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AIチャット | 無料サイトやアプリ作成方法を紹介【徹底解説】
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2023.06.23

AIチャット | 無料サイトやアプリ作成方法を紹介【徹底解説】

「AIチャットについて知りたい」
「無料で使えるAIチャットボットを知りたい」
「ChatGPTを活用したアプリを作りたい」
AIチャット ボットを導入したいけど、自社に合った活用法がわからないという方も多いのではないでしょうか?
今回はそのような方に向け、おすすめのAIチャットサイトから開発方法まで徹底解説します。

AIチャット徹底解説!無料サイトからAzure・AWSによる導入法をわかりやすく紹介します

この記事を読めばAIチャットへの理解が深まり、自社に合った活用法・開発方法を選べるようになります。
AIモデルの研究開発を行うベトナムのオフショア開発会社カオピーズが解説します。

目次

1. AIチャットとは?~チャットボットの種類と仕組み~

AIチャットとは?チャットボットとの違いや仕組み

「AIチャット」は「AIチャットボット」とも呼ばれ、ユーザーからの問い合わせに対しAI(人工知能)が自動で回答するシステムです。
メーカーのサイトやECサイトで多く活用されており、24時間いつでも問い合わせ対応できるためユーザーの利便性が飛躍的に向上します。
また、コールセンターなどの人員にかかる負担減にもつながるため、企業側にとっても大きなメリットがあります。
チャットボットにはAI非搭載のものとAIチャットボットの2種類あり、できる事や仕組みが異なります。

1.1. チャットボット(AI非搭載)

AI非搭載のチャットボットは、「キーワード型」と「シナリオ型」が基本的な仕組みです。
キーワード型は、質問内のキーワードにマッチした回答を選択するものですが、回答候補が多いと間違った回答をすることもあります。
シナリオ型はユーザーに「Yes/No」を選択してもらうことで回答の精度を上げる手法ですが、煩雑な操作が課題といえます。
課題はあるものの、質問の内容が限られているのであればAI非搭載チャットボットは有効な選択肢です。

1.2. AIチャット ボット(AI搭載)

AIチャットボットは従来の課題を解決し、より人間に近いサービスを提供できるツールとして様々な分野で活用が進んでいます。
AIチャットではAIの自然言語処理(NLP)により、「価格は?」「値段は?」「いくら?」など表現のゆれにも対応できるようになりました。
また、過去の会話の意味や文脈をAIが機械学習(ML)で分析するため、使えば使うほど回答の精度が向上します。
従来のチャットボットでは多くのユーザーが質問途中で離脱していましたが、AIチャットにより離脱率が大幅に低下しました。

2. おすすめのAIチャットサイト【無料】

おすすめの無料AIチャットサイトを紹介:ChatGPT・Bing・Bard・AIチャットくん・AIチャットちゃん

ここから、無料で使えるおすすめのAIチャットサイトを5つご紹介します。
AIチャット導入前に、実際に使用して回答の精度や使い心地を比較検討してみるとよいかもしれません。

2.1. ChatGPT (AI非搭載)

ChatGPTはアメリカの企業OpenAI社が2022年11月に公開した、最も有名なAIチャットボットです。
GPTは「Generative Pre-trained Transformer(生成可能な学習済みの変換器)」の略で、Web上の大量のデータを学習したAIモデルです。

名称 ChatGPT
開発元 OpenAI
使用エンジン GPT-3.5、GPT-4
ブラウザからの利用 https://chat.openai.com/
スマホアプリ 【iOS版】2023/5/26よりリリース
【Android版】近日公開(2023/6/1現在)
料金 【無料版】誰でもGPT-3.5が利用可能
【有料版】月額20ドルのChatGPT PlusでGPT-4が利用可能
特徴 ・Microsoft BingなどのMicrosoft製品への組み込みが進んでいる
・2021年9月までの情報しか学習していない(2023年6月現在)
・API(有料)を使用すれば任意のアプリから利用可能

2.2. Bing

Bingはマイクロソフト社開発の検索エンジンで、2023年2月よりOpenAIが開発したGPT-4が搭載された「Bing AI」の提供が開始されました。
BingではChatGPTで有料のGPT-4を無料で使えるため、利用者が急増しています。

名称 Microsoft Bing
開発元 Microsoft
使用エンジン Bing AI(GPT-4を使用)
ブラウザからの利用 https://www.bing.com/
スマホアプリ 【iOS版】あり
【Android版】あり
料金 無料版のみ
特徴 ・ChatGPTだと有料の「GPT-4」が無料で使える
・利用にはMicrosoftアカウントが必要
・Bingの検索技術とGPT-4を掛け合わせた回答が得られるのが魅力

2.3. Bard

Bard(バード)はGoogleが開発したAIチャットで、2023年3月より提供が開始されました。
ChatGPTの対抗馬として注目されていますが、試験運用中のため生成される情報の精度には限りがあります。

名称 Bard
開発元 Google
使用エンジン PaLM2
ブラウザからの利用 http://bard.google.com/
スマホアプリ なし
料金 無料 /td>
特徴 ・Bardは「詩人」を表す言葉
・試験運用中の段階(2023/6月現在)
・最新のWeb情報を学習している

2.4. AIチャットくん

AIチャットくんは日本企業piconが開発したAIチャットで、LINEに友達追加するだけでChatGPTを利用できます。
リリース後1カ月で100万人登録を突破し、2023年6月現在160万人以上が利用しています。

名称 AIチャットくん
開発元 株式会社picon
使用エンジン GPT-3.5-turbo
ブラウザからの利用 不可(LINEアプリから友達登録して使用)
スマホアプリ 【iOS版】あり
【Android版】あり
料金 【無料版】一日5通まで
【有料版】月額980円 年額9,800円 /td>
特徴 ・LINEで誰もが簡単にChatGPTを使える
・QRコードから友達追加するだけ

2.5 AIチャットちゃん

AIチャットくんと同様、LINEからChatGPTを利用できるサービスですが開発・運営元は異なります。
メッセージ数無制限・キャラクター設定などの独自の機能がありますが、今のところ登録者数でAIチャットくんにリードされています。

名称 AIチャットちゃん
開発元 株式会社Second hand
使用エンジン GPT-3.5-turbo
ブラウザからの利用 不可(LINEアプリから友達登録して使用)
スマホアプリ なし
料金 無料
特徴 ・メッセージ数無制限でChatGPTを使える
・QRコードから友達追加するだけ
・キャラクター設定するとAIに人格を設定できる
・AIチャットくんとは別サービス(開発会社も異なる)

3. AIチャット でできること

AIチャットを使用すればお客様対応、ヘルプデスクなどが実現できます

AIチャットの主な活用法には、「お客様対応」「社内ヘルプデスク」の2種類があります

3.1. お客様対応

AIチャットへの質問でお客様の疑問が解消されれば、カスタマーサポート部門の負担が減り業務効率化が実現可能です。
「電話がつながらない」「メール返答が遅い」といったクレームも解消され、顧客満足度や成約率アップにつながります。
また、会社の公式LINEアカウントなどにAIチャットを設置すれば、ユーザーとの接点が増え営業ツールとしても活用できます。

3.2. 社内ヘルプデスク

バックオフィス部門のヘルプデスクとしてAIチャットを導入することも効果的です。
AIチャットと人事システムを連携させれば、「結婚の手続きをしたい」「ボーナスの支給はいつ?」などよくある質問に自動で回答ができます。
人事・経理・総務などバックオフィス全体でAIチャットを導入し、業務コスト50%減に成功した例もあります。
Slackなどの社内ツールにAIチャットを設置すれば、社員はスマホで自己解決できるようになるため、大幅な業務効率化が図れます。

4. AIチャット アプリの作り方~API・Azure・AWSの活用~

AIチャットアプリの作り方:OpenAI-API・Azure・Amazon-Lexの活用

最後に、おすすめのAIチャットアプリ開発手法を3つご紹介します。

  • OpenAI API(オープンエーアイ・エーピーアイ)
  • Microsoft Azure(マイクロソフト・アジュール)
  • Amazon Lex(アマゾン・レックス)

個人で開発したいのであれば「OpenAI API」、本格的にシステム構築したいのであれば「Microsoft Azure」「Amazon Lex」の活用がおすすめです。
「Microsoft Azure」「Amazon Lex」はどちらも世界中で実績のあるクラウドサービスで、デプロイの早さ・料金・拡張性・セキュリティに優れています。

※ 関連記事:AWS か Azure か: 大手クラウドサービス会社の徹底比較【最新版】

4.1. お客様対応

「OpenAI API」は開発者向けに公開されているAPIで、Pythonなどのプログラミング言語からChatGPTの機能を利用できます。
OpenAIにアカウント登録しAPIキーを発行すれば誰でも利用開始できますが、利用には料金が掛かります。
料金は利用頻度に応じて変動する従量課金制で、APIを使ったリクエストが多ければその分課金されるシステムです。

4.2. Microsoft Azure

マイクロソフトのクラウドコンピューティングサービス「Azure」には、AIチャットシステム開発環境が2種類あります。

Azure OpenAI Service
Azure OpenAI ServiceはマイクロソフトとOpenAIの共同開発によって生み出されたサービスで、GPTを始めとしたOpenAI社のAIモデルを複数利用できます。
前述のOpenAI APIとの大きな違いは、クラウドサービスならではのセキュリティ・安定稼働が担保される点です。

Azure Bot Service
Azure Bot Serviceは、マイクロソフトが提供するAIチャット用の統合開発環境です。
専門知識が要らずローコードでAIチャットボットを構築でき、Facebook、Slack、 Twitter などとの連携も容易です。
他のマイクロソフト製品との接続も可能で、Microsoft365・Microsoft TeamsなどからAzure Bot Serviceを呼び出すこともできます。

4.3. Amazon Lex

Amazon LexはAWS(Amazon Web Services)が提供するAIチャット構築サービスで、クラウド上にAIチャットボットを素早くデプロイできます。
音声アシスタント「Amazon Alexa」で使用されているAIと同じテクノロジーを使用でき、チャットと音声両方に対応できるAIチャットを構築可能です。
世界中の企業で多くの導入実績があり、コールセンターの音声アシスタントや日常的なリクエストを処理するチャットボットとして活用されています。

5. まとめ:AIチャット導入ならカオピーズ!

今回は、AIチャットについて解説しました。

  • 無料で使えるAIチャットサイトは主に5つ
  • AIチャットで業務効率化が実現できる
  • Azure・Amazon Lexを活用すると導入がスムーズ

AIチャットサービスは、ECサイトやカスタマーサポートなど幅広い分野で活用が進んでいます。
大変便利である反面、新しい技術であるため導入にはAIエンジニアなど専門家のサポートが欠かせません。

弊社カオピーズでは、AIチャットを活用したシステム開発のご相談を随時受け付けております。
AIチャット導入でご不明点・疑問点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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