運用をトータルでサポートしてもらえます。
4. AI導入手順
最後に、AI開発企業を活用する場合のAI導入手順について解説します。
AI開発企業探し
AI開発企業はインターネット検索で探すのが一般的です。
AI開発実績のある企業を2~3社ピックアップし、問い合わせフォームや電話でコンタクトをとるとよいでしょう。
打ち合わせ・ヒアリング
開発企業と実際に打ち合わせをすると、具体的なイメージがつかみやすくなります。
アイディアの実現可能性や課題などをAIエンジニアと共に洗い出し、サービス要件を明確にしていきます。
PoC実証実験
アイディアの実現性が確認できれば、実際にAIを使ってデモンストレーションを行います。
この段階で効果が確認できれば、スケジュールや見積もりなどの交渉に移ります。
※関連記事:【ただいまPoC無料実施中】 AI研究開発 ならカオピーズで!
5. まとめ:AI開発はカオピーズにお任せください!
今回は、2023年最新のAIトレンドについて解説しました。
- ノーコードAIやジェネレーティブAIがトレンド
- AI導入方法は自社AI人材の状況で異なる
- AI人材不足なら開発企業への相談もおすすめ
AIの研究開発を行う弊社カオピーズでは、AIに関する様々なご質問を受け付けております。
ベトナムトップクラスのAIエンジニアがリーズナブルな価格でAI開発を承りますので、お気軽にお問い合わせください。